最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第267話 ラスティウルフ
黒い雪のダンジョン地下六階にて。
*************************************
メトロゴースト――体が半透明で物理攻撃が一切効かない魔物。発破魔法を唱えてくる。弱点は聖光魔法。
*************************************
*************************************
邪神兵――邪神バアラによって命を吹き込まれた邪神バアラの命令に忠実な機械兵。大きな体から振り下ろされる一撃は岩をも簡単に粉砕する。弱点は聖光魔法。
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メトロゴーストと邪神兵が同時に襲い来る。
メトロゴーストは
『キシャアアァァー!』
発破魔法を放った。
だが【魔法無効化】のスキルがあるショーンさんがこれを受ける。
そしてお返しとばかりに「スキル、即死魔法ランク10っ」と唱えた。
その刹那メトロゴーストが消滅する。
続いて邪神兵が巨体を揺らしながら両手を握って振り下ろしてきた。
俺はそれを片手で受け止めると、
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
火炎魔法を邪神兵にお見舞いする。
大きな炎の玉が直撃して燃え上がる邪神兵。
さらに俺は跳び上がるとよろけている邪神兵にパンチをくらわせた。
邪神兵の顔を破壊する強烈な一撃によって邪神兵が消滅した。
《佐倉真琴のレベルが69上がりました》
着地した俺にショーンさんが声をかけてくる。
「いやあ、佐倉くんの魔法とパンチの威力はすごいね。わたしのものとはまるで桁違いだよ」
「そうですか、ありがとうございます」
【魔法効果10倍】と異常なまでに上がっているパラメータによるたまものだがわざわざ言うことではないか。と思いお礼だけ返しておく。
戦うところを見せておいて今さらレベルやスキルを隠す気もないのだが自慢するようなことでもない。
ショーンさんから具体的に訊かれない限りは言わなくてもいいだろう。
☆ ☆ ☆
黒い雪のダンジョン地下七階。
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ゾンビマスター――持っている杖を掲げることで特級ゾンビを呼び出すことが出来る。弱点は聖光魔法。
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ラスティウルフ――ピンク色の体毛をした狼のような魔物。鋭い牙と爪が特徴。即死魔法に耐性がある。遠吠えによって仲間を呼び寄せることが出来る。
*************************************
広い部屋に入るとゾンビマスターとラスティウルフが待ってましたというようにゾンビマスターは杖を掲げ、ラスティウルフは遠吠えをした。
すると地面から手がずぼっずぼっと生えて次の瞬間数十体の特級ゾンビが這い出てきた。
さらに向こうの通路からはラスティウルフの群れがどっと押し寄せてくる。
「おっと、これはまずいね。いったん後ろに――」
とショーンさんが今来た道を戻ろうと振り返るが後ろからもラスティウルフの群れがやってきていた。
「佐倉くん、完全に囲まれてしまったなこれは……」
『マスター、おいらがやろうか?』
「いや、俺がやるよ」
キューンがいちいち変身するほどのことでもない。
俺は両手を左右に広げて魔物たちに向ける。
そして、
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
と唱えた。
その瞬間俺たちを取り囲んでいた数十体の魔物たちが一斉に凍りついた。
それを見て、
「うおぉっ。佐倉くん、そんなことも出来るのかいっ? すごいなまったく」
驚きの声を上げるショーンさん。
「あとは破壊するだけです」
俺とショーンさんは手分けして氷漬けになった魔物たちを次々と壊して倒していく。
数十体の魔物を倒したことで俺のレベルは300ほどアップした。
『マスター、ドロップアイテムがあるよっ』
落ちていたアイテムを拾って戻るキューン。
「おう、サンキュー」
俺はそれを受け取ると識別魔法で調べてみる。
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ラスティウルフの毛糸玉――生成魔法で武器や防具を作る際の素材として用いられる。
