最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第98話 法改正
百二十二万五千円を受け取った俺はそれを不思議な袋の中にしまうと椅子から立ち上がり後ろで待っていた磯さんと交代する。
「ではお売りになりたいアイテムを出していただけますか?」
「はぁい、わかりましたぁ」
肩にかけたバッグを開けて中から四つのアイテムを取り出す磯さん。
にこにこしながら、
「えっとですねぇ……魔石と帰還石とハイポーションとダークマターですぅ」
カウンターの上にきれいに並べていく。
「ダークマター……?」
「はい。ダークマターですぅ」
漆黒の球体に手を向けつつカウンターの対面に座る女性が、
「すみませんがこちらはどちらのダンジョンで手に入れたものでしょうか?」
磯さんに訊ねた。
「青い洞のダンジョンのボスの魔物さんが残していったんですぅ」
「えっ、青い洞のダンジョンを攻略されたんですかっ!?」
「はい。わたしと佐倉さんとで今さっきクリアしてきましたぁ。ねぇ佐倉さん?」
と磯さんは振り返って言う。
俺は「そうですね」とだけ返しておいた。
「未踏破ダンジョンをクリアされたんですか。それはおめでとうございます」
「いえいえ、ありがとうございますぅ」
「実は先ほどのエリクサーの買い取り価格と同様にですね、最近になって法律が改正されて未踏破ダンジョンクリア時にも特典がつくようになったんです」
「? 特典ですかぁ?」
女性は続ける。
「はい。といっても赤い影のダンジョンクリア時のように三千万円というほどではなくその十分の一の三百万円なのですが……」
「わぁっ、すごいですぅ」
磯さんが手を合わせて声を上げた。
後ろで聞いていた俺も心の中で「おおーっ」と歓声を上げる。
もともとないと思っていた未踏破ダンジョンクリア時の報奨金が出るというなら文句などない。
三百万円でも充分だ。
「もちろんきちんと最深階のフロアボスが倒されているかどうかを確認してからとなりますので報奨金のお支払いはだいぶ先になってしまいますが……」
「全然いいですよ」
三百万円と聞いてテンションが上がっていた俺が代わりに答える。
「そういうことですのでこれから先ももし未踏破ダンジョンを攻略された場合は申し出てくださいね」
「はぁい、わかりました」
「それではこちらの四つのアイテムを鑑定してまいりますね」
「お願いしますぅ」
女性はアイテムを持って奥の部屋へと入っていった。
「佐倉さん、聞きましたかぁ? 三百万円ですって」
磯さんは満面の笑みで振り返る。
「はい聞きました。半々でいいですかね?」
ボスを倒したのは磯さんだからちょっと図々しいかとも思ったが、
「はい、もちろんですぅ。仲良く半分こにしましょうね」
磯さんはこくんと大きくうなずいた。
「ではお売りになりたいアイテムを出していただけますか?」
「はぁい、わかりましたぁ」
肩にかけたバッグを開けて中から四つのアイテムを取り出す磯さん。
にこにこしながら、
「えっとですねぇ……魔石と帰還石とハイポーションとダークマターですぅ」
カウンターの上にきれいに並べていく。
「ダークマター……?」
「はい。ダークマターですぅ」
漆黒の球体に手を向けつつカウンターの対面に座る女性が、
「すみませんがこちらはどちらのダンジョンで手に入れたものでしょうか?」
磯さんに訊ねた。
「青い洞のダンジョンのボスの魔物さんが残していったんですぅ」
「えっ、青い洞のダンジョンを攻略されたんですかっ!?」
「はい。わたしと佐倉さんとで今さっきクリアしてきましたぁ。ねぇ佐倉さん?」
と磯さんは振り返って言う。
俺は「そうですね」とだけ返しておいた。
「未踏破ダンジョンをクリアされたんですか。それはおめでとうございます」
「いえいえ、ありがとうございますぅ」
「実は先ほどのエリクサーの買い取り価格と同様にですね、最近になって法律が改正されて未踏破ダンジョンクリア時にも特典がつくようになったんです」
「? 特典ですかぁ?」
女性は続ける。
「はい。といっても赤い影のダンジョンクリア時のように三千万円というほどではなくその十分の一の三百万円なのですが……」
「わぁっ、すごいですぅ」
磯さんが手を合わせて声を上げた。
後ろで聞いていた俺も心の中で「おおーっ」と歓声を上げる。
もともとないと思っていた未踏破ダンジョンクリア時の報奨金が出るというなら文句などない。
三百万円でも充分だ。
「もちろんきちんと最深階のフロアボスが倒されているかどうかを確認してからとなりますので報奨金のお支払いはだいぶ先になってしまいますが……」
「全然いいですよ」
三百万円と聞いてテンションが上がっていた俺が代わりに答える。
「そういうことですのでこれから先ももし未踏破ダンジョンを攻略された場合は申し出てくださいね」
「はぁい、わかりました」
「それではこちらの四つのアイテムを鑑定してまいりますね」
「お願いしますぅ」
女性はアイテムを持って奥の部屋へと入っていった。
「佐倉さん、聞きましたかぁ? 三百万円ですって」
磯さんは満面の笑みで振り返る。
「はい聞きました。半々でいいですかね?」
ボスを倒したのは磯さんだからちょっと図々しいかとも思ったが、
「はい、もちろんですぅ。仲良く半分こにしましょうね」
磯さんはこくんと大きくうなずいた。
「最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
1,253
-
944
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
5,170
-
2.6万
-
-
12
-
6
-
-
6,644
-
2.9万
-
-
358
-
1,672
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2,492
-
6,724
-
-
9,385
-
2.4万
-
-
9,691
-
1.6万
-
-
23
-
2
-
-
236
-
1,828
-
-
78
-
2,902
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
8,169
-
5.5万
-
-
98
-
15
-
-
7,460
-
1.5万
-
-
3,202
-
1.5万
-
-
6,206
-
3.1万
-
-
985
-
1,509
-
-
28
-
46
-
-
3
-
1
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,691
-
1.6万
-
-
9,542
-
1.1万
-
-
9,385
-
2.4万
-
-
9,166
-
2.3万
コメント