最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第266話 悪魔の葉
黒い雪のダンジョン地下五階。
モンスターハウスに足を踏み入れてしまった俺たちは一旦通路まで引き返す。
「これなら一対一の状況を作り出せるからわたし一人でなんとかなるよ」
ショーンさんは俺とキューンを見やった。
そしてその言葉通りショーンさんは吸収魔法と即死魔法とを駆使して迫りくる魔物たちを一体ずつ確実に仕留めていく。
ショーンさんに訊いたところ即死魔法はランク1で十パーセント、ランク5で五十パーセントの確率で相手の息の根を止めることが出来るということだった。
つまりショーンさんの即死魔法のランクは10なので唱えれば百パーセント相手を殺すことが出来るらしい。
仲間ながら実に恐ろしい魔法だ。
それから十五分ほどかかってショーンさんはモンスターハウスにいた魔物すべてを殲滅することに成功した。
「いやあ、一対一だと結構時間がかかってしまったね。すまないすまない」
「いえ、お疲れさまです」
『ショーンかっこいいっ』
「あははっ、ありがとう二人とも」
ショーンさんは多少息が上がっていたもののノーダメージで相当数いた魔物を一人で倒しきった。
やはりショーンさんは強い。
特にスキルに恵まれている。
ランク7の吸収魔法とランク10の即死魔法、【消費MP半分】に【ダメージゼロ】に【魔法無効化】。
これらは全部エクストラゲインで身につけたスキルらしいが金にものを言わせてエクストラゲインを集めただけのことはある。
伊達に五億円かけていないってところか。
「おっ。アイテムがいくつか落ちているぞっ。佐倉くん、キューンくん見たまえっ」
部屋に足を踏み入れたショーンさんが嬉しそうに振り返る。
『えっ、ほんとっ?』
言いながらキューンはショーンさんのあとを追うように飛んでいった。
俺もそれに続く。
☆ ☆ ☆
*************************************
メテオウイング――非常に硬い金属で作られたブーメラン。天に振りかざすとランク3相当の隕石魔法が使える。
*************************************
*************************************
浄化薬――この液体を振りかけるとどんな状態異常も治すことが出来る。殺菌抗菌作用もある。
*************************************
*************************************
悪魔の葉――食べるとレベルが10下がる。
*************************************
俺たちは部屋の中でメテオウイングと浄化薬と悪魔の葉を拾った。
使い道は特にないけど売ればそこそこの金にはなるかなぁ、と思っていると、
「おおっ、レベルが10下がるのか。これはいいかもしれないぞっ」
ショーンさんが声を上げる。
「佐倉くん、これわたしが買い取るよっ」
「え、悪魔の葉をですか? レベルが下がるだけですよ」
「それがいいんだよっ」
とショーンさん。
「わたしは前に悪魔の砂時計というアイテムを使ったことがあるんだがそのアイテムはレベルが1に戻ってしまうというアイテムだったんだ」
「はい」
俺も前に手に入れたことがあるアイテムだ。
要らないので速攻売ったが。
「でもスキルはそのままちゃんと残って、しかもレベルが上がることによって覚えていた魔法のランクも上がったんだよ。だからレベルを下げるアイテムはスキルを覚えるにはかなり有用なアイテムなんだ」
「へー、そうだったんですか」
知らなかった。
そんな使い道があったのか。
「レベルが1に戻るのはかなりしんどかったけどね」
「まあ、それはそうでしょうね」
レベルが1に戻った経験ならあるからわかる。
スライム退治からやり直すのは面倒だからな。
「ってことで二百万円くらいでどうかな?」
「悪魔の葉を二百万円で買い取ってくれるんですか?」
「ああ。二百万円だとちょっと少ないかな?」
「いやいや、とんでもない。全然いいですよ」
なんならただであげたっていいくらいのアイテムだ。
それを二百万円で買い取ってくれるとは……。
「ありがとう佐倉くん。じゃあ早速いただくとするよ」
そう言うとショーンさんは悪魔の葉をむしゃむしゃと食べ始めた。
「うん……うん……。予想通り美味しくはないな」
飲み込んでからステータスボードを開いて見るショーンさん。
「おおっ。本当にレベルが下がっている、89になっているよっ」
笑顔で俺とキューンに伝えてくる。
このあとメテオウイングと浄化薬は不思議な袋の中にしまって先を行く俺たち。
その目の前にキュクロープスが大きな体で立ちふさがった。
「佐倉くん、ここはわたしに任せてくれっ」
下がったレベル分を早く上げたくて仕方ないのだろう、ショーンさんが前に出る。
「いいですよ」と俺が言う前にショーンさんは「スキル、即死魔法ランク10っ」と唱えていた。
一瞬で消滅するキュクロープス。
そして「ステータスオープン」と口にしたショーンさんが、
「やった! 今のでレベルが99に上がったよ! しかも吸収魔法のランクが7から9になっているよっ!」
ステータスボードを確認しながら満面の笑みを浮かべた。
たしかショーンさんは【経験値100倍】のスキルを持っていたからたった一体魔物を倒しただけでレベルが10も上がったのだろう。
「いやあ、ありがとう佐倉くん。吸収魔法のランクが上がったのは大きいよっ」
『ショーン。やったねっ』
「ありがとう、キューンくん」
ショーンさんはまた一段と強くなったわけだ。