*************************************
「これ素材アイテムだな」
「素材アイテムってことは生成魔法が使えないと意味がないね」
『マスターは生成魔法使えるよっ』
とキューンがまるでわがことのように言った。
「えっ、本当かいっ?」
『うんっ。しかもランクは10だよっ』
「へー、それはすごいっ」
ショーンさんに俺は訊く。
「あの、これどうします?」
「それはもちろん生成魔法を使ってみようじゃないか。もしかしたらすごい武器や防具に変わるかもしれないからね。まあ、わたしの場合はダメージゼロと魔法無効化があるから武器も防具も必要ないんだけどさ、一度見てみたいんだ。いいだろ? 佐倉くん」
「はあ、別にいいですけど……」
俺はラスティウルフの毛糸玉を持ったまま「スキル、生成魔法ランク10っ」と唱えた。
俺が唱え終えた瞬間、ぱあぁぁっとラスティウルフの毛糸玉が光を放ち輝き出した。
その光は俺の手の上で形を変えていく。
そして光が消えたと思ったら俺の手の上には可愛らしいピンク色のリボンが出来上がっていた。
*************************************
ピンクリボン――身につけると即死無効状態になる。
*************************************
「すごいっ、本当に変わったぞっ」
目を見開いているショーンさんに、
「これを身につけると即死無効になるそうですよ」
と教えてあげる。
すると、
「それ、わたしに是非買い取らせてくれたまえっ」
『可愛いからおいらそれ欲しいっ』
ショーンさんとキューンが同時に手を上げた。
「え、これリボンですけどショーンさんつけるんですか?」
「ああ、即死無効の効果は魅力的だからね。見た目は二の次だよ」
『ちょっと待ってよ、おいらだってそれ欲しいよっ』
「キューンもか? これ女性用だと思うんだけどなぁ」
『そうだよ。だからショーンより女のおいらの方が似合うはずだよっ』
キューンは頬を膨らませて俺を見る。
「え……? 女?」
「えっ? キューンくんって女だったのかい?」
『そうだよっ。どこからどうみてもおいら女でしょっ』
「「えーーーーーっ!?」」
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メトロゴースト――体が半透明で物理攻撃が一切効かない魔物。発破魔法を唱えてくる。弱点は聖光魔法。
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邪神兵――邪神バアラによって命を吹き込まれた邪神バアラの命令に忠実な機械兵。大きな体から振り下ろされる一撃は岩をも簡単に粉砕する。弱点は聖光魔法。
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メトロゴーストと邪神兵が同時に襲い来る。
メトロゴーストは
『キシャアアァァー!』
発破魔法を放った。
だが【魔法無効化】のスキルがあるショーンさんがこれを受ける。
そしてお返しとばかりに「スキル、即死魔法ランク10っ」と唱えた。
その刹那メトロゴーストが消滅する。
続いて邪神兵が巨体を揺らしながら両手を握って振り下ろしてきた。
俺はそれを片手で受け止めると、
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
火炎魔法を邪神兵にお見舞いする。
大きな炎の玉が直撃して燃え上がる邪神兵。
さらに俺は跳び上がるとよろけている邪神兵にパンチをくらわせた。
邪神兵の顔を破壊する強烈な一撃によって邪神兵が消滅した。
《佐倉真琴のレベルが69上がりました》
着地した俺にショーンさんが声をかけてくる。
「いやあ、佐倉くんの魔法とパンチの威力はすごいね。わたしのものとはまるで桁違いだよ」
「そうですか、ありがとうございます」
【魔法効果10倍】と異常なまでに上がっているパラメータによるたまものだがわざわざ言うことではないか。と思いお礼だけ返しておく。
戦うところを見せておいて今さらレベルやスキルを隠す気もないのだが自慢するようなことでもない。
ショーンさんから具体的に訊かれない限りは言わなくてもいいだろう。
☆ ☆ ☆
黒い雪のダンジョン地下七階。
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ゾンビマスター――持っている杖を掲げることで特級ゾンビを呼び出すことが出来る。弱点は聖光魔法。
