最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第129話 神代との帰り道
「えっ、神代は出場しないのかっ?」
「はい。僕は今度の日曜日は外せない用事がありますからね」
俺は神代とともに神代の家に向かって歩いていた。
その道すがら神代は今度の格闘大会には出ない旨を俺に伝えてきた。
「なんだよそれ」
「すみません。ちなみに長澤さんと水川さんも参加しませんよ。長澤さんは法事があるとかで水川さんは長澤さんが出ないのなら出ないと言っていましたから」
「そうなのか。お前ら四人はいつも一緒だからてっきりみんな出るもんだと思っていたのに……」
海道の奴、もしかして一人で出るのが嫌だからむりやり俺を引き込んだんじゃないだろうな。
「海道さんは間違いなく出ますから安心してください。佐倉さんと格闘大会に参加することをとても楽しそうに話していましたから。あ、それと一応断っておきますが別に僕たちはいつも一緒にいるわけではありませんよ。たまたま進む先が重なることが多いだけです」
「……ふーん、そうか」
よくわからないことを神代が言うのでとりあえず相槌だけ返しておく。
「で、話を戻すけど神代の家に行って何をしようって言うんだ?」
「今度の国主催の格闘大会、武器や防具の使用が認められているということは言いましたよね」
「ああ。アイテムもスキルも魔法もなんでもありなんだろ」
「はい。もちろん殺しはいけませんけどね」
そんなことは言われんでもわかっているさ。
涼しげな顔で口にする神代を横目で見ながら俺は心の中でそうつぶやいた。
「僕たちはこれまでのダンジョン探索でほとんど値のつかなかったアイテムを売らずにとっておいてあるんですよ。それらをまとめて僕が預かっているのですがその中からいくつかのアイテムを佐倉さんにお貸ししようかと思いましてね」
と神代。
「アイテムなんか使ったらそれこそ俺が圧勝しちゃうだろ」
周りのプレイヤーに大差をつけて勝ってしまっては俺の強さに不信感を持つ者が出てくるおそれがある。
そうなるとレベルの秘密が公になってしまう可能性もある。
かといって明らかに手加減していたらそれはそれではたから見たらおかしな行動に映るだろう。
「大丈夫ですよ。そんな佐倉さんにうってつけのアイテムがありますから」
神代はそう言うと目を細めにこっと微笑んだ。
「……本当だろうな」
「はい。僕を信じてください」
俺が女だったらころっと騙されてしまいそうな爽やかな笑みを神代は浮かべてみせる。
まったく、これだから顔のいい奴はいけ好かないんだ。
☆ ☆ ☆
……それにしても結構歩くな。
「神代、お前の家ってどこなんだよ。学校のすぐ近くだって言ってたよな」
「そうでしたっけ」
と髪をかき上げ涼やかな顔でうそぶく神代。
むかつくがそんな姿もまたモデルのようで様になっている。
「というのは冗談です、すみません。ここが僕の家ですよ」
「ん? ここ……って」
神代が指差す先には背の高い塀がずっと続いているだけだ。
「この塀の向こうが僕の家です」
「塀の向こうって……え、まさかここら一帯が全部お前の家っていうんじゃないだろうなっ」
「ふふっ、そのまさかですよ」
このすぐあとにわかったことだが神代の家は敷地面積二千五百坪を誇る超がつくほどの大豪邸だった。
「はい。僕は今度の日曜日は外せない用事がありますからね」
俺は神代とともに神代の家に向かって歩いていた。
その道すがら神代は今度の格闘大会には出ない旨を俺に伝えてきた。
「なんだよそれ」
「すみません。ちなみに長澤さんと水川さんも参加しませんよ。長澤さんは法事があるとかで水川さんは長澤さんが出ないのなら出ないと言っていましたから」
「そうなのか。お前ら四人はいつも一緒だからてっきりみんな出るもんだと思っていたのに……」
海道の奴、もしかして一人で出るのが嫌だからむりやり俺を引き込んだんじゃないだろうな。
「海道さんは間違いなく出ますから安心してください。佐倉さんと格闘大会に参加することをとても楽しそうに話していましたから。あ、それと一応断っておきますが別に僕たちはいつも一緒にいるわけではありませんよ。たまたま進む先が重なることが多いだけです」
「……ふーん、そうか」
よくわからないことを神代が言うのでとりあえず相槌だけ返しておく。
「で、話を戻すけど神代の家に行って何をしようって言うんだ?」
「今度の国主催の格闘大会、武器や防具の使用が認められているということは言いましたよね」
「ああ。アイテムもスキルも魔法もなんでもありなんだろ」
「はい。もちろん殺しはいけませんけどね」
そんなことは言われんでもわかっているさ。
涼しげな顔で口にする神代を横目で見ながら俺は心の中でそうつぶやいた。
「僕たちはこれまでのダンジョン探索でほとんど値のつかなかったアイテムを売らずにとっておいてあるんですよ。それらをまとめて僕が預かっているのですがその中からいくつかのアイテムを佐倉さんにお貸ししようかと思いましてね」
と神代。
「アイテムなんか使ったらそれこそ俺が圧勝しちゃうだろ」
周りのプレイヤーに大差をつけて勝ってしまっては俺の強さに不信感を持つ者が出てくるおそれがある。
そうなるとレベルの秘密が公になってしまう可能性もある。
かといって明らかに手加減していたらそれはそれではたから見たらおかしな行動に映るだろう。
「大丈夫ですよ。そんな佐倉さんにうってつけのアイテムがありますから」
神代はそう言うと目を細めにこっと微笑んだ。
「……本当だろうな」
「はい。僕を信じてください」
俺が女だったらころっと騙されてしまいそうな爽やかな笑みを神代は浮かべてみせる。
まったく、これだから顔のいい奴はいけ好かないんだ。
☆ ☆ ☆
……それにしても結構歩くな。
「神代、お前の家ってどこなんだよ。学校のすぐ近くだって言ってたよな」
「そうでしたっけ」
と髪をかき上げ涼やかな顔でうそぶく神代。
むかつくがそんな姿もまたモデルのようで様になっている。
「というのは冗談です、すみません。ここが僕の家ですよ」
「ん? ここ……って」
神代が指差す先には背の高い塀がずっと続いているだけだ。
「この塀の向こうが僕の家です」
「塀の向こうって……え、まさかここら一帯が全部お前の家っていうんじゃないだろうなっ」
「ふふっ、そのまさかですよ」
このすぐあとにわかったことだが神代の家は敷地面積二千五百坪を誇る超がつくほどの大豪邸だった。
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