最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第288話 新たな仲間
「あー、記憶がないからなんとも言えないけど多分このレベルフリーってスキルのおかげだと思うぞ」
俺は99が限界値のはずのレベルが117756もある理由を語る。
「あと経験値1000倍と必要経験値1/4250も関係してるだろうな」
「それにしたって異常だわっ」
「こんな奴がこの世にいたとはな」
「す、すごい……」
ローレルとエライザとビアンキは息をのんだ。
「ね、ねぇビアンキ。たしかにこいつレベルフリーってスキル覚えてるわよ。ってなるとこいつが勇者ってことなの?」
「ええ、そうなるわね」
「つまりサクラは異世界から来た人間ということか」
「いや、ちょっと待ってくれ。俺が異世界から来たって本当なのかっ?」
俺はエライザの言葉に疑問を投げかける。
「ビアンキの天啓によると間違いないだろうな」
「いやいや、そもそもビアンキが授かったっていう神からの啓示? それも本当のことなのか?」
神がどうとか信仰がどうとか俺には縁遠い話なのでいまいち信用できない。
すると、
「私が嘘をついていると言うのですかっ?」
俺の発言に腹を立てたのかビアンキは声を大にした。
鋭い眼差しで俺を見据える。
「いや、そうは言ってないけどさ……」
「神からの啓示はたしかにありました。そしてその内容はさっき話した通りです。私の話には嘘偽りもありませんっ」
「わ、わかったよ。ちょっと訊いてみただけだって、別に疑ってはいないさ」
ビアンキのうるんだ瞳に俺は少したじろいでしまった。
見ると俺の失言を責めるようにしてローレルとエライザが俺をにらみつけてきている。
「悪かったよビアンキ……それで、俺が異世界から来た勇者だとしたらなんなんだ? 俺をもとの世界にでも帰してくれるのか? それともなくした記憶を呼び覚ましてくれるのか?」
「残念ながら私にはそのような力はありません」
「じゃあ――」
「私があなたに出来ることは生涯をかけておそばに仕えることだけです」
「……え?」
☆ ☆ ☆
「それってどういう……?」
「あんたバカなのっ? ビアンキはあんたを勇者だって認めたから仕えるって言ってんのよっ」
ローレルが人差し指で俺の目を刺さんばかりの勢いで言い放つ。
「仕えるって俺と一緒に行動するってこと? ずっと?」
「ああ、そういうことだ」
と俺を見下ろすエライザ。
「いや、やっぱりよくわからない。俺と一緒にいてなんの意味があるんだ? ビアンキになんの得があるんだよ」
「損得の問題ではなく信仰の問題です。私は神に仕える神官です。その神があなたに仕えろとおっしゃったのですから私はそのようにいたします」
「俺が拒否したら?」
「それでも私はあなたについていきます」
盲目的に神を信じているビアンキはまったく揺るがない。
「拒否などわたしがさせないさ」
エライザは背中の大剣に手をかけて言った。
「え、もしかしてエライザたちもついてくるのか?」
「当然だ。ビアンキは仲間だぞ、昨日今日会ったばかりの男と二人きりになどさせられるか」
「ってことでこれからよろしくねっ」
ローレルは俺に向かってウインクをしてみせる。
「サクラさんのことは今から勇者様と呼ばせてもらいます。私は勇者様が世界中の人々から尊敬される勇者様になることを願っています。それでは末永くよろしくお願いしますね、勇者様」
「いや、ちょっと待って……」
「あっそうそう。もしあんたが逃げたら婦女暴行犯ってことにしてあんたを世界の果てまで追い詰めてやるから逃げない方がいいわよっ」
「なっ!?」
…………勘弁してくれ、神様。
俺は99が限界値のはずのレベルが117756もある理由を語る。
「あと経験値1000倍と必要経験値1/4250も関係してるだろうな」
「それにしたって異常だわっ」
「こんな奴がこの世にいたとはな」
「す、すごい……」
ローレルとエライザとビアンキは息をのんだ。
「ね、ねぇビアンキ。たしかにこいつレベルフリーってスキル覚えてるわよ。ってなるとこいつが勇者ってことなの?」
「ええ、そうなるわね」
「つまりサクラは異世界から来た人間ということか」
「いや、ちょっと待ってくれ。俺が異世界から来たって本当なのかっ?」
俺はエライザの言葉に疑問を投げかける。
「ビアンキの天啓によると間違いないだろうな」
「いやいや、そもそもビアンキが授かったっていう神からの啓示? それも本当のことなのか?」
神がどうとか信仰がどうとか俺には縁遠い話なのでいまいち信用できない。
すると、
「私が嘘をついていると言うのですかっ?」
俺の発言に腹を立てたのかビアンキは声を大にした。
鋭い眼差しで俺を見据える。
「いや、そうは言ってないけどさ……」
「神からの啓示はたしかにありました。そしてその内容はさっき話した通りです。私の話には嘘偽りもありませんっ」
「わ、わかったよ。ちょっと訊いてみただけだって、別に疑ってはいないさ」
ビアンキのうるんだ瞳に俺は少したじろいでしまった。
見ると俺の失言を責めるようにしてローレルとエライザが俺をにらみつけてきている。
「悪かったよビアンキ……それで、俺が異世界から来た勇者だとしたらなんなんだ? 俺をもとの世界にでも帰してくれるのか? それともなくした記憶を呼び覚ましてくれるのか?」
「残念ながら私にはそのような力はありません」
「じゃあ――」
「私があなたに出来ることは生涯をかけておそばに仕えることだけです」
「……え?」
☆ ☆ ☆
「それってどういう……?」
「あんたバカなのっ? ビアンキはあんたを勇者だって認めたから仕えるって言ってんのよっ」
ローレルが人差し指で俺の目を刺さんばかりの勢いで言い放つ。
「仕えるって俺と一緒に行動するってこと? ずっと?」
「ああ、そういうことだ」
と俺を見下ろすエライザ。
「いや、やっぱりよくわからない。俺と一緒にいてなんの意味があるんだ? ビアンキになんの得があるんだよ」
「損得の問題ではなく信仰の問題です。私は神に仕える神官です。その神があなたに仕えろとおっしゃったのですから私はそのようにいたします」
「俺が拒否したら?」
「それでも私はあなたについていきます」
盲目的に神を信じているビアンキはまったく揺るがない。
「拒否などわたしがさせないさ」
エライザは背中の大剣に手をかけて言った。
「え、もしかしてエライザたちもついてくるのか?」
「当然だ。ビアンキは仲間だぞ、昨日今日会ったばかりの男と二人きりになどさせられるか」
「ってことでこれからよろしくねっ」
ローレルは俺に向かってウインクをしてみせる。
「サクラさんのことは今から勇者様と呼ばせてもらいます。私は勇者様が世界中の人々から尊敬される勇者様になることを願っています。それでは末永くよろしくお願いしますね、勇者様」
「いや、ちょっと待って……」
「あっそうそう。もしあんたが逃げたら婦女暴行犯ってことにしてあんたを世界の果てまで追い詰めてやるから逃げない方がいいわよっ」
「なっ!?」
…………勘弁してくれ、神様。
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