最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第93話 ファストフード店
帰還石は買い取り価格が三十万円と高額なので磯さんにそのまま譲ることにした。
そのため俺と磯さんは歩いて青い洞のダンジョン地下四十階から地上へと向かっていた。
道中襲い来るポイズンリザードやハイドラゴン、ゴブリンソーサラーなどを蹴散らしつつ階段を探しこれを上っていく。
「はっ」
通路の前後で魔物たちに囲まれた俺たちだったが俺は冷静に後ろから迫ってきていたハイドラゴンを一撃で無に帰すと、
「えいっ!」
『ギギッ……!』
磯さんは右手に持った破壊の斧を振るいゴブリンソーサラーをなぎ払った。
さらに通路の後ろに控えていたポイズンリザードとハイドラゴンに向かって、
「スキル、閃光魔法ランク10っ!」
発しながら熱光線を放つ磯さん。
『グエェェッ……!』
『ギャアアアァァァッ……!!』
磯さんの手のひらから放出された高熱の光線により腹に穴の開いたポイズンリザードとハイドラゴンが断末魔の叫び声を上げ消滅していく。
「ナイス、磯さんっ」
「はいっ」
自然とハイタッチを交わす俺たち。
レベルが99になった磯さんはもう俺の手助けがなくても充分に一人で魔物を打ち倒せるようになっていた。
☆ ☆ ☆
下りる時は三日以上かかった青い洞のダンジョンも上っていく時はアイテム回収に追われたり道に迷ったりすることもなかったのでさくさくと進んでいけた。
また、磯さんが頼りがいのある存在になってくれていたことも幸いし俺たちは丸一日とかからず地上へと戻ることができたのだった。
☆ ☆ ☆
ダンジョンを出た俺たちは久しぶりの日差しを体中に浴びながら、
「わぁっ、まぶしいですぅ~……でも無事に地上に戻ってこれたんですね、わたしたち」
「ええ。俺たちでこのダンジョンをクリアしたんですよ」
「ふふっ。やったぁ~、嬉しいですぅ~っ!」
喜びを分かち合った。
「じゃあ早速ダンジョンセンターに向かいますか」
手に入れたアイテムを買い取ってもらうため俺がダンジョンセンター行きを提案すると、
「あ、ちょっと待ってください。その前にお昼ご飯にしませんかぁ?」
磯さんが申し出る。
その言葉を受け今何時だろうとスマホを確認するが充電切れで現在時刻はわからない。
まあ、俺も割と腹減ってるしダンジョンセンターに行く前に腹ごしらえするのもいいかもな。
そう思い、
「わかりました。どこ行きます?」
「わたしハンバーガーが大好物なんですぅっ」
「奇遇ですね。俺もですよ」
俺たちは昼ご飯を食べにファストフード店へと向かうのだった。
☆ ☆ ☆
「あ~お腹いっぱいですぅ」
満足そうに言うと磯さんは紙ナプキンで口元を拭く。
すでに食べ終えていた俺はその様子をただ眺めていた。
「美味しかったですねぇ」
「そうですね。この店は静かで雰囲気もいいですし、また来ようかな」
俺はファストフードは好きだが混雑した場所は好きではないのでいつもテイクアウト専門なのだが磯さんと訪れたこの店は落ち着いた大人な雰囲気でなかなかいい感じだ。
今度一人で来ようと思う。
「それで佐倉さんはこれからどうするんですかぁ? またダンジョンに行くんですかぁ?」
対面に座る磯さんが首をかしげ訊いてくる。
「そうですね。アイテムを売って必要なものを買って残金を銀行に預けたらまたすぐにダンジョンに潜るつもりですよ」
稼げるときにより多く稼いでおきたい。
夢は大きく一億円プレイヤーだ。
「そうですかぁ。すごいですぅ」
「そういう磯さんはどうするんですか?」
「えへへ~、わたしもまたダンジョンに行くつもりですよぉ。佐倉さんのおかげでレベルが99になったのでこれまでよりももっといっぱいアイテムをみつけることが出来ますからねぇ」
笑みを浮かべながら磯さんは言った。
借金が一億円もあるというのならいっそ破産申請という手もあるのだろうが磯さんはその気はないらしいな。
「そうですか。頑張ってくださいね」
