最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第255話 神宮
敗者復活ベルトと怪力グローブ・改を回収した俺は竹原さんと神代を廃倉庫内に呼んだ。
「二人はこの通り倒しましたよ」
床にのびている尾畑さとしと横浜一を見て、
「よっし、よくやったぞ佐倉っ」
竹原さんが強めに俺の背中を叩いてくる。
「神代、二人に手錠をかけておけっ」
「はい」
竹原さんに言われた神代が気絶した状態の尾畑さとしと横浜一にそれぞれ手錠をかけていった。
「これであと四人ですねっ」
俺が竹原さんに向かって声を飛ばすと、
「いや、あと三人だぞ」
と返ってくる。
「え、でもこれまでに捕まえたのは井川楓と吉田敬行とこの尾畑さとしと横浜一だけですよね」
「それと小暮義彦もだ。さっき作戦指令室から連絡があってな、海道チームが小暮義彦を今しがた捕まえたそうだ」
「あ、そうなんですか」
海道チームは海道と長澤と水川で動いていたはずだが一人捕まえてくれたのか。
「だからこれで残る逃走者はあと三人。陣川広成と神宮良と高松ナナだけだっ」
「佐倉さん、頑張りましょうね」
「ああ」
俺は気持ち新たに残る三人の逮捕を心に誓った。
☆ ☆ ☆
だがその日はそれ以上の成果はなく一日中都内を回ったものの時間だけが過ぎていった。
そして日も暮れてきて、
「残念だが今日はここまでだな」
竹原さんが運転しながら口にした。
「神代は明日からまた学校だろ? 東京駅でいいか?」
「はい、すみません」
東京駅に神代を送り届けるため向かう。
明日は月曜日。
普通に学校に通っている神代や海道たちはSSTの活動は基本土日だけしか出来ない。
「すみません、竹原さん、佐倉さん。もっと協力したかったのですが」
「気にするな。あとはおれと佐倉でなんとかする。なっ? 佐倉」
「はい」
俺は竹原さんに返事をしてから神代を見る。
「あと三人だ。絶対捕まえてみせるさ」
「僕もまた土曜日になれば手伝えますからそれまで頑張ってください」
「ああ。それまでには全員捕まえているつもりだけどな」
そうこうしていると東京駅に到着した。
車を歩道に寄せる。
「では竹原さん、佐倉さん。お先に失礼します」
「学生の本分は勉強だっ。ちゃんと勉強してくるんだぞっ」
「神代またな」
車を降りると会釈をしてから去っていく神代。
その後ろ姿を見送ってから、
「じゃあうちに帰るかっ」
「はい」
俺たちは帰宅の途についたのだった。
☆ ☆ ☆
それからあっという間に三日が過ぎた。
残る三人の情報は未だなし。
俺と竹原さんは都内のレアアイテムはあらかた調べ終えたので神奈川県の方にまで足をのばしていた。
日も暮れてきた頃、
「今日はここまでか」
「今日も空振りでしたね」
「なあに、明日こそは捕まえられるさっ」
竹原さんはそう言うと車をUターンさせ東京へと走らせる。
「SSTの優秀なメンバーたちがそれぞれ手分けしているんだ、残りの三人もすぐにみつかるっ」
「そうですね」
その時だった。
無線で一斉連絡が入った。
『たった今、金藤チームが神宮良を発見した。しかし神宮良は空を飛んで逃走した。現在岡山県上空を高速飛行している。飛翔魔法が使える隊員は全員追尾に当たれっ』
それを聞いた竹原さんがばっと俺を見る。
「佐倉っ」
「はい、行ってきますっ」
竹原さんが車を停めると俺は「スキル、飛翔魔法ランク10っ」と唱えてその場から飛び立った。
☆ ☆ ☆
岡山県方面に飛びながら俺はマントを身につけて空を飛ぶ人間を探していた。
神宮良はスーパーマントというランク10相当の飛翔魔法が使えるマントを身につけて逃げている。
ランク10はかなり速い。
おそらくそれに追いつけるだけの飛翔魔法を使えるSSTのメンバーはそうはいないだろう。
だからこそ俺がやらなくては。
空を飛んでいたSSTのメンバーと思われる人たちを抜き去り俺は岡山県上空にたどり着いた。
だが神宮良の姿は見えない。
すると、
「佐倉さんですよねっ」
SSTのメンバーが二人俺の方に向かって飛んできた。
「はい」
「神宮はさっきまでここにいたんですっ。でもあいつとにかく速くて」
「神宮なら多分四国の方に向かったはずです。お願いです、追いかけてくださいっ。おれたちはランク5の飛翔魔法しか使えないんであいつに追いつけないんですっ」
「わかりました。じゃあ今から向かいますねっ」
俺は会話もそこそこに四国方面に向かって全速力で飛び出した。
☆ ☆ ☆
「ん? あれは……?」
飛び出してすぐに俺は前方を高速で移動する物体を目にした。
よく見ると人間がマントをはためかせて飛んでいる。
神宮だっ。
「神宮っ!」
「げっ!? みつかったっ!」
後ろを振り向いた神宮が俺を見て声を上げた。
俺を振り切ろうと速度を上げる。
だが【魔法効果10倍】のスキルがある俺からは到底逃げ切ることは出来ず、俺は神宮の首根っこを掴んで締め上げた。
「うぐぇっ……」
「ふぅ~……これで残りは二人だな」
