最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第232話 宮園さん
ダンジョンセンターを出ようとしたまさにその時俺は一人のなよっとした男性に声をかけられた。
「あの、もしかして佐倉真琴さんですか?」
「はい、そうですけど……」
「よかったっ。やっと会えたわっ!」
男性は口元を隠すようにして手を当てて、まるで女性のような仕草で喜ぶ。
一瞬でオネエの人だ、と確信する俺。
「あたし宮園っていいます。実はSNSを見て真琴さんがこのあたりにいるってわかったからこのダンジョンセンターに来てみたんですっ。そしたら大当たり、きゃあーっ」
「はあ、どうも」
「真琴さんってランク10の生成魔法を使えるんですよねっ。もしよかったらあたしにもそれ使ってもらえないでしょうか? あたし素材アイテム沢山持ってきたんですっ。あっ、もちろんお代はお支払いしますからっ」
「えーっと……」
どうしようかなぁ。
代金を払ってもらえるのはありがたいし生成魔法を使うことくらい別にいいんだけど、ここだと人目につきそうだしな……。
「あの、宮園さん。外でもいいですか?」
なんとなくだが代金を受け取って生成魔法を商売のように使うのはダンジョンセンターの中でははばかられる気がしたので俺は外へとうながす。
「もちろんいいですよっ。あたし車で来ていますから車の中に移動しましょうっ」
初めて会ったばかりの人の車に乗り込むのは少しばかり不安な気もしたが、まあいざとなったら転移魔法もあるしいいか。
そう考えて俺は宮園さんとともにダンジョンセンターを出ると駐車場に向かった。
宮園さんの車は白のワゴンでドアを開けると中には沢山のアイテムが置かれていた。
「これ全部ですか?」
「そうですっ。あたし素材アイテムばかり集めてたんですっ。だからここにあるもの全部一つにつき二十万円で強力な武器や防具に作り替えてほしいんですっ」
宮園さんは言うが見た感じアイテムは全部で五十点くらいあるんじゃないだろうか。
「あの、一つ二十万円だと一千万円くらいかかっちゃいますけど……」
自分で言ってて図々しいなと思うも、
「はいっ、大丈夫ですっ」
宮園さんは平気な顔でうなずく。
マジかこの人……。
☆ ☆ ☆
「スキル、生成魔法ランク10っ」
俺の手の上で素材アイテムがぱああっと立派な剣に生まれ変わる。
*************************************
ダモクレスの剣――この剣で斬りつけた相手を即死させることが出来る。
*************************************
「ふぅ~。これで全部ですね」
「はいっ、ありがとうございましたっ」
俺は一時間かけて車の中にあった素材アイテムをすべて強力な武具へと作り替えた。
そしてその対価として一千六十万円を受け取る。
「それにしてもこんなに沢山の武器や防具どうするんですか?」
「え、そ、それはもちろんあたしが装備してダンジョンに入るんですよっ。これだけ強力な武器や防具があればAランクダンジョンだって夢じゃないですからねっ」
「そうですか」
俺とキューンが車を降りると、
「じゃああたし用事があるので失礼しますねっ」
宮園さんは笑顔で手を振りながら車を発進させていった。
その様子を眺めつつ、
「キューン、臨時収入だ。これで好きなものなんでも買っていいぞ」
『えっほんとっ! やったーっ! ありがとうマスター!』
「はははっ」
俺はキューンの頭を撫でる。
『ねぇマスター。ところでさっきの人って男、女どっちだったの?』
「そうだなぁ……女性かな」
俺にも本当のところはよくわからないがとりあえずそう答えておいた。
――この三十分後、俺が生成魔法で作り出した強力な武器や防具が宮園さんの手によってネット上で一つ百万円で売り出されそれらが全国に出回ることになるのだが、俺がそれを知るのはもっと先のことである。
「あの、もしかして佐倉真琴さんですか?」
「はい、そうですけど……」
「よかったっ。やっと会えたわっ!」
男性は口元を隠すようにして手を当てて、まるで女性のような仕草で喜ぶ。
一瞬でオネエの人だ、と確信する俺。
「あたし宮園っていいます。実はSNSを見て真琴さんがこのあたりにいるってわかったからこのダンジョンセンターに来てみたんですっ。そしたら大当たり、きゃあーっ」
「はあ、どうも」
「真琴さんってランク10の生成魔法を使えるんですよねっ。もしよかったらあたしにもそれ使ってもらえないでしょうか? あたし素材アイテム沢山持ってきたんですっ。あっ、もちろんお代はお支払いしますからっ」
「えーっと……」
どうしようかなぁ。
代金を払ってもらえるのはありがたいし生成魔法を使うことくらい別にいいんだけど、ここだと人目につきそうだしな……。
「あの、宮園さん。外でもいいですか?」
なんとなくだが代金を受け取って生成魔法を商売のように使うのはダンジョンセンターの中でははばかられる気がしたので俺は外へとうながす。
「もちろんいいですよっ。あたし車で来ていますから車の中に移動しましょうっ」
初めて会ったばかりの人の車に乗り込むのは少しばかり不安な気もしたが、まあいざとなったら転移魔法もあるしいいか。
そう考えて俺は宮園さんとともにダンジョンセンターを出ると駐車場に向かった。
宮園さんの車は白のワゴンでドアを開けると中には沢山のアイテムが置かれていた。
「これ全部ですか?」
「そうですっ。あたし素材アイテムばかり集めてたんですっ。だからここにあるもの全部一つにつき二十万円で強力な武器や防具に作り替えてほしいんですっ」
宮園さんは言うが見た感じアイテムは全部で五十点くらいあるんじゃないだろうか。
「あの、一つ二十万円だと一千万円くらいかかっちゃいますけど……」
自分で言ってて図々しいなと思うも、
「はいっ、大丈夫ですっ」
宮園さんは平気な顔でうなずく。
マジかこの人……。
☆ ☆ ☆
「スキル、生成魔法ランク10っ」
俺の手の上で素材アイテムがぱああっと立派な剣に生まれ変わる。
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ダモクレスの剣――この剣で斬りつけた相手を即死させることが出来る。
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「ふぅ~。これで全部ですね」
「はいっ、ありがとうございましたっ」
俺は一時間かけて車の中にあった素材アイテムをすべて強力な武具へと作り替えた。
そしてその対価として一千六十万円を受け取る。
「それにしてもこんなに沢山の武器や防具どうするんですか?」
「え、そ、それはもちろんあたしが装備してダンジョンに入るんですよっ。これだけ強力な武器や防具があればAランクダンジョンだって夢じゃないですからねっ」
「そうですか」
俺とキューンが車を降りると、
「じゃああたし用事があるので失礼しますねっ」
宮園さんは笑顔で手を振りながら車を発進させていった。
その様子を眺めつつ、
「キューン、臨時収入だ。これで好きなものなんでも買っていいぞ」
『えっほんとっ! やったーっ! ありがとうマスター!』
「はははっ」
俺はキューンの頭を撫でる。
『ねぇマスター。ところでさっきの人って男、女どっちだったの?』
「そうだなぁ……女性かな」
俺にも本当のところはよくわからないがとりあえずそう答えておいた。
――この三十分後、俺が生成魔法で作り出した強力な武器や防具が宮園さんの手によってネット上で一つ百万円で売り出されそれらが全国に出回ることになるのだが、俺がそれを知るのはもっと先のことである。
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