最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第158話 識別魔法
ランクFの硬い畝のダンジョン地下一階。
俺は透明になった高野と並んで通路を進んでいた。
すると前方からメドューサが体を左右に揺らしながらゆらゆらと歩いてくる。
「真琴さん、メドューサですよっ」
高野がメドューサに気付かれないように小さな声で俺に伝えてきた。
「ああ、あいつは近付かせると厄介だからな。ここから倒す」
言うと俺は手を前に差し出し、
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
巨大な炎の玉を放つ。
通路の幅より大きな炎の玉は通路の形にそって四角い塊となってメドューサめがけゴオォォーッと突き進んでいった。
『ギィヤアァーッ……!』
叫び声を上げメドューサが一瞬で焼失する。
《佐倉真琴のレベルが11上がりました》
「わぁ~、やっぱりすごいですね。今のって普通の火炎魔法ですか? それにしてはなんか炎の玉が大きかった気がするんですけど……」
高野の声がした。
「スキルのおかげだよ。俺には【魔法効果7倍】っていうスキルがあるからな」
「【魔法効果7倍】ですか? へ~、そんなスキルもあるんですね。知らなかったです」
と高野は言う。
透明なので姿は見えないが。
「あっ、真琴さん。あれアイテムじゃないですかっ?」
おそらく言いながら指を差しているであろう高野の声を受け俺は通路の前方をみつめた。
と、前方には黄色の液体が入った容器が落ちている。
俺はそれに向かって近付いていくと一応ステータスボードを開いてアイテムであることを確認する。
ナスビモドキの二の舞は避けたいからな。
俺はステータスボードを右にスクロールした。
*************************************
メドューサエキス
*************************************
すると画面にメドューサエキスと表示された。
間違いない。アイテムだ。
ちなみに左にスクロールすると魔物の名前が表示されるのだが、まあそんなことはどうでもいいな。
「真琴さん、それわたしが識別魔法で鑑定しましょうか?」
「いいのか? じゃあ頼むよ」
「はい」
俺はメドューサエキスを手に持って差し出す。
直後高野が手にしたのだろう、メドューサエキスが宙に浮いた。
そして、
「スキル、識別魔法ランク6っ」
高野が唱える。
「どうだ? わかったか?」
「はい。このメドューサエキスは石化した者に振りかけると石化状態を解くことが出来るアイテムですね」
「へーやっぱり便利だな、識別魔法って」
識別魔法は未知のアイテムや魔物の情報を知ることの出来る魔法でランクが高ければ高いほどレアアイテムや強い魔物に対しても効果がある。
高野の識別魔法のランクは6なので中の上といったところだろうか。
「みつけたアイテムはそれぞれ欲しいもの以外はあとで売って半分ずつにしようか」
「わかりました」
俺は宙に浮いていたメドューサエキスを受け取ると不思議な袋の中にしまう。
「そうだ、ついでに俺がここまでに手に入れていたアイテムもみてもらっていいか?」
「いいですよ」
この際なので俺は未識別のアイテムをすべて取り出し地面に並べた。
・パラライズパウダー
・ラストポーション
・夕闇の小太刀
・一角獣のホルン
「この四つですね。じゃあいきますよ。スキル、識別魔法ランク6っ」
高野はアイテムを一つずつ手に取り魔法を発動させていく。
包みに入ったピンク色の粉。
「スキル、識別魔法ランク6っ」
容器に入った黒い液体。
「スキル、識別魔法ランク6っ」
漆黒の鞘におさまった小太刀。
「スキル、識別魔法ランク6っ」
白い角笛。
「わかりましたよ」
と高野の声。
「まずパラライズパウダーですけどこれは体内に入ると麻痺を引き起こすアイテムみたいですね。それからラストポーションはHPを全回復してくれるアイテムのようです。それと夕闇の小太刀は斬りつけた相手の視覚を奪う武器ですね。それで最後の一角獣のホルンは吹くと一角獣を召喚して一定時間操れるアイテムだそうです」
「お~、すごいな。全部わかったのか」
「どれもそこまでレアなアイテムじゃなかったみたいですね」
たしかに高野の言う通りレアで使えそうなアイテムはなさそうだな。
ラストポーションはほかのアイテムに比べればまだマシだがそれでもMPも全回復できるエリクサーの方が使い勝手はいいからな。
「っていうか高野、頼んでおいてなんだけどそんなに魔法使いまくってMPは大丈夫なのか?」
「あ~、まだ大丈夫ですよ。わたし最大HPとちからのパラメータが低い分、最大MPはかなり高いですから」
「そうか。でも魔草をみつけたら高野にやるよ」
「え~、あれ苦いからあんまり好きじゃないんですよね~」
「贅沢言うな。MPが切れて透明になれなくなったら大変だろ」
「それはそうですけど……」
今現在魔草のストックはゼロ。
MP切れがあり得ない俺にとってMPを回復させる魔草は必要のないものだからこれまで手に入れた魔草は一つ残らずすべて売ってしまっている。
こんなことなら少しくらい手元に残しておけばよかったかな。
ちょうど透明化が切れて俺の目の前に姿を現した高野を眺めながらそう思う俺だった。
