第7特区

Ananclus

第3話 抹殺者②

人型は比較的に楽な方だ。全体が細身で作られており、全長も人間とさほど変わらない、全長は1.8mほど。

主な兵装はアームに付いている小型の銃と、背中から放たれる拡散ミサイル。どちらも対処が解れば簡単に往なせる。

 「いやー隊長。少し余裕あるなら手伝ってくださいよ。」

 「お前らなら大丈夫だろ。信用してる、それに俺がいる限りは、、」

 「”人は死なせない”。ですよね隊長?センリ隊長を困らせないのサルマーは。全く、これだから男は。」

 「作戦を、早く、終わらせ、たい。」

 「こちら、チームα。東側の居住区にて敵の沈黙を確認。」
 
 戦況を司令部に伝える。

 「司令部。了解した。では、そのまま東側から階層を下り第3階層の制圧を。健闘を祈る。」

 「チームα。了解。上からの指令だ。ハルト、カリーナは居住区の裏側から、回って防衛ラインへ、サルマーは俺と一緒にこのまま中央を突破する。」

 「了解!」

 そうだ、何も心配いらない。後何回、敵を駆逐すればいいのか、そんな事を考えている暇などないのだから。


 !!! 
 なんだこの気配は?
 人、だと?俺らより先に、民間人が生きてるのか?くそ、場所は、あっちか!!
 
 「ちょっと、隊長!!急にどうしたんですか!」

 「パワーフロー安定、フレームリンク同調率最適化、オールグリーン。」
 もっと速く、間に合ってくれ!

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