気絶した神宮を小脇に抱えながら俺は息を一つ吐いたのだった。
「二人はこの通り倒しましたよ」
床にのびている尾畑さとしと横浜一を見て、
「よっし、よくやったぞ佐倉っ」
竹原さんが強めに俺の背中を叩いてくる。
「神代、二人に手錠をかけておけっ」
「はい」
竹原さんに言われた神代が気絶した状態の尾畑さとしと横浜一にそれぞれ手錠をかけていった。
「これであと四人ですねっ」
俺が竹原さんに向かって声を飛ばすと、
「いや、あと三人だぞ」
と返ってくる。
「え、でもこれまでに捕まえたのは井川楓と吉田敬行とこの尾畑さとしと横浜一だけですよね」
「それと小暮義彦もだ。さっき作戦指令室から連絡があってな、海道チームが小暮義彦を今しがた捕まえたそうだ」
「あ、そうなんですか」
海道チームは海道と長澤と水川で動いていたはずだが一人捕まえてくれたのか。
「だからこれで残る逃走者はあと三人。陣川広成と神宮良と高松ナナだけだっ」
「佐倉さん、頑張りましょうね」
「ああ」
俺は気持ち新たに残る三人の逮捕を心に誓った。
☆ ☆ ☆
だがその日はそれ以上の成果はなく一日中都内を回ったものの時間だけが過ぎていった。
そして日も暮れてきて、
「残念だが今日はここまでだな」
竹原さんが運転しながら口にした。
「神代は明日からまた学校だろ? 東京駅でいいか?」
「はい、すみません」
東京駅に神代を送り届けるため向かう。
明日は月曜日。
普通に学校に通っている神代や海道たちはSSTの活動は基本土日だけしか出来ない。
「すみません、竹原さん、佐倉さん。もっと協力したかったのですが」
「気にするな。あとはおれと佐倉でなんとかする。なっ? 佐倉」
「はい」
俺は竹原さんに返事をしてから神代を見る。
「あと三人だ。絶対捕まえてみせるさ」
「僕もまた土曜日になれば手伝えますからそれまで頑張ってください」
「ああ。それまでには全員捕まえているつもりだけどな」
そうこうしていると東京駅に到着した。
車を歩道に寄せる。
「では竹原さん、佐倉さん。お先に失礼します」
「学生の本分は勉強だっ。ちゃんと勉強してくるんだぞっ」
「神代またな」
車を降りると会釈をしてから去っていく神代。
その後ろ姿を見送ってから、
「じゃあうちに帰るかっ」
「はい」
俺たちは帰宅の途についたのだった。
☆ ☆ ☆
それからあっという間に三日が過ぎた。
残る三人の情報は未だなし。
俺と竹原さんは都内のレアアイテムはあらかた調べ終えたので神奈川県の方にまで足をのばしていた。
日も暮れてきた頃、
「今日はここまでか」
「今日も空振りでしたね」
「なあに、明日こそは捕まえられるさっ」
竹原さんはそう言うと車をUターンさせ東京へと走らせる。
「SSTの優秀なメンバーたちがそれぞれ手分けしているんだ、残りの三人もすぐにみつかるっ」
「そうですね」
その時だった。
無線で一斉連絡が入った。
『たった今、金藤チームが神宮良を発見した。しかし神宮良は空を飛んで逃走した。現在岡山県上空を高速飛行している。飛翔魔法が使える隊員は全員追尾に当たれっ』
それを聞いた竹原さんがばっと俺を見る。
「佐倉っ」
「はい、行ってきますっ」
竹原さんが車を停めると俺は「スキル、飛翔魔法ランク10っ」と唱えてその場から飛び立った。
☆ ☆ ☆
岡山県方面に飛びながら俺はマントを身につけて空を飛ぶ人間を探していた。
神宮良はスーパーマントというランク10相当の飛翔魔法が使えるマントを身につけて逃げている。
ランク10はかなり速い。
おそらくそれに追いつけるだけの飛翔魔法を使えるSSTのメンバーはそうはいないだろう。
だからこそ俺がやらなくては。
空を飛んでいたSSTのメンバーと思われる人たちを抜き去り俺は岡山県上空にたどり着いた。
だが神宮良の姿は見えない。
すると、
「佐倉さんですよねっ」
SSTのメンバーが二人俺の方に向かって飛んできた。
「はい」
「神宮はさっきまでここにいたんですっ。でもあいつとにかく速くて」
「神宮なら多分四国の方に向かったはずです。お願いです、追いかけてくださいっ。おれたちはランク5の飛翔魔法しか使えないんであいつに追いつけないんですっ」
「わかりました。じゃあ今から向かいますねっ」
俺は会話もそこそこに四国方面に向かって全速力で飛び出した。
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「ん? あれは……?」
飛び出してすぐに俺は前方を高速で移動する物体を目にした。
よく見ると人間がマントをはためかせて飛んでいる。
神宮だっ。
「神宮っ!」
「げっ!? みつかったっ!」
後ろを振り向いた神宮が俺を見て声を上げた。
俺を振り切ろうと速度を上げる。
だが【魔法効果10倍】のスキルがある俺からは到底逃げ切ることは出来ず、俺は神宮の首根っこを掴んで締め上げた。
「うぐぇっ……」
「ふぅ~……これで残りは二人だな」
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