俺は透明になった高野と並んで通路を進んでいた。
すると前方からメドューサが体を左右に揺らしながらゆらゆらと歩いてくる。
「真琴さん、メドューサですよっ」
高野がメドューサに気付かれないように小さな声で俺に伝えてきた。
「ああ、あいつは近付かせると厄介だからな。ここから倒す」
言うと俺は手を前に差し出し、
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
巨大な炎の玉を放つ。
通路の幅より大きな炎の玉は通路の形にそって四角い塊となってメドューサめがけゴオォォーッと突き進んでいった。
『ギィヤアァーッ……!』
叫び声を上げメドューサが一瞬で焼失する。
《佐倉真琴のレベルが11上がりました》
「わぁ~、やっぱりすごいですね。今のって普通の火炎魔法ですか? それにしてはなんか炎の玉が大きかった気がするんですけど……」
高野の声がした。
「スキルのおかげだよ。俺には【魔法効果7倍】っていうスキルがあるからな」
「【魔法効果7倍】ですか? へ~、そんなスキルもあるんですね。知らなかったです」
と高野は言う。
透明なので姿は見えないが。
「あっ、真琴さん。あれアイテムじゃないですかっ?」
おそらく言いながら指を差しているであろう高野の声を受け俺は通路の前方をみつめた。
と、前方には黄色の液体が入った容器が落ちている。
俺はそれに向かって近付いていくと一応ステータスボードを開いてアイテムであることを確認する。
ナスビモドキの二の舞は避けたいからな。
俺はステータスボードを右にスクロールした。
*************************************
メドューサエキス
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すると画面にメドューサエキスと表示された。
間違いない。アイテムだ。
ちなみに左にスクロールすると魔物の名前が表示されるのだが、まあそんなことはどうでもいいな。
「真琴さん、それわたしが識別魔法で鑑定しましょうか?」
「いいのか? じゃあ頼むよ」
「はい」
俺はメドューサエキスを手に持って差し出す。
直後高野が手にしたのだろう、メドューサエキスが宙に浮いた。
そして、
「スキル、識別魔法ランク6っ」
高野が唱える。
「どうだ? わかったか?」
「はい。このメドューサエキスは石化した者に振りかけると石化状態を解くことが出来るアイテムですね」
「へーやっぱり便利だな、識別魔法って」
識別魔法は未知のアイテムや魔物の情報を知ることの出来る魔法でランクが高ければ高いほどレアアイテムや強い魔物に対しても効果がある。
高野の識別魔法のランクは6なので中の上といったところだろうか。
「みつけたアイテムはそれぞれ欲しいもの以外はあとで売って半分ずつにしようか」
「わかりました」
俺は宙に浮いていたメドューサエキスを受け取ると不思議な袋の中にしまう。
「そうだ、ついでに俺がここまでに手に入れていたアイテムもみてもらっていいか?」
「いいですよ」
この際なので俺は未識別のアイテムをすべて取り出し地面に並べた。
・パラライズパウダー
・ラストポーション
・夕闇の小太刀
・一角獣のホルン
「この四つですね。じゃあいきますよ。スキル、識別魔法ランク6っ」
高野はアイテムを一つずつ手に取り魔法を発動させていく。
包みに入ったピンク色の粉。
「スキル、識別魔法ランク6っ」
容器に入った黒い液体。
「スキル、識別魔法ランク6っ」
漆黒の鞘におさまった小太刀。
「スキル、識別魔法ランク6っ」
白い角笛。
「わかりましたよ」
と高野の声。
「まずパラライズパウダーですけどこれは体内に入ると麻痺を引き起こすアイテムみたいですね。それからラストポーションはHPを全回復してくれるアイテムのようです。それと夕闇の小太刀は斬りつけた相手の視覚を奪う武器ですね。それで最後の一角獣のホルンは吹くと一角獣を召喚して一定時間操れるアイテムだそうです」
「お~、すごいな。全部わかったのか」
「どれもそこまでレアなアイテムじゃなかったみたいですね」
たしかに高野の言う通りレアで使えそうなアイテムはなさそうだな。
ラストポーションはほかのアイテムに比べればまだマシだがそれでもMPも全回復できるエリクサーの方が使い勝手はいいからな。
「っていうか高野、頼んでおいてなんだけどそんなに魔法使いまくってMPは大丈夫なのか?」
「あ~、まだ大丈夫ですよ。わたし最大HPとちからのパラメータが低い分、最大MPはかなり高いですから」
「そうか。でも魔草をみつけたら高野にやるよ」
「え~、あれ苦いからあんまり好きじゃないんですよね~」
「贅沢言うな。MPが切れて透明になれなくなったら大変だろ」
「それはそうですけど……」
今現在魔草のストックはゼロ。
MP切れがあり得ない俺にとってMPを回復させる魔草は必要のないものだからこれまで手に入れた魔草は一つ残らずすべて売ってしまっている。
こんなことなら少しくらい手元に残しておけばよかったかな。
ちょうど透明化が切れて俺の目の前に姿を現した高野を眺めながらそう思う俺だった。
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