最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第88話 ダークライガー
青い洞のダンジョン地下四十階に下り立った俺と磯さん。
「なんかこのフロア、肌寒くないですかぁ~?」
「そうですね。嫌な感じがしますね」
磯さんの問いかけに答えながら俺はここが最深階だと直感する。
当然最深階ということはボスもどこかに潜んでいるはずだ。
「磯さん、気をつけていてくださいね。このフロアにはボスがいるはずですから」
「えぇっ!? 魔物さんのボスですか? だ、大丈夫でしょうかぁ?」
「多分大丈夫だとは思いますけどいざという時は磯さん一人だけでも逃げてください」
そう言うと俺は不思議な袋の中から帰還石を取り出して磯さんに差し出した。
「えぇ~っ! 一人で逃げるなんて出来ませんよそんなことぉ~っ」
と磯さんはぶんぶんと首を横に振り帰還石を受け取ろうとはしない。
「万が一の場合ですよ」
俺のレベルからしてピンチになることはまずないと思うがそれでも念のためいつでも地上に戻れるように磯さんには帰還石を預けておいた方がいいだろう。
「俺が持っているより磯さんが持っていた方が俺が安心するんで持っていてください」
「そ、そんなぁ」
俺は半ば無理やり磯さんに帰還石を手渡すと通路を先へ先へと進んでいった。
☆ ☆ ☆
やはりというか案の定というか地下四十階にはボスが待ち構えていた。
俺たちがボスの待つ大きな部屋に入るなり出入口が突如として現れた金属製の壁によって閉じられてしまう。
「佐倉さぁん、閉じ込められちゃいましたよぉ……ど、どうしましょう」
「大丈夫。あいつを倒せば開くはずですよ」
開かなかったとしても俺が破壊すればいいだけの話だ。
最悪の場合は帰還石で地上に戻るという方法もある。
「磯さん、識別魔法であいつを見てもらえますか?」
俺は部屋の中央でたたずんでいる体長二メートルほどの真っ黒い魔物を見据えながら言った。
「は、はいっ。スキル、識別魔法ランク1っ!」
俺の言葉を受けて磯さんが識別魔法を発動させる。
そして、
「……わかりましたよっ。あの魔物さんの名前はダークライガーですっ。弱点はえっと、聖光魔法みたいですっ」
磯さんもダークライガーとやらをしっかりと見ながら発した。
「佐倉さんすみません、わかるのはそれくらいですぅ」
「聖光魔法ですか……」
聞いたことはあるが実際に誰かが使うところは見たことがない聖なる光で魔を討つ攻撃魔法だ。
……まあ自慢じゃないが俺のちからをもってすればわざわざ弱点を狙う必要などないな。
ライガーの影がそのまま実体化したような姿のダークライガーは余裕の表れなのか一切攻撃を仕掛けてこない。
俺と磯さんはそんなダークライガーとの距離をとったまま言葉を交わす。
「これまでの魔物と同じように俺が氷結魔法であいつを凍らせますから磯さんがとどめを刺してください」
「えぇ~っ、わ、わたしがやるんですかっ?」
「そうですよ。磯さんのレベルが99になるまで付き合うって約束したからにはあいつも磯さんに倒してもらいますからね」
「えぇ~、そんなぁ~」
磯さんの現在のレベルは71。
このダークライガーというボスを倒せばかなりの経験値が入るはず。
もしかしたら一気にレベル99も夢ではないかもしれない。
「じゃあいきますよっ。スキル、氷結魔法ランク10っ!」
俺は右手を前に出し前方にいるダークライガーに向けて絶対零度の魔法を放つのだった。
「なんかこのフロア、肌寒くないですかぁ~?」
「そうですね。嫌な感じがしますね」
磯さんの問いかけに答えながら俺はここが最深階だと直感する。
当然最深階ということはボスもどこかに潜んでいるはずだ。
「磯さん、気をつけていてくださいね。このフロアにはボスがいるはずですから」
「えぇっ!? 魔物さんのボスですか? だ、大丈夫でしょうかぁ?」
「多分大丈夫だとは思いますけどいざという時は磯さん一人だけでも逃げてください」
そう言うと俺は不思議な袋の中から帰還石を取り出して磯さんに差し出した。
