最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第237話 ウロボロス死す
「真琴様っ!」
マリアの叫び声が部屋中に響く。
俺は半透明の球体に閉じ込められてしまったのだった。
すると俺に興味を失ったかのようにウロボロスは俺を無視してあろうことか眠りについた。
俺は「このっ」と内側から球体を叩いてみるがびくともしない。
やはり内側からはどんなに力が強くても打ち破れない仕組みらしかった。
だが俺には転移魔法がある。
ダークライガーの一件があるから当然憶えていた。
俺は、
「スキル、転移魔法ランク10っ」
と唱えると次の瞬間、球体から脱出することに成功する。
それに気付いたのかぴくっと耳を動かすとウロボロスが起き上がった。
『フシャアアァァーッ!!』
俺をにらみつけ大きく咆哮を上げる。
ウロボロスの皮膚は予想以上に硬かったので、
「次はもっと強めにいくか」
俺はつぶやくと地面を蹴ってウロボロスに向かっていった。
『フシャアアァァーッ!!』
「おらっ」
俺はウロボロスの顔面を殴りつけた。
するとウロボロスの頭部が爆破されたかのように吹き飛んだ。
あっけなく地面に倒れるウロボロス。
《佐倉真琴のレベルが9819上がりました》
ウロボロスが消滅すると同時にマリアたちを閉じ込め宙に浮かんでいた半透明の球体が一斉に割れた。
「きゃあぁーっ」
「うおおぉぉーっ」
「おわぁっ」
とらわれていた人たちが地面に落ちてくる。
俺はその中にいたマリアともう一人マリアと同い年くらいの少女をみつけると地面に落下する前に抱きとめた。
ほかの人たちは傭兵や訓練された黒服連中だったので各々上手く地面に着地する。
「真琴様っ!」
ひしっと俺の首に抱きつくマリア。
「真琴様、会いたかったですわっ。真琴様ならきっと助けに来てくれると信じていましたわっ!」
「久しぶりだなマリア。元気そうでよかったよ」
マリアはとらわれていただけで外傷などは一切ないように見えた。
長時間拘束されていた割には元気そうなので俺は安堵する。
俺はマリアともう一人の少女を地面にゆっくりと下ろしてやった。
「マリア。この人、だれです?」
すると少女が口を開いた。
「この方がいつもわたくしが話している真琴様ですわっ」
「わぁおっ。この人が真琴ですねっ。スパシーバ真琴っ、どうもありがとっ」
少女は屈託のない笑顔で俺を見上げる。
日本語は発音こそおかしいもののちゃんと話せていた。
「真琴様、この子はアナスタシアですわ。わたくしの大親友ですのっ」
「きみがアナスタシアか。マヤさんから話は聞いてるよ」
「真琴様、マヤも来ているんですのっ?」
とマリア。
「ああ。向こうにいるから早く元気な姿を見せてあげよう」
「はいですわっ。アナスタシア行きましょう」
「いえぇっ」
マリアとアナスタシアは仲良く手をつなぐとマヤのもとへと駆け出していった。
俺はウロボロスのドロップアイテムである小さな船のような模型を拾い上げてから無事だった傭兵や黒服たちとともにマリアたちのあとを追うのだった。
☆ ☆ ☆
「じゃあみなさん、準備はいいですね?」
マヤさんやキューンたちと合流した俺は周りの人たちを見回す。
「いいですわよ、真琴様っ」
「だいじょぶ。真琴っ」
日本語が通じない傭兵や黒服たちに代わってマリアとアナスタシアが返した。
ついでにキューンも『オッケー、マスター』と声を上げる。
それを受けて俺は帰還魔法を唱える。
「スキル、帰還魔法ランク10っ」
俺が口にした瞬間赤い光がその場にいた全員を大きく包み込んだ。
そしてその直後俺たちは全員地上へと帰還を果たしたのだった。
マリアの叫び声が部屋中に響く。
俺は半透明の球体に閉じ込められてしまったのだった。
すると俺に興味を失ったかのようにウロボロスは俺を無視してあろうことか眠りについた。
俺は「このっ」と内側から球体を叩いてみるがびくともしない。
やはり内側からはどんなに力が強くても打ち破れない仕組みらしかった。
だが俺には転移魔法がある。
ダークライガーの一件があるから当然憶えていた。
俺は、
「スキル、転移魔法ランク10っ」
と唱えると次の瞬間、球体から脱出することに成功する。
それに気付いたのかぴくっと耳を動かすとウロボロスが起き上がった。
『フシャアアァァーッ!!』
俺をにらみつけ大きく咆哮を上げる。
ウロボロスの皮膚は予想以上に硬かったので、
「次はもっと強めにいくか」
俺はつぶやくと地面を蹴ってウロボロスに向かっていった。
『フシャアアァァーッ!!』
「おらっ」
俺はウロボロスの顔面を殴りつけた。
するとウロボロスの頭部が爆破されたかのように吹き飛んだ。
あっけなく地面に倒れるウロボロス。
《佐倉真琴のレベルが9819上がりました》
ウロボロスが消滅すると同時にマリアたちを閉じ込め宙に浮かんでいた半透明の球体が一斉に割れた。
「きゃあぁーっ」
「うおおぉぉーっ」
「おわぁっ」
とらわれていた人たちが地面に落ちてくる。
俺はその中にいたマリアともう一人マリアと同い年くらいの少女をみつけると地面に落下する前に抱きとめた。
ほかの人たちは傭兵や訓練された黒服連中だったので各々上手く地面に着地する。
「真琴様っ!」
ひしっと俺の首に抱きつくマリア。
「真琴様、会いたかったですわっ。真琴様ならきっと助けに来てくれると信じていましたわっ!」
「久しぶりだなマリア。元気そうでよかったよ」
マリアはとらわれていただけで外傷などは一切ないように見えた。
長時間拘束されていた割には元気そうなので俺は安堵する。
俺はマリアともう一人の少女を地面にゆっくりと下ろしてやった。
「マリア。この人、だれです?」
すると少女が口を開いた。
「この方がいつもわたくしが話している真琴様ですわっ」
「わぁおっ。この人が真琴ですねっ。スパシーバ真琴っ、どうもありがとっ」
少女は屈託のない笑顔で俺を見上げる。
日本語は発音こそおかしいもののちゃんと話せていた。
「真琴様、この子はアナスタシアですわ。わたくしの大親友ですのっ」
「きみがアナスタシアか。マヤさんから話は聞いてるよ」
「真琴様、マヤも来ているんですのっ?」
とマリア。
「ああ。向こうにいるから早く元気な姿を見せてあげよう」
「はいですわっ。アナスタシア行きましょう」
「いえぇっ」
マリアとアナスタシアは仲良く手をつなぐとマヤのもとへと駆け出していった。
俺はウロボロスのドロップアイテムである小さな船のような模型を拾い上げてから無事だった傭兵や黒服たちとともにマリアたちのあとを追うのだった。
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「じゃあみなさん、準備はいいですね?」
マヤさんやキューンたちと合流した俺は周りの人たちを見回す。
「いいですわよ、真琴様っ」
「だいじょぶ。真琴っ」
日本語が通じない傭兵や黒服たちに代わってマリアとアナスタシアが返した。
ついでにキューンも『オッケー、マスター』と声を上げる。
それを受けて俺は帰還魔法を唱える。
「スキル、帰還魔法ランク10っ」
俺が口にした瞬間赤い光がその場にいた全員を大きく包み込んだ。
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