最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第176話 硬い畝のダンジョン地下十九階
硬い畝のダンジョン地下十九階。
黒光りした筋肉質の肌を持つ四足歩行の大型魔獣、ベヒーモスが階段の前で階段を守るようにして居座っていた。
『ウゴオオオオーッ!!』
そして俺を見るなりベヒーモスが雄たけびを上げる。
「きゃっ」
俺の左隣にいた高野がベヒーモスの咆哮に驚いたのか声を発した。
だが俺はそんなのものともしない。
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
ベヒーモスに向かって絶対零度の氷結魔法を放つ。
その刹那ベヒーモスが氷漬けになって凍りついた。
俺は巨大な氷の塊と化したベヒーモスに、
「はぁっ」
右ストレートを炸裂させる。
ガシャアアァァーン!!! と氷が砕け散ってばらばらになったベヒーモスの肉片が地面に転がった。
《佐倉真琴のレベルが147上がりました》
レベルアップを告げる機械音を聞きながら俺は高野に声をかける。
「高野、平気か?」
「はい、ちょっとびっくりしただけなんで平気ですっ」
その声を聞いて安心した俺はベヒーモスがいた場所に残されていたアイテムを拾った。
「これベヒーモスのドロップしたアイテムだよな?」
「そうですよ。だってさっきまではなかったですもん」
「だよな」
拾ったアイテムはベヒーモスの黒い体毛で織られた毛糸玉のようだった。
「なんかちくちくするなぁ、これ」
と言いながらも俺は「スキル、識別魔法ランク10っ」と識別魔法を発動させる。
すると俺の目の前にアイテム名とアイテムの詳細が表示された。
*************************************
ベヒーモススレッド――生成魔法で武器や防具を作る際の素材として用いられる。非常にしなやかで柔軟。電気に強い耐性がある。
*************************************
「また生成魔法か……そんな魔法使えないし、素材とか言われてもなぁ」
正直よくわからない。
とりあえず不思議な袋の中にしまっておこう。
ごそごそと袋の口を開けていると高野が、
「今真琴さんってレベルいくつくらいになったんですか?」
訊いてくる。
「そういう高野はどうなんだ?」
「わたしですか? わたしは今レベル85です」
「へー、ちょっとは上がってたんだな」
「はい。ちょこちょこ弱い魔物は倒してましたからね……ってそんなことより真琴さんはいくつなんですか? 教えてくださいよ~」
俺の腕を取って左右に揺らす高野。
「わかったから引っ張るな。ちょっと待ってろ、俺も今自分がいくつなのかよくわかってないんだから」
俺は高野を落ち着かせてから「ステータスオープン」と口にした。
*************************************
名前:佐倉真琴
レベル:59547
HP:334987/335771 MP:299311/300111
ちから:312072
みのまもり:293897
すばやさ:278490
スキル:経験値1000倍
:レベルフリー
:必要経験値1/1250
:魔法耐性(強)
:魔法効果10倍
:状態異常自然回復
:火炎魔法ランク10
:氷結魔法ランク10
:電撃魔法ランク10
:飛翔魔法ランク10
:転移魔法ランク10
:識別魔法ランク10
:レベル消費
*************************************
「えーっと、レベル59547だな」
目の前に表示されたステータス画面を見て言う。
「えーっ、もう六万近いじゃないですかっ! わたしと会った時は四万くらいだったのにっ」
「多分【必要経験値1/1250】のおかげだな、レベルの上がり方がすごいのは」
「にしたってすごすぎますよっ。もう普通の人間のレベルじゃないでしょ、真琴さんは」
「そうだな」
まだ見ぬスキルや魔法に多少の不安はあるものの、それでもおそらくまともに正面からぶつかり合ったら全力の俺に勝てる人間も魔物もこの世界には存在しないんじゃないだろうか。
ひいき目なしにそう思うくらい今の俺は人知を超えた強さを手に入れてしまっている。
「……さん、真琴さん、聞いてます?」
「ん? あ、あー悪い。なんだって?」
「そろそろ次の階に行きましょうって言ったんです。伊集院さんに先を越されてるかもしれませんからね」
「伊集院か……わかった、先を急ぐか」
「はいっ」
俺は透明なままの高野とともに地下二十階への階段を一段飛ばしで下りていった。
