第31話　少女と選定終了

　
「それでは、選定試験を終了する。なお、一定以上のチップを持たずに離脱したもの、目標をかばい戦線を離脱しなかったものは、スコアを大幅に減点する。なお、スコアと選定結果は後日、君たちのマイクロチップにて送信する。以上だ。」

　「承知しました！！」

　長かったああああ！！でもちゃんとクリアできたし、あとは明日の結果を待つだけかあ！！ふううううー久しぶりにカリーナさんに会いたいなあ。会いに行こうかなっと。

　「ナギちゃん。何だか表情が明るいわね。ふふっ。」

　「おっ、ナオミん！」

　「ナオミん？私の名前でしょうか。」

　「そっ！まあいいやナオミんも元気そうだけど、クリアできたの！？」

　「フフフッそれは明日のお楽しみ、ですわ。」

　それもそうだ、あっ、でもマシューが居ないなあ、まああいつなら大丈夫でしょ！　よーし、14階層いこーっと！！

　「許可証。もしくは面会人を。」

　「はい、カリーナさんに会いたいのですが。」

　「ああ、あのα部隊のカリーナか。現在彼女は任務に就いている。当分は施設には戻らない。すまないが、立ち去りたまえ、」

　「えええ、そんなあ。だから、メールしても全然出なかったのかああ。はい。承知しました。」

このマイクロチップとか言われたそれはメールは出来ても、通話が出来ない。てか、宙の液晶画面を使うのむずかしくて、誤字に誤字が重なって、、

せっかく14階まで来たのに、まあこういう日もあるよね、軍人だし、忙しいんだろうなあ。私は自分の部屋に戻ってゴワゴワしたベッドで爆睡した。

　＊＊＊

　選定試験とスコアに基づいた順位が発表された。
「それでは選定試験の結果とスコアの順位だ。残るは本試験のみになる。選定試験が終わったからといって、気を抜くなよ。では以上だ。」

　えっーと私の名前は、、、あった！

　序列１位：　シンリ　判定：シューター、ランナー、オペレーター、ヒーラー、ストライカー、ディフェンダー

　序列２位：　レイン　判定：オペレーター、シューター、ディフェンダー

　序列３位：　ナオミ　判定：ヒーラー、シューター

　序列４位：　サビ　判定：　ストライカー

　序列５位：　ナギ　判定：　ランナー、ストライカー

　序列６位：　コルネロ　判定：　ディフェンダー、オペレーター

　序列７位：　ゾローグ　判定：　ディフェンダー




　序列２１位：　マシュー　判定： n/a

　私の判定結果にも驚いたが、それ以上にマシューが最下位？それにn/aってわからないってこと？どうなってるの？