最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第226話 パンのなる木
『マスター、見て見てっ!』
キューンがテントの入り口を開けて外を見ながら言う。
「ん? どうした?」
『木にパンが出来てるよっ!』
「お、本当かっ?」
俺は確認のためテントを出た。
「おおーっ。すごいな、これは」
するとテントの横には大きな木がそびえ立っていてその枝には沢山のパンがついていたのだった。
『わ~い、わ~い』
木の周りを飛び回るキューン。
「これ全部はとてもじゃないけど食べ切れそうにないなぁ」
ざっと見ただけでも百個以上はありそうだ。
とそこへ有希さんも起きてくる。
テントから出て大木を目にした有希さんは「おおっ、なんだこれはっ!」と目を見開いた。
『パンの木さっ。さっき見たら本当にパンが出来ていたんだよっ』
「ふむ、起きがけでお腹もすいているしちょうどいいな。早速食べるとするか」
と腹をさすりながら有希さん。
『うんっ。おいら沢山食べるんだっ』
言うとキューンは飛び上がって高いところについているパンをもぎ取ると一心不乱に食べ始める。
「じゃあ、あたしももらうぞ」
有希さんも手を伸ばしてパンをつかみ取るとそれを頬張った。
「ふんふん。これ、中身はあんこだぞ」
有希さんが俺を見て言う。
『おいらのはチョコとクリームが入ってるよっ』
キューンもパンをもぐもぐ食べながら伝えてきた。
「へー。いろんなのがあるんだな」
言いつつ俺も一つとって口に運ぶ。
「うん。これはリンゴジャムだ」
俺のとったパンはジャムパンだった。
俺たちがパンに舌つづみを打っているとその時――
『ウゴオオオオーッ!!』
ベヒーモスが俺たちの姿に気付いて突進してきた。
だが俺は慌てることなく、
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
火炎魔法を唱えた。
伸ばした右手から巨大な炎の玉が飛び出してベヒーモスに向かっていく。
その炎の玉により一瞬で焼失したベヒーモス。
《佐倉真琴のレベルが462上がりました》
レベルアップを告げる機械音を聞き流しつつ俺はパンをごくんと飲み込んだ。
☆ ☆ ☆
『ふぅ~……おいらもうお腹いっぱいだよ~』
「そりゃそうだろ」
キューンは大木になっていた百個以上のパンをすべてたいらげたのだった。
小さな体の一体どこに入ったのか不思議なくらいだ。
ちなみに俺と有希さんはそれぞれ二つずつパンを食べた。
「さて、休憩もとったし食事も済ませたしそろそろ行きましょうか」
「そうだな。あたしたちの目的はあくまでエクゾディアだからなっ」
『よ~し、しゅっぱーつっ』
俺たちは再びアイテム探しをしながらダンジョンを下へ下へと下りていくのだった。
☆ ☆ ☆
*************************************
飛翔石――左手で握るとランク1相当の飛翔魔法と同程度、宙に浮くことが出来る。
*************************************
俺たちは深い魔のダンジョン地下十六階で飛翔石を、
*************************************
旅するバンダナ――身につけていると現在いるダンジョンがクリアされているかどうかがわかる。バンダナが赤く変色すれば未踏破ダンジョン、青く変色すればクリア済みダンジョンと区別できる。
*************************************
地下十七階で旅するバンダナを、
*************************************
六連鞭――ろくまたにわかれた鞭。威力は非常に高いが使いこなすのは至難の業。
*************************************
地下十八階で六連鞭を手に入れた。
☆ ☆ ☆
そして地下十九階にて俺たちはモンスターハウスに足を踏み入れてしまっていたのだった。
キューンがテントの入り口を開けて外を見ながら言う。
「ん? どうした?」
『木にパンが出来てるよっ!』
「お、本当かっ?」
俺は確認のためテントを出た。
「おおーっ。すごいな、これは」
するとテントの横には大きな木がそびえ立っていてその枝には沢山のパンがついていたのだった。
『わ~い、わ~い』
木の周りを飛び回るキューン。
「これ全部はとてもじゃないけど食べ切れそうにないなぁ」
ざっと見ただけでも百個以上はありそうだ。
とそこへ有希さんも起きてくる。
テントから出て大木を目にした有希さんは「おおっ、なんだこれはっ!」と目を見開いた。
『パンの木さっ。さっき見たら本当にパンが出来ていたんだよっ』
「ふむ、起きがけでお腹もすいているしちょうどいいな。早速食べるとするか」
と腹をさすりながら有希さん。
『うんっ。おいら沢山食べるんだっ』
言うとキューンは飛び上がって高いところについているパンをもぎ取ると一心不乱に食べ始める。
「じゃあ、あたしももらうぞ」
有希さんも手を伸ばしてパンをつかみ取るとそれを頬張った。
「ふんふん。これ、中身はあんこだぞ」
有希さんが俺を見て言う。
『おいらのはチョコとクリームが入ってるよっ』
キューンもパンをもぐもぐ食べながら伝えてきた。
「へー。いろんなのがあるんだな」
言いつつ俺も一つとって口に運ぶ。
「うん。これはリンゴジャムだ」
俺のとったパンはジャムパンだった。
俺たちがパンに舌つづみを打っているとその時――
『ウゴオオオオーッ!!』
ベヒーモスが俺たちの姿に気付いて突進してきた。
だが俺は慌てることなく、
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
火炎魔法を唱えた。
伸ばした右手から巨大な炎の玉が飛び出してベヒーモスに向かっていく。
その炎の玉により一瞬で焼失したベヒーモス。
《佐倉真琴のレベルが462上がりました》
レベルアップを告げる機械音を聞き流しつつ俺はパンをごくんと飲み込んだ。
☆ ☆ ☆
『ふぅ~……おいらもうお腹いっぱいだよ~』
「そりゃそうだろ」
キューンは大木になっていた百個以上のパンをすべてたいらげたのだった。
小さな体の一体どこに入ったのか不思議なくらいだ。
ちなみに俺と有希さんはそれぞれ二つずつパンを食べた。
「さて、休憩もとったし食事も済ませたしそろそろ行きましょうか」
「そうだな。あたしたちの目的はあくまでエクゾディアだからなっ」
『よ~し、しゅっぱーつっ』
俺たちは再びアイテム探しをしながらダンジョンを下へ下へと下りていくのだった。
☆ ☆ ☆
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飛翔石――左手で握るとランク1相当の飛翔魔法と同程度、宙に浮くことが出来る。
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俺たちは深い魔のダンジョン地下十六階で飛翔石を、
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旅するバンダナ――身につけていると現在いるダンジョンがクリアされているかどうかがわかる。バンダナが赤く変色すれば未踏破ダンジョン、青く変色すればクリア済みダンジョンと区別できる。
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地下十七階で旅するバンダナを、
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六連鞭――ろくまたにわかれた鞭。威力は非常に高いが使いこなすのは至難の業。
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地下十八階で六連鞭を手に入れた。
☆ ☆ ☆
そして地下十九階にて俺たちはモンスターハウスに足を踏み入れてしまっていたのだった。
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