最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第155話 四つのスキル
「チームを組む? 何言ってるんだ? というか家に帰ったんじゃなかったのかお前?」
俺は目の前にいる高野に問いかける。
「大体、太田と田中はどうするんだ? お前あの二人ともうすでにチームを組んでるだろうが」
「二人とはダンジョンを出てすぐに別れてきましたから大丈夫です」
平然と答える高野。
「帰還魔法を使ってさっさと逃げちゃった男がいたじゃないですか。あれ風間っていうんですけど、風間もいなくなっちゃったしわたしも家に帰るってことでチームは解散することになりましたから」
「いやいや、だったら家に帰れよ」
「ねぇ真琴さん。わたしって【透明化】と【忍び足】のほかにあと二つスキルを覚えているんですよ」
俺の話を聞いているのかいないのか高野は楽しそうに続ける。
「一つは識別魔法です。これって便利な魔法ですよね」
「こら、俺の話を無視するな」
「真琴さんは識別魔法使えますか?」
「どうでもいいだろ」
使えないが高野には関係ないことだ。
「うふっ、やっぱり!」
高野は突然声を上げた。
そして、
「識別魔法を使えるわたしと組めばダンジョン攻略がスムーズにいくと思いませんか?」
訊いてくる。
「わたしと真琴さんが組めばwinwinですよ」
「悪いけど俺は誰とも組む気はないよ。それよりお前はさっさと家に帰れって」
「わたしが識別魔法を使えることはチームのみんなも知っていましたけどもう一つの魔法は誰にも話したことはないんです」
「何が言いたいんだ?」
俺と会話するつもりがないのか、こいつは。
すると高野はにこりと笑って、
「ありますよ」
と口にした。
「ん? ありますよって何が?」
「だから、会話するつもりありますよ」
何を言っているんだ?
さっぱりわからない。
そんな風には見えないがもしかしてこいつ、電波女か? それとも……。
「ちょっと真琴さん、わたし電波系でも不思議ちゃんでもないですよ」
「!?」
「いたって普通の十五歳の女の子ですから」
「ちょ、ちょっと待て、今なんで電波って……?」
俺は何も言ってはいないはずだ。
「口には出さなくても心の中ではっきりと言ったじゃないですか」
「心の中っ!?」
こいつやっぱり、俺の心の声を――
「はい。読んでますよ」
高野は満面の笑みを浮かべながらはっきりとした口調で言うのだった。
俺は目の前にいる高野に問いかける。
「大体、太田と田中はどうするんだ? お前あの二人ともうすでにチームを組んでるだろうが」
「二人とはダンジョンを出てすぐに別れてきましたから大丈夫です」
平然と答える高野。
「帰還魔法を使ってさっさと逃げちゃった男がいたじゃないですか。あれ風間っていうんですけど、風間もいなくなっちゃったしわたしも家に帰るってことでチームは解散することになりましたから」
「いやいや、だったら家に帰れよ」
「ねぇ真琴さん。わたしって【透明化】と【忍び足】のほかにあと二つスキルを覚えているんですよ」
俺の話を聞いているのかいないのか高野は楽しそうに続ける。
「一つは識別魔法です。これって便利な魔法ですよね」
「こら、俺の話を無視するな」
「真琴さんは識別魔法使えますか?」
「どうでもいいだろ」
使えないが高野には関係ないことだ。
「うふっ、やっぱり!」
高野は突然声を上げた。
そして、
「識別魔法を使えるわたしと組めばダンジョン攻略がスムーズにいくと思いませんか?」
訊いてくる。
「わたしと真琴さんが組めばwinwinですよ」
「悪いけど俺は誰とも組む気はないよ。それよりお前はさっさと家に帰れって」
「わたしが識別魔法を使えることはチームのみんなも知っていましたけどもう一つの魔法は誰にも話したことはないんです」
「何が言いたいんだ?」
俺と会話するつもりがないのか、こいつは。
すると高野はにこりと笑って、
「ありますよ」
と口にした。
「ん? ありますよって何が?」
「だから、会話するつもりありますよ」
何を言っているんだ?
さっぱりわからない。
そんな風には見えないがもしかしてこいつ、電波女か? それとも……。
「ちょっと真琴さん、わたし電波系でも不思議ちゃんでもないですよ」
「!?」
「いたって普通の十五歳の女の子ですから」
「ちょ、ちょっと待て、今なんで電波って……?」
俺は何も言ってはいないはずだ。
「口には出さなくても心の中ではっきりと言ったじゃないですか」
「心の中っ!?」
こいつやっぱり、俺の心の声を――
「はい。読んでますよ」
高野は満面の笑みを浮かべながらはっきりとした口調で言うのだった。
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