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ラスティウルフ――ピンク色の体毛をした狼のような魔物。鋭い牙と爪が特徴。即死魔法に耐性がある。遠吠えによって仲間を呼び寄せることが出来る。
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広い部屋に入るとゾンビマスターとラスティウルフが待ってましたというようにゾンビマスターは杖を掲げ、ラスティウルフは遠吠えをした。
すると地面から手がずぼっずぼっと生えて次の瞬間数十体の特級ゾンビが這い出てきた。
さらに向こうの通路からはラスティウルフの群れがどっと押し寄せてくる。
「おっと、これはまずいね。いったん後ろに――」
とショーンさんが今来た道を戻ろうと振り返るが後ろからもラスティウルフの群れがやってきていた。
「佐倉くん、完全に囲まれてしまったなこれは……」
『マスター、おいらがやろうか?』
「いや、俺がやるよ」
キューンがいちいち変身するほどのことでもない。
俺は両手を左右に広げて魔物たちに向ける。
そして、
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
と唱えた。
その瞬間俺たちを取り囲んでいた数十体の魔物たちが一斉に凍りついた。
それを見て、
「うおぉっ。佐倉くん、そんなことも出来るのかいっ? すごいなまったく」
驚きの声を上げるショーンさん。
「あとは破壊するだけです」
俺とショーンさんは手分けして氷漬けになった魔物たちを次々と壊して倒していく。
数十体の魔物を倒したことで俺のレベルは300ほどアップした。
『マスター、ドロップアイテムがあるよっ』
落ちていたアイテムを拾って戻るキューン。
「おう、サンキュー」
俺はそれを受け取ると識別魔法で調べてみる。
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ラスティウルフの毛糸玉――生成魔法で武器や防具を作る際の素材として用いられる。
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「これ素材アイテムだな」
「素材アイテムってことは生成魔法が使えないと意味がないね」
『マスターは生成魔法使えるよっ』
とキューンがまるでわがことのように言った。
「えっ、本当かいっ?」
『うんっ。しかもランクは10だよっ』
「へー、それはすごいっ」
ショーンさんに俺は訊く。
「あの、これどうします?」
「それはもちろん生成魔法を使ってみようじゃないか。もしかしたらすごい武器や防具に変わるかもしれないからね。まあ、わたしの場合はダメージゼロと魔法無効化があるから武器も防具も必要ないんだけどさ、一度見てみたいんだ。いいだろ? 佐倉くん」
「はあ、別にいいですけど……」
俺はラスティウルフの毛糸玉を持ったまま「スキル、生成魔法ランク10っ」と唱えた。
俺が唱え終えた瞬間、ぱあぁぁっとラスティウルフの毛糸玉が光を放ち輝き出した。
その光は俺の手の上で形を変えていく。
そして光が消えたと思ったら俺の手の上には可愛らしいピンク色のリボンが出来上がっていた。
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ピンクリボン――身につけると即死無効状態になる。
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「すごいっ、本当に変わったぞっ」
目を見開いているショーンさんに、
「これを身につけると即死無効になるそうですよ」
と教えてあげる。
すると、
「それ、わたしに是非買い取らせてくれたまえっ」
『可愛いからおいらそれ欲しいっ』
ショーンさんとキューンが同時に手を上げた。
「え、これリボンですけどショーンさんつけるんですか?」
「ああ、即死無効の効果は魅力的だからね。見た目は二の次だよ」
『ちょっと待ってよ、おいらだってそれ欲しいよっ』
「キューンもか? これ女性用だと思うんだけどなぁ」
『そうだよ。だからショーンより女のおいらの方が似合うはずだよっ』
キューンは頬を膨らませて俺を見る。
「え……? 女?」
「えっ? キューンくんって女だったのかい?」
『そうだよっ。どこからどうみてもおいら女でしょっ』
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