応援するくらいしか俺には出来ないが磯さんには幸せになってほしい。心からそう思う俺だった。
そのため俺と磯さんは歩いて青い洞のダンジョン地下四十階から地上へと向かっていた。
道中襲い来るポイズンリザードやハイドラゴン、ゴブリンソーサラーなどを蹴散らしつつ階段を探しこれを上っていく。
「はっ」
通路の前後で魔物たちに囲まれた俺たちだったが俺は冷静に後ろから迫ってきていたハイドラゴンを一撃で無に帰すと、
「えいっ!」
『ギギッ……!』
磯さんは右手に持った破壊の斧を振るいゴブリンソーサラーをなぎ払った。
さらに通路の後ろに控えていたポイズンリザードとハイドラゴンに向かって、
「スキル、閃光魔法ランク10っ!」
発しながら熱光線を放つ磯さん。
『グエェェッ……!』
『ギャアアアァァァッ……!!』
磯さんの手のひらから放出された高熱の光線により腹に穴の開いたポイズンリザードとハイドラゴンが断末魔の叫び声を上げ消滅していく。
「ナイス、磯さんっ」
「はいっ」
自然とハイタッチを交わす俺たち。
レベルが99になった磯さんはもう俺の手助けがなくても充分に一人で魔物を打ち倒せるようになっていた。
☆ ☆ ☆
下りる時は三日以上かかった青い洞のダンジョンも上っていく時はアイテム回収に追われたり道に迷ったりすることもなかったのでさくさくと進んでいけた。
また、磯さんが頼りがいのある存在になってくれていたことも幸いし俺たちは丸一日とかからず地上へと戻ることができたのだった。
☆ ☆ ☆
ダンジョンを出た俺たちは久しぶりの日差しを体中に浴びながら、
「わぁっ、まぶしいですぅ~……でも無事に地上に戻ってこれたんですね、わたしたち」
「ええ。俺たちでこのダンジョンをクリアしたんですよ」
「ふふっ。やったぁ~、嬉しいですぅ~っ!」
喜びを分かち合った。
「じゃあ早速ダンジョンセンターに向かいますか」
手に入れたアイテムを買い取ってもらうため俺がダンジョンセンター行きを提案すると、
「あ、ちょっと待ってください。その前にお昼ご飯にしませんかぁ?」
磯さんが申し出る。
その言葉を受け今何時だろうとスマホを確認するが充電切れで現在時刻はわからない。
まあ、俺も割と腹減ってるしダンジョンセンターに行く前に腹ごしらえするのもいいかもな。
そう思い、
「わかりました。どこ行きます?」
「わたしハンバーガーが大好物なんですぅっ」
「奇遇ですね。俺もですよ」
俺たちは昼ご飯を食べにファストフード店へと向かうのだった。
☆ ☆ ☆
「あ~お腹いっぱいですぅ」
満足そうに言うと磯さんは紙ナプキンで口元を拭く。
すでに食べ終えていた俺はその様子をただ眺めていた。
「美味しかったですねぇ」
「そうですね。この店は静かで雰囲気もいいですし、また来ようかな」
俺はファストフードは好きだが混雑した場所は好きではないのでいつもテイクアウト専門なのだが磯さんと訪れたこの店は落ち着いた大人な雰囲気でなかなかいい感じだ。
今度一人で来ようと思う。
「それで佐倉さんはこれからどうするんですかぁ? またダンジョンに行くんですかぁ?」
対面に座る磯さんが首をかしげ訊いてくる。
「そうですね。アイテムを売って必要なものを買って残金を銀行に預けたらまたすぐにダンジョンに潜るつもりですよ」
稼げるときにより多く稼いでおきたい。
夢は大きく一億円プレイヤーだ。
「そうですかぁ。すごいですぅ」
「そういう磯さんはどうするんですか?」
「えへへ~、わたしもまたダンジョンに行くつもりですよぉ。佐倉さんのおかげでレベルが99になったのでこれまでよりももっといっぱいアイテムをみつけることが出来ますからねぇ」
笑みを浮かべながら磯さんは言った。
借金が一億円もあるというのならいっそ破産申請という手もあるのだろうが磯さんはその気はないらしいな。
「そうですか。頑張ってくださいね」
応援するくらいしか俺には出来ないが磯さんには幸せになってほしい。心からそう思う俺だった。
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