「えぇ~っ! 一人で逃げるなんて出来ませんよそんなことぉ~っ」
と磯さんはぶんぶんと首を横に振り帰還石を受け取ろうとはしない。
「万が一の場合ですよ」
俺のレベルからしてピンチになることはまずないと思うがそれでも念のためいつでも地上に戻れるように磯さんには帰還石を預けておいた方がいいだろう。
「俺が持っているより磯さんが持っていた方が俺が安心するんで持っていてください」
「そ、そんなぁ」
俺は半ば無理やり磯さんに帰還石を手渡すと通路を先へ先へと進んでいった。
☆ ☆ ☆
やはりというか案の定というか地下四十階にはボスが待ち構えていた。
俺たちがボスの待つ大きな部屋に入るなり出入口が突如として現れた金属製の壁によって閉じられてしまう。
「佐倉さぁん、閉じ込められちゃいましたよぉ……ど、どうしましょう」
「大丈夫。あいつを倒せば開くはずですよ」
開かなかったとしても俺が破壊すればいいだけの話だ。
最悪の場合は帰還石で地上に戻るという方法もある。
「磯さん、識別魔法であいつを見てもらえますか?」
俺は部屋の中央でたたずんでいる体長二メートルほどの真っ黒い魔物を見据えながら言った。
「は、はいっ。スキル、識別魔法ランク1っ!」
俺の言葉を受けて磯さんが識別魔法を発動させる。
そして、
「……わかりましたよっ。あの魔物さんの名前はダークライガーですっ。弱点はえっと、聖光魔法みたいですっ」
磯さんもダークライガーとやらをしっかりと見ながら発した。
「佐倉さんすみません、わかるのはそれくらいですぅ」
「聖光魔法ですか……」
聞いたことはあるが実際に誰かが使うところは見たことがない聖なる光で魔を討つ攻撃魔法だ。
……まあ自慢じゃないが俺のちからをもってすればわざわざ弱点を狙う必要などないな。
ライガーの影がそのまま実体化したような姿のダークライガーは余裕の表れなのか一切攻撃を仕掛けてこない。
俺と磯さんはそんなダークライガーとの距離をとったまま言葉を交わす。
「これまでの魔物と同じように俺が氷結魔法であいつを凍らせますから磯さんがとどめを刺してください」
「えぇ~っ、わ、わたしがやるんですかっ?」
「そうですよ。磯さんのレベルが99になるまで付き合うって約束したからにはあいつも磯さんに倒してもらいますからね」
「えぇ~、そんなぁ~」
磯さんの現在のレベルは71。
このダークライガーというボスを倒せばかなりの経験値が入るはず。
もしかしたら一気にレベル99も夢ではないかもしれない。
「じゃあいきますよっ。スキル、氷結魔法ランク10っ!」
俺は右手を前に出し前方にいるダークライガーに向けて絶対零度の魔法を放つのだった。
「最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
1,251
-
942
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
5,168
-
2.6万
-
-
12
-
6
-
-
6,643
-
2.9万
-
-
357
-
1,672
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2,491
-
6,724
-
-
9,385
-
2.4万
-
-
9,690
-
1.6万
-
-
23
-
2
-
-
236
-
1,826
-
-
78
-
2,902
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
8,168
-
5.5万
-
-
98
-
15
-
-
7,460
-
1.5万
-
-
3,202
-
1.5万
-
-
6,204
-
3.1万
-
-
984
-
1,509
-
-
27
-
46
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,690
-
1.6万
-
-
9,542
-
1.1万
-
-
9,385
-
2.4万
-
-
9,166
-
2.3万
コメント