これで【状態異常無効】とかのスキルを覚えていたら最強かもしれないな。
モンスターハウスに足を踏み入れてしまった俺たちは一旦通路まで引き返す。
「これなら一対一の状況を作り出せるからわたし一人でなんとかなるよ」
ショーンさんは俺とキューンを見やった。
そしてその言葉通りショーンさんは吸収魔法と即死魔法とを駆使して迫りくる魔物たちを一体ずつ確実に仕留めていく。
ショーンさんに訊いたところ即死魔法はランク1で十パーセント、ランク5で五十パーセントの確率で相手の息の根を止めることが出来るということだった。
つまりショーンさんの即死魔法のランクは10なので唱えれば百パーセント相手を殺すことが出来るらしい。
仲間ながら実に恐ろしい魔法だ。
それから十五分ほどかかってショーンさんはモンスターハウスにいた魔物すべてを殲滅することに成功した。
「いやあ、一対一だと結構時間がかかってしまったね。すまないすまない」
「いえ、お疲れさまです」
『ショーンかっこいいっ』
「あははっ、ありがとう二人とも」
ショーンさんは多少息が上がっていたもののノーダメージで相当数いた魔物を一人で倒しきった。
やはりショーンさんは強い。
特にスキルに恵まれている。
ランク7の吸収魔法とランク10の即死魔法、【消費MP半分】に【ダメージゼロ】に【魔法無効化】。
これらは全部エクストラゲインで身につけたスキルらしいが金にものを言わせてエクストラゲインを集めただけのことはある。
伊達に五億円かけていないってところか。
「おっ。アイテムがいくつか落ちているぞっ。佐倉くん、キューンくん見たまえっ」
部屋に足を踏み入れたショーンさんが嬉しそうに振り返る。
『えっ、ほんとっ?』
言いながらキューンはショーンさんのあとを追うように飛んでいった。
俺もそれに続く。
☆ ☆ ☆
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メテオウイング――非常に硬い金属で作られたブーメラン。天に振りかざすとランク3相当の隕石魔法が使える。
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浄化薬――この液体を振りかけるとどんな状態異常も治すことが出来る。殺菌抗菌作用もある。
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悪魔の葉――食べるとレベルが10下がる。
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俺たちは部屋の中でメテオウイングと浄化薬と悪魔の葉を拾った。
使い道は特にないけど売ればそこそこの金にはなるかなぁ、と思っていると、
「おおっ、レベルが10下がるのか。これはいいかもしれないぞっ」
ショーンさんが声を上げる。
「佐倉くん、これわたしが買い取るよっ」
「え、悪魔の葉をですか? レベルが下がるだけですよ」
「それがいいんだよっ」
とショーンさん。
「わたしは前に悪魔の砂時計というアイテムを使ったことがあるんだがそのアイテムはレベルが1に戻ってしまうというアイテムだったんだ」
「はい」
俺も前に手に入れたことがあるアイテムだ。
要らないので速攻売ったが。
「でもスキルはそのままちゃんと残って、しかもレベルが上がることによって覚えていた魔法のランクも上がったんだよ。だからレベルを下げるアイテムはスキルを覚えるにはかなり有用なアイテムなんだ」
「へー、そうだったんですか」
知らなかった。
そんな使い道があったのか。
「レベルが1に戻るのはかなりしんどかったけどね」
「まあ、それはそうでしょうね」
レベルが1に戻った経験ならあるからわかる。
スライム退治からやり直すのは面倒だからな。
「ってことで二百万円くらいでどうかな?」
「悪魔の葉を二百万円で買い取ってくれるんですか?」
「ああ。二百万円だとちょっと少ないかな?」
「いやいや、とんでもない。全然いいですよ」
なんならただであげたっていいくらいのアイテムだ。
それを二百万円で買い取ってくれるとは……。
「ありがとう佐倉くん。じゃあ早速いただくとするよ」
そう言うとショーンさんは悪魔の葉をむしゃむしゃと食べ始めた。
「うん……うん……。予想通り美味しくはないな」
飲み込んでからステータスボードを開いて見るショーンさん。
「おおっ。本当にレベルが下がっている、89になっているよっ」
笑顔で俺とキューンに伝えてくる。
このあとメテオウイングと浄化薬は不思議な袋の中にしまって先を行く俺たち。
その目の前にキュクロープスが大きな体で立ちふさがった。
「佐倉くん、ここはわたしに任せてくれっ」
下がったレベル分を早く上げたくて仕方ないのだろう、ショーンさんが前に出る。
「いいですよ」と俺が言う前にショーンさんは「スキル、即死魔法ランク10っ」と唱えていた。
一瞬で消滅するキュクロープス。
そして「ステータスオープン」と口にしたショーンさんが、
「やった! 今のでレベルが99に上がったよ! しかも吸収魔法のランクが7から9になっているよっ!」
ステータスボードを確認しながら満面の笑みを浮かべた。
たしかショーンさんは【経験値100倍】のスキルを持っていたからたった一体魔物を倒しただけでレベルが10も上がったのだろう。
「いやあ、ありがとう佐倉くん。吸収魔法のランクが上がったのは大きいよっ」
『ショーン。やったねっ』
「ありがとう、キューンくん」
ショーンさんはまた一段と強くなったわけだ。
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