最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第270話 黒い雪のダンジョンクリア
「しかしなんで即死魔法が効かなかったんだろうなぁ~」
ショーンさんが首をひねる。
ここは黒い雪のダンジョン地下十階。
つい先ほどボスのなげきの王を倒したところだ。
するとショーンさんの言葉を受けて、
『ボスの中には即死魔法が効かない魔物もいるんだよ』
とキューンが答えた。
「えっ、そうなのかい?」
『うん。ここはランクCのダンジョンだからボスにも即死魔法への耐性があったんじゃないかな~』
「そ、そうだったのか……だとしたら佐倉くんがいなかったらわたしは今頃どうなっていたことか。うーん、あらためてお礼を言うよ。ありがとう佐倉くん」
「いえ、俺は別に」
そんなあらたまって頭を下げられると照れてしまう。
『マスター、マスター。さっきのボスのドロップアイテムがあるよっ』
言ってキューンは落ちていたアイテムを拾って戻ってきた。
『識別魔法で調べてみてよ』
「ああ、ちょっと待ってろ」
俺はそれを受け取ると「スキル、識別魔法ランク10っ」と唱える
*************************************
大賢者の魔導書――本を開くと現在覚えている魔法のランクを一つだけランダムで10に上げることが出来る。
*************************************
「これ、魔法のランクを一つだけ10に上げることが出来るアイテムみたいですね。ショーンさんどうしますか?」
「是非欲しいよっ。譲ってくれるかいっ?」
「はい、別にいいですけど」
俺は魔法のランクを上げなくても【魔法効果10倍】のスキルがあるからそこまで欲しいとは思わない。
「じゃあそうだなぁ……これもエクストラゲインクラスのアイテムだと思うから一億円でどうだろうか?」
「え、マジですかっ!?」
「ん、安いかな?」
「いやいや、そんなことはないですっ」
「じゃあその大賢者の魔導書はわたしが一億円で買い取るよ」
「はい、どうぞ」
俺は大賢者の魔導書をショーンさんに手渡した。
こんな簡単に一億円が手に入るとは……。
ショーンさんはおもむろに大賢者の魔導書を開く。
その瞬間青白い光がショーンさんを覆った。
ステータスを確認してから、
「ありがとう佐倉くん。これでわたしはヒーローにまた一歩近付けた気がするよ」
「いえ、こちらこそ。じゃあそろそろ地上に戻りますか」
「そうだね」
そう言ってショーンさんはもと来た道を戻ろうとする。
『ショーン、何してるのさっ』
「え、地上に戻るんだろう?」
『マスターなら帰還魔法が使えるからそんなことしなくても大丈夫だよっ』
「えっ、佐倉くん帰還魔法も使えるのかい?」
「ええ、まあ」
「すごいな佐倉くん。では帰還魔法を頼めるかな」
「はい。もちろん」
こうして俺たちは俺の帰還魔法によって地上に帰るのだった。
☆ ☆ ☆
無事地上に戻った俺たちはその足でダンジョンセンターに向かった。
そしてそこでアイテムの買い取りとダンジョンクリアの報告を済ませる。
獲得賞金ランキングにまた名前が載るのも面倒なのでお願いして名義はショーンさんにしてもらった。
それでもショーンさんは「わたしはお金には興味ないんだよ」とアイテムの買い取り金だけでなくダンジョンクリアの報酬の三千万円も俺に全額譲ると言ってきた。
俺は半額でいいと断ったがそれから数日後ショーンさんは大賢者の魔導書などの代金と一緒に本当に三千万円もまるごと俺の口座に振り込んでくれていたのだった。
ちなみにランクCダンジョンの初クリア達成者ということでショーンさんはその後テレビにも取り上げられ、獲得賞金ランキングの堂々一位にもなるのだが俺の名前はメディアでは伏せてくれていたようだった。
ショーンさんが首をひねる。
ここは黒い雪のダンジョン地下十階。
つい先ほどボスのなげきの王を倒したところだ。
するとショーンさんの言葉を受けて、
『ボスの中には即死魔法が効かない魔物もいるんだよ』
とキューンが答えた。
「えっ、そうなのかい?」
『うん。ここはランクCのダンジョンだからボスにも即死魔法への耐性があったんじゃないかな~』
「そ、そうだったのか……だとしたら佐倉くんがいなかったらわたしは今頃どうなっていたことか。うーん、あらためてお礼を言うよ。ありがとう佐倉くん」
「いえ、俺は別に」
そんなあらたまって頭を下げられると照れてしまう。
『マスター、マスター。さっきのボスのドロップアイテムがあるよっ』
言ってキューンは落ちていたアイテムを拾って戻ってきた。
『識別魔法で調べてみてよ』
「ああ、ちょっと待ってろ」
俺はそれを受け取ると「スキル、識別魔法ランク10っ」と唱える
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大賢者の魔導書――本を開くと現在覚えている魔法のランクを一つだけランダムで10に上げることが出来る。
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「これ、魔法のランクを一つだけ10に上げることが出来るアイテムみたいですね。ショーンさんどうしますか?」
「是非欲しいよっ。譲ってくれるかいっ?」
「はい、別にいいですけど」
俺は魔法のランクを上げなくても【魔法効果10倍】のスキルがあるからそこまで欲しいとは思わない。
「じゃあそうだなぁ……これもエクストラゲインクラスのアイテムだと思うから一億円でどうだろうか?」
「え、マジですかっ!?」
「ん、安いかな?」
「いやいや、そんなことはないですっ」
「じゃあその大賢者の魔導書はわたしが一億円で買い取るよ」
「はい、どうぞ」
俺は大賢者の魔導書をショーンさんに手渡した。
こんな簡単に一億円が手に入るとは……。
ショーンさんはおもむろに大賢者の魔導書を開く。
その瞬間青白い光がショーンさんを覆った。
ステータスを確認してから、
「ありがとう佐倉くん。これでわたしはヒーローにまた一歩近付けた気がするよ」
「いえ、こちらこそ。じゃあそろそろ地上に戻りますか」
「そうだね」
そう言ってショーンさんはもと来た道を戻ろうとする。
『ショーン、何してるのさっ』
「え、地上に戻るんだろう?」
『マスターなら帰還魔法が使えるからそんなことしなくても大丈夫だよっ』
「えっ、佐倉くん帰還魔法も使えるのかい?」
「ええ、まあ」
「すごいな佐倉くん。では帰還魔法を頼めるかな」
「はい。もちろん」
こうして俺たちは俺の帰還魔法によって地上に帰るのだった。
☆ ☆ ☆
無事地上に戻った俺たちはその足でダンジョンセンターに向かった。
そしてそこでアイテムの買い取りとダンジョンクリアの報告を済ませる。
獲得賞金ランキングにまた名前が載るのも面倒なのでお願いして名義はショーンさんにしてもらった。
それでもショーンさんは「わたしはお金には興味ないんだよ」とアイテムの買い取り金だけでなくダンジョンクリアの報酬の三千万円も俺に全額譲ると言ってきた。
俺は半額でいいと断ったがそれから数日後ショーンさんは大賢者の魔導書などの代金と一緒に本当に三千万円もまるごと俺の口座に振り込んでくれていたのだった。
ちなみにランクCダンジョンの初クリア達成者ということでショーンさんはその後テレビにも取り上げられ、獲得賞金ランキングの堂々一位にもなるのだが俺の名前はメディアでは伏せてくれていたようだった。
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