最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第186話 キューンと帰宅
高野を見送った俺は仮眠をとるためにキューンを連れてネットカフェへと向かって歩いていた。
本来ならば飛翔魔法でさっさと自宅へ帰って自分のベッドで寝たかったのだが、レベルが1に戻ってしまったせいでMPが0になり魔法が一切使えなくなってしまっているので仕方がない。
『キュイイィィ』
「ん? なんだよ」
『キュイイィィ』
俺の右肩に乗ったキューンがしきりに鳴き声を上げるが何を伝えたいのか俺にはさっぱりわからない。
心を読める高野がいなくなった今キューンとの意思疎通はなかなかに難しそうだ。
☆ ☆ ☆
ネットカフェに着いた俺はキューンをぬいぐるみのように小脇に抱え店内へと入る。
そして特に怪しまれることもなく受付を済ますと個室に向かった。
『キュイイィィー』
「こら、もう少しだけぬいぐるみのふりしててくれ」
はたから見たらぬいぐるみに話しかけている変な奴に見えたかもしれないがこの際どうでもいい。
個室に入るとキューンをテーブルに置き、俺は不思議な袋の中から缶詰めを取り出した。
それを食べようとすると、
『キュイイィィ~』
キューンが顔にすり寄ってくる。
「おい、なんだよ。どうした? 静かにしてくれ」
『キュイイィィ~』
「ん、もしかしてお前も食べたいのか?」
『キュイイィィー』
キューンの表情からなんとなくそう感じた俺は缶詰めをキューンの目の前に差し出してやった。
すると、
『キュイイィィ~』
キューンはぱくぱくとそれを食べ始める。
「なんだ。お腹がすいてたのか……」
食べることに夢中になっているキューンを横目に俺はこれでとりあえずは静かになってくれるだろうとほっと一息つくのだった。
☆ ☆ ☆
翌日。
俺は朝一で始発列車に乗り込み帰路についた。
その車内ではキューンには俺の膝の上でぬいぐるみのふりをしてもらっていた。
通勤途中のおじさんには冷ややかな目で見られたが構うものか。もうどうせ二度と会うことはないおじさんだ。
そうして家に着いたのがお昼頃。
家には鍵がかかっていたのでもちろん父さんは仕事でいないが義母さんも家を空けているようだった。
鍵を開けて四日ぶりの我が家へ上がり込むとキューンが浮かび上がって廊下を飛んでいく。
「おーい、どこ行くんだー?」
『キュイイィィー』
相変わらず何を言っているのかさっぱりだが嬉しそうに家の中を飛び回っているようなので放っておくか。
俺はキューンはそのままにして二階にある自分の部屋へと足を運んだ。
「はぁ~、疲れたー」
自室に入るとベッドにダイブする。
レベルが81292からいきなり1になったせいかものすごく体が重く感じて普通に歩くだけでも疲れる。
「早いとこレベルを上げ直さないと何もできないぞ」
つぶやくとその時スマホの着信音がピリリリリ……と鳴った。
「ん……」
寝返りを打ち仰向けになるとスマホをズボンのポケットから取り出す。
俺はスマホの画面を確認して、
「ん? ……んっ?」
つい二度見してしまった。
なぜならスマホの画面に表示されていた名前は番号交換こそしたもののこれまで一度も連絡を取り合ったことのない水川蓮華だったからだ。
本来ならば飛翔魔法でさっさと自宅へ帰って自分のベッドで寝たかったのだが、レベルが1に戻ってしまったせいでMPが0になり魔法が一切使えなくなってしまっているので仕方がない。
『キュイイィィ』
「ん? なんだよ」
『キュイイィィ』
俺の右肩に乗ったキューンがしきりに鳴き声を上げるが何を伝えたいのか俺にはさっぱりわからない。
心を読める高野がいなくなった今キューンとの意思疎通はなかなかに難しそうだ。
☆ ☆ ☆
ネットカフェに着いた俺はキューンをぬいぐるみのように小脇に抱え店内へと入る。
そして特に怪しまれることもなく受付を済ますと個室に向かった。
『キュイイィィー』
「こら、もう少しだけぬいぐるみのふりしててくれ」
はたから見たらぬいぐるみに話しかけている変な奴に見えたかもしれないがこの際どうでもいい。
個室に入るとキューンをテーブルに置き、俺は不思議な袋の中から缶詰めを取り出した。
それを食べようとすると、
『キュイイィィ~』
キューンが顔にすり寄ってくる。
「おい、なんだよ。どうした? 静かにしてくれ」
『キュイイィィ~』
「ん、もしかしてお前も食べたいのか?」
『キュイイィィー』
キューンの表情からなんとなくそう感じた俺は缶詰めをキューンの目の前に差し出してやった。
すると、
『キュイイィィ~』
キューンはぱくぱくとそれを食べ始める。
「なんだ。お腹がすいてたのか……」
食べることに夢中になっているキューンを横目に俺はこれでとりあえずは静かになってくれるだろうとほっと一息つくのだった。
☆ ☆ ☆
翌日。
俺は朝一で始発列車に乗り込み帰路についた。
その車内ではキューンには俺の膝の上でぬいぐるみのふりをしてもらっていた。
通勤途中のおじさんには冷ややかな目で見られたが構うものか。もうどうせ二度と会うことはないおじさんだ。
そうして家に着いたのがお昼頃。
家には鍵がかかっていたのでもちろん父さんは仕事でいないが義母さんも家を空けているようだった。
鍵を開けて四日ぶりの我が家へ上がり込むとキューンが浮かび上がって廊下を飛んでいく。
「おーい、どこ行くんだー?」
『キュイイィィー』
相変わらず何を言っているのかさっぱりだが嬉しそうに家の中を飛び回っているようなので放っておくか。
俺はキューンはそのままにして二階にある自分の部屋へと足を運んだ。
「はぁ~、疲れたー」
自室に入るとベッドにダイブする。
レベルが81292からいきなり1になったせいかものすごく体が重く感じて普通に歩くだけでも疲れる。
「早いとこレベルを上げ直さないと何もできないぞ」
つぶやくとその時スマホの着信音がピリリリリ……と鳴った。
「ん……」
寝返りを打ち仰向けになるとスマホをズボンのポケットから取り出す。
俺はスマホの画面を確認して、
「ん? ……んっ?」
つい二度見してしまった。
なぜならスマホの画面に表示されていた名前は番号交換こそしたもののこれまで一度も連絡を取り合ったことのない水川蓮華だったからだ。
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