最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第185話 高野との別れ
「はぁ~……じゃあ地上に戻るぞ」
「は~い」
『キュイイィィー』
俺は帰還石を足元に投げつけた。
すると帰還石が割れて赤い光の球体が二人と一匹を包み込む。
そして次の瞬間――俺たちはダンジョンの出入り口へと戻ってきていた。
☆ ☆ ☆
不幸中の幸いというか時刻は夜の九時過ぎ。
辺りは真っ暗で人通りは少なかった。
おかげで肩に魔物を乗せていても特に騒ぎになることもなくダンジョンセンターへと無事にたどり着くことが出来た。
☆ ☆ ☆
ダンジョンセンターに入るとプレイヤーたちが俺の連れているキューンを見てぎょっとしたが連れているのが俺だとわかると納得したように向き直る。
名が売れていたおかげで多少目立つ行動をとってもそれほど注目されなくなっているのかもしれないことは俺にとって僥倖だった。
ダンジョン内で手に入れたアイテムはメドューサエキス、パラライズパウダー、夕闇の小太刀、一角獣のホルン、レアメダル、サウザンドドラゴンのうろこ、フレックスチョコレート、悪魔の砂時計、堕落の痛恨棒、ベヒーモススレッド。さらにはヒーリングシードの木から摘み取った薬草と魔草が沢山。
高野と相談した結果薬草と魔草以外はすべて高野名義でダンジョンセンターに買い取ってもらうことにした。
「それでは合計で二十二万千円になりますがよろしいでしょうか?」
「はい、お願いしますっ」
受付の女性の問いかけに高野がうなずく。
「あっ、千円は五百円玉二枚にしてくださいっ」
思い出したように高野が付け加えた。
「はい、かしこまりました」
そして女性からお金を受け取った高野は立ち上がると、
「じゃあ、これ半分の十一万円と五百円ですっ」
俺に差し出してくる。
「はいよ」
俺は手渡されたそれをズボンのポケットに突っ込むと高野とともにダンジョンセンターをあとにした。
☆ ☆ ☆
「ダンジョンクリアの報酬はあとでこの口座に振り込んでおいてくれ」
「はーい。わかりました」
高野名義でダンジョンクリアの報告も済ませていたのでクリア報酬の三百万円が受け取れるのは高野だけだ。
そこで俺は高野に口座番号を書いた紙を手渡したのだった。
「さてと、じゃあここで高野とはお別れだけどちゃんと家に帰るんだよな?」
「もちろんですよ」
「本当か? なんなら家までついていこうか?」
「い、いいですってばっ」
慌てた様子で両手を顔の前でぶんぶんと振る高野。
「真琴さんと一緒に帰ったりしたらお父さんが誤解してまた親子喧嘩が始まっちゃいますよ。わたしのこと女友達と一緒にいるって思ってるはずですから」
「そうなのか……わかった。じゃあ気をつけて帰れよ」
「はいっ」
高野が俺の目を見て答えた。
そして、
「元気でね、キューンちゃん」
キューンをひと撫でしてから再度俺に目線を移して、
「真琴さん、いろいろとお世話になりましたっ」
頭を下げる。
「ああ」
『キュイイィィー』
「それじゃ、失礼しますっ」
笑顔で手を振りたたたっと走り去っていく高野。
俺とキューンはそんな高野を見えなくなるまで眺めていた。
「は~い」
『キュイイィィー』
俺は帰還石を足元に投げつけた。
すると帰還石が割れて赤い光の球体が二人と一匹を包み込む。
そして次の瞬間――俺たちはダンジョンの出入り口へと戻ってきていた。
☆ ☆ ☆
不幸中の幸いというか時刻は夜の九時過ぎ。
辺りは真っ暗で人通りは少なかった。
おかげで肩に魔物を乗せていても特に騒ぎになることもなくダンジョンセンターへと無事にたどり着くことが出来た。
☆ ☆ ☆
ダンジョンセンターに入るとプレイヤーたちが俺の連れているキューンを見てぎょっとしたが連れているのが俺だとわかると納得したように向き直る。
名が売れていたおかげで多少目立つ行動をとってもそれほど注目されなくなっているのかもしれないことは俺にとって僥倖だった。
ダンジョン内で手に入れたアイテムはメドューサエキス、パラライズパウダー、夕闇の小太刀、一角獣のホルン、レアメダル、サウザンドドラゴンのうろこ、フレックスチョコレート、悪魔の砂時計、堕落の痛恨棒、ベヒーモススレッド。さらにはヒーリングシードの木から摘み取った薬草と魔草が沢山。
高野と相談した結果薬草と魔草以外はすべて高野名義でダンジョンセンターに買い取ってもらうことにした。
「それでは合計で二十二万千円になりますがよろしいでしょうか?」
「はい、お願いしますっ」
受付の女性の問いかけに高野がうなずく。
「あっ、千円は五百円玉二枚にしてくださいっ」
思い出したように高野が付け加えた。
「はい、かしこまりました」
そして女性からお金を受け取った高野は立ち上がると、
「じゃあ、これ半分の十一万円と五百円ですっ」
俺に差し出してくる。
「はいよ」
俺は手渡されたそれをズボンのポケットに突っ込むと高野とともにダンジョンセンターをあとにした。
☆ ☆ ☆
「ダンジョンクリアの報酬はあとでこの口座に振り込んでおいてくれ」
「はーい。わかりました」
高野名義でダンジョンクリアの報告も済ませていたのでクリア報酬の三百万円が受け取れるのは高野だけだ。
そこで俺は高野に口座番号を書いた紙を手渡したのだった。
「さてと、じゃあここで高野とはお別れだけどちゃんと家に帰るんだよな?」
「もちろんですよ」
「本当か? なんなら家までついていこうか?」
「い、いいですってばっ」
慌てた様子で両手を顔の前でぶんぶんと振る高野。
「真琴さんと一緒に帰ったりしたらお父さんが誤解してまた親子喧嘩が始まっちゃいますよ。わたしのこと女友達と一緒にいるって思ってるはずですから」
「そうなのか……わかった。じゃあ気をつけて帰れよ」
「はいっ」
高野が俺の目を見て答えた。
そして、
「元気でね、キューンちゃん」
キューンをひと撫でしてから再度俺に目線を移して、
「真琴さん、いろいろとお世話になりましたっ」
頭を下げる。
「ああ」
『キュイイィィー』
「それじゃ、失礼しますっ」
笑顔で手を振りたたたっと走り去っていく高野。
俺とキューンはそんな高野を見えなくなるまで眺めていた。
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