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最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~

シオヤマ琴@『最強最速』10月2日発売

第227話 レベル55555

深い魔のダンジョン地下十九階。
モンスターハウスに足を踏み入れてしまった俺たちの目の前には魔物の群れが押し寄せていた。




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チキンファイター――顔は鳥、体は人型の魔物。格闘術をマスターしている。一定程度ダメージを受けると逃げ出す。弱点は電撃魔法。


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二角獣――その名の通り頭に二本の角を生やした魔獣。一角獣の上位種。


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女王スライム――ちからのパラメータはおそろしく高いが逃げるだけで一切攻撃はしてこない。獲得経験値はやや高め。


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サラマンダー――小さなドラゴンタイプの魔物。炎を身にまとっていて炎攻撃を無効化する。弱点は水流魔法。


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「有希さんは下がっててくださいっ。キューン、有希さんを頼むっ」
『任せといてっ』


有希さんを通路まで下がらせると俺は大部屋の入り口で魔物たちを迎え撃つ。


俺と同程度の背丈のチキンファイターが間合いを詰めてくるとパンチの連打を放ってきた。
さらに横からは二角獣とサラマンダーがそれぞれ襲い来る。


俺はチキンファイターのパンチを腕でガードしつつ横から迫ってきた二角獣の角を掴んで振り回した。
その振り回し攻撃によりチキンファイターとサラマンダーがふっ飛んでいく。


俺は二角獣をそのまま魔物の群れの中に投げ飛ばすと詰め寄っていた別のチキンファイターに左こぶしによる一撃をくらわせた。
くらったチキンファイターの上半身が吹き飛ぶ。


その時、
『ガアアァァッ!』
頭上にいたサラマンダーが口から火を吹いた。


俺はとっさに顔の前で腕をクロスさせこれを耐えきるとすぐさま跳び上がりサラマンダーを手刀で真っ二つにする。


そのまま宙に跳び上がった状態で俺は、
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
と唱えた。


刹那、部屋にいたすべての魔物が凍りついた。
と思った矢先、サラマンダーだけは氷を全身の炎でとかして動き出す。


復活したサラマンダーたちの吹いた火が幾重にも重なって俺に向かってきた。


「ぐあぁっ……」


いくら【魔法耐性(強)】があるといってもダメージがゼロになるわけではない。
俺はサラマンダーたちの攻撃により上半身の服を焼失し軽いやけどを負ってしまう。


「このっ……スキル、電撃魔法ランク10っ!」
炎も氷も効かないサラマンダーたちに俺は電撃魔法をお見舞いした。


バリバリバリィィィ!!


部屋の中に複数いたサラマンダーたちそれぞれに鋭い電気の槍が突き刺さるかのごとく、稲妻がサラマンダーたちの体を貫いた。


消滅していくサラマンダーたち。


《佐倉真琴のレベルが2164上がりました》


レベルアップを告げる声を聞きながら俺は氷漬けになっていたほかの魔物たちも次々と破壊していく。




☆ ☆ ☆




その結果、俺のレベルは奇跡的に55555になっていた。




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名前:佐倉真琴


レベル:55555


HP:172275/320388 MP:151743/285101


ちから:300107


みのまもり:282573


すばやさ:264867


スキル:経験値1000倍
   :レベルフリー
   :必要経験値1/3000
   :魔法耐性(強)
   :魔法効果10倍
   :状態異常自然回復
   :即死無効
   :火炎魔法ランク10
   :氷結魔法ランク10
   :電撃魔法ランク10
   :飛翔魔法ランク10
   :転移魔法ランク10
   :識別魔法ランク10
   :生成魔法ランク10
   :帰還魔法ランク10
   :レベル消費


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