最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第233話 突然の来訪者
久しぶりに自宅で目を覚ました俺は日本で初めてランクEダンジョンがクリアされたという記事をネットニュースで目にした。
その記事によるとクリアしたのはチーム北海道だということだった。
「へー、戸叶さんたちランクEダンジョンをクリアしたのかぁ」
チーム北海道の面々とは前に深い魔のダンジョンで出会っている。
そのダンジョン内で俺が生成魔法でチームのメンバーたちに武器や防具を作ってあげたことも記憶に新しい。
『マスターの作ってあげた物が役に立ったんだね、きっと』
「そうかな。だったら作った甲斐があるな」
キューンと穏やかな朝のひと時を過ごしていた矢先、
ピリリリリ……。ピリリリリ……。
スマホの着信音がけたたましく鳴った。
「ん? またこの番号か」
スマホの画面を見ると番号だけが表示されている。
また、というのは深い魔のダンジョンに入る直前にかかってきていた番号と同じだったからだ。
俺はあの時は海道だと思って無視してしまったのだがダンジョンを出てから確認するとそれは海道ではなく今かかってきている番号と同じものだったのだ。
『マスター、電話出ないの?』
キューンが不思議そうに訊ねてくる。
「うーん、こういう電話は出ないほうがいいんだよ」
『なんで?』
「なんでって、なんとなく怪しいだろ」
『? おいらよくわかんない』
キューンは首をかしげた。
『マスターの電話番号を知っているのなら知り合いじゃないの?』
「かもしれないけどさ」
『だったら出てみたらいいんじゃない。違ったら切ればいいんだし』
至極真っ当なことを言ってくるキューン。
「うん、まあそうだな……じゃあ出るか」
魔物に言い負かされているようでは俺もまだまだだな。
自分のコミュニケーション能力とアドリブ力のなさを痛感しつつ俺はスマホを耳に当てた。
「……はい、もしもし」
『もしもし佐倉様でしょうか?』
凛とした女性の声が聞こえてくる。
「はい、そうですけど……すみませんがどちら様ですか?」
『佐倉様お久しぶりです。マヤです』
マヤ?
俺は一瞬誰かわからなかったが、すぐにマリアのとこの黒服の女性だと気付く。
「マヤさんっ。どうしたんですか? 俺に電話なんて」
『実は折り入ってお頼みしたいことがありましてお電話させていただきました』
「頼みですか……?」
『はい。急を要するので本題に入らせていただきます』
マヤさんはそう言うと俺の返事も待たずに話し始めた。
『マリア様がランクDのダンジョンのボスにとらわれてしまいました。助け出すために佐倉様のお力を是非お貸しください』
「え!? ど、どういうことですかっ?」
マリアがダンジョンのボスにとらわれただって……?
『詳しい話はのちほど。それよりお力をお貸ししていただけますでしょうか?』
「えっと、よくわからないですけどマリアがピンチならもちろん協力はしますよ」
まだ事態は飲み込めていないがマヤさんは冗談を言うような人ではない。
マリアがピンチらしいことは伝わった。
「俺はどうすればいいんですか? どこかに向かった方がいいですか?」
『それは必要ありません。そう言われるだろうと思いましてもうお迎えに上がっていますから』
「へ?」
とその時だった。
プロペラが回転するような轟音がグウォングウォングウォングウォンと窓の外から聞こえてきた。
俺は急いで窓を開ける。
すると窓の外には大型のヘリコプターらしき乗り物が宙を飛んでいた。
「なっ!?」
そしてその乗り物のドアを開けたマヤさんが俺を見てお辞儀をすると文字の書かれたボードを取り出し俺に見せる。
そのボードには[この機に飛び乗ってください]と書かれていた。
下を覗くと「なんだなんだ?」と野次馬が集まってきている。
俺はこれ以上騒ぎにならない内にここから離れなければと思い飛翔魔法で機体に飛び移った。
それを確認したマヤさんがパイロットに指示を出しパイロットが機体を上空へと舞い上がらせる。