黒光りした筋肉質の肌を持つ四足歩行の大型魔獣、ベヒーモスが階段の前で階段を守るようにして居座っていた。
『ウゴオオオオーッ!!』
そして俺を見るなりベヒーモスが雄たけびを上げる。
「きゃっ」
俺の左隣にいた高野がベヒーモスの咆哮に驚いたのか声を発した。
だが俺はそんなのものともしない。
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
ベヒーモスに向かって絶対零度の氷結魔法を放つ。
その刹那ベヒーモスが氷漬けになって凍りついた。
俺は巨大な氷の塊と化したベヒーモスに、
「はぁっ」
右ストレートを炸裂させる。
ガシャアアァァーン!!! と氷が砕け散ってばらばらになったベヒーモスの肉片が地面に転がった。
《佐倉真琴のレベルが147上がりました》
レベルアップを告げる機械音を聞きながら俺は高野に声をかける。
「高野、平気か?」
「はい、ちょっとびっくりしただけなんで平気ですっ」
その声を聞いて安心した俺はベヒーモスがいた場所に残されていたアイテムを拾った。
「これベヒーモスのドロップしたアイテムだよな?」
「そうですよ。だってさっきまではなかったですもん」
「だよな」
拾ったアイテムはベヒーモスの黒い体毛で織られた毛糸玉のようだった。
「なんかちくちくするなぁ、これ」
と言いながらも俺は「スキル、識別魔法ランク10っ」と識別魔法を発動させる。
すると俺の目の前にアイテム名とアイテムの詳細が表示された。
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ベヒーモススレッド――生成魔法で武器や防具を作る際の素材として用いられる。非常にしなやかで柔軟。電気に強い耐性がある。
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「また生成魔法か……そんな魔法使えないし、素材とか言われてもなぁ」
正直よくわからない。
とりあえず不思議な袋の中にしまっておこう。
ごそごそと袋の口を開けていると高野が、
「今真琴さんってレベルいくつくらいになったんですか?」
訊いてくる。
「そういう高野はどうなんだ?」
「わたしですか? わたしは今レベル85です」
「へー、ちょっとは上がってたんだな」
「はい。ちょこちょこ弱い魔物は倒してましたからね……ってそんなことより真琴さんはいくつなんですか? 教えてくださいよ~」
俺の腕を取って左右に揺らす高野。
「わかったから引っ張るな。ちょっと待ってろ、俺も今自分がいくつなのかよくわかってないんだから」
俺は高野を落ち着かせてから「ステータスオープン」と口にした。
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名前:佐倉真琴
レベル:59547
HP:334987/335771 MP:299311/300111
ちから:312072
みのまもり:293897
すばやさ:278490
スキル:経験値1000倍
:レベルフリー
:必要経験値1/1250
:魔法耐性(強)
:魔法効果10倍
:状態異常自然回復
:火炎魔法ランク10
:氷結魔法ランク10
:電撃魔法ランク10
:飛翔魔法ランク10
:転移魔法ランク10
:識別魔法ランク10
:レベル消費
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「えーっと、レベル59547だな」
目の前に表示されたステータス画面を見て言う。
「えーっ、もう六万近いじゃないですかっ! わたしと会った時は四万くらいだったのにっ」
「多分【必要経験値1/1250】のおかげだな、レベルの上がり方がすごいのは」
「にしたってすごすぎますよっ。もう普通の人間のレベルじゃないでしょ、真琴さんは」
「そうだな」
まだ見ぬスキルや魔法に多少の不安はあるものの、それでもおそらくまともに正面からぶつかり合ったら全力の俺に勝てる人間も魔物もこの世界には存在しないんじゃないだろうか。
ひいき目なしにそう思うくらい今の俺は人知を超えた強さを手に入れてしまっている。
「……さん、真琴さん、聞いてます?」
「ん? あ、あー悪い。なんだって?」
「そろそろ次の階に行きましょうって言ったんです。伊集院さんに先を越されてるかもしれませんからね」
「伊集院か……わかった、先を急ぐか」
「はいっ」
俺は透明なままの高野とともに地下二十階への階段を一段飛ばしで下りていった。
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