そして俺を乗せた機体はそのままマリア所有の自家用ジェット機が待つ飛行場へと向かうのだった。
その記事によるとクリアしたのはチーム北海道だということだった。
「へー、戸叶さんたちランクEダンジョンをクリアしたのかぁ」
チーム北海道の面々とは前に深い魔のダンジョンで出会っている。
そのダンジョン内で俺が生成魔法でチームのメンバーたちに武器や防具を作ってあげたことも記憶に新しい。
『マスターの作ってあげた物が役に立ったんだね、きっと』
「そうかな。だったら作った甲斐があるな」
キューンと穏やかな朝のひと時を過ごしていた矢先、
ピリリリリ……。ピリリリリ……。
スマホの着信音がけたたましく鳴った。
「ん? またこの番号か」
スマホの画面を見ると番号だけが表示されている。
また、というのは深い魔のダンジョンに入る直前にかかってきていた番号と同じだったからだ。
俺はあの時は海道だと思って無視してしまったのだがダンジョンを出てから確認するとそれは海道ではなく今かかってきている番号と同じものだったのだ。
『マスター、電話出ないの?』
キューンが不思議そうに訊ねてくる。
「うーん、こういう電話は出ないほうがいいんだよ」
『なんで?』
「なんでって、なんとなく怪しいだろ」
『? おいらよくわかんない』
キューンは首をかしげた。
『マスターの電話番号を知っているのなら知り合いじゃないの?』
「かもしれないけどさ」
『だったら出てみたらいいんじゃない。違ったら切ればいいんだし』
至極真っ当なことを言ってくるキューン。
「うん、まあそうだな……じゃあ出るか」
魔物に言い負かされているようでは俺もまだまだだな。
自分のコミュニケーション能力とアドリブ力のなさを痛感しつつ俺はスマホを耳に当てた。
「……はい、もしもし」
『もしもし佐倉様でしょうか?』
凛とした女性の声が聞こえてくる。
「はい、そうですけど……すみませんがどちら様ですか?」
『佐倉様お久しぶりです。マヤです』
マヤ?
俺は一瞬誰かわからなかったが、すぐにマリアのとこの黒服の女性だと気付く。
「マヤさんっ。どうしたんですか? 俺に電話なんて」
『実は折り入ってお頼みしたいことがありましてお電話させていただきました』
「頼みですか……?」
『はい。急を要するので本題に入らせていただきます』
マヤさんはそう言うと俺の返事も待たずに話し始めた。
『マリア様がランクDのダンジョンのボスにとらわれてしまいました。助け出すために佐倉様のお力を是非お貸しください』
「え!? ど、どういうことですかっ?」
マリアがダンジョンのボスにとらわれただって……?
『詳しい話はのちほど。それよりお力をお貸ししていただけますでしょうか?』
「えっと、よくわからないですけどマリアがピンチならもちろん協力はしますよ」
まだ事態は飲み込めていないがマヤさんは冗談を言うような人ではない。
マリアがピンチらしいことは伝わった。
「俺はどうすればいいんですか? どこかに向かった方がいいですか?」
『それは必要ありません。そう言われるだろうと思いましてもうお迎えに上がっていますから』
「へ?」
とその時だった。
プロペラが回転するような轟音がグウォングウォングウォングウォンと窓の外から聞こえてきた。
俺は急いで窓を開ける。
すると窓の外には大型のヘリコプターらしき乗り物が宙を飛んでいた。
「なっ!?」
そしてその乗り物のドアを開けたマヤさんが俺を見てお辞儀をすると文字の書かれたボードを取り出し俺に見せる。
そのボードには[この機に飛び乗ってください]と書かれていた。
下を覗くと「なんだなんだ?」と野次馬が集まってきている。
俺はこれ以上騒ぎにならない内にここから離れなければと思い飛翔魔法で機体に飛び移った。
それを確認したマヤさんがパイロットに指示を出しパイロットが機体を上空へと舞い上がらせる。
そして俺を乗せた機体はそのままマリア所有の自家用ジェット機が待つ飛行場へと向かうのだった。
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