最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第86話 爆弾石
「痛いですぅ~」
右手をさすりながら甘えた声を出す磯さん。
「あの、大丈夫ですか?」
磯さんのちからの数値は一体いくつなのだろう。
俺が不安になるほど磯さんは非力なのだった。
「佐倉さぁん、この氷硬くて全然割れませんよぉ~」
「いや、そんなはずはないと思うんですけど……」
そう言いながら俺は氷漬けになったゴブリンソーサラーに近付いていくとパシンッとデコピンをくらわせる。
その瞬間中にいたゴブリンソーサラーごと氷は粉々に砕け散った。
《佐倉真琴のレベルが2上がりました》
「ほら」
「わぁ、佐倉さんすごいですぅ~」
それを見た磯さんは羨望の眼差しで俺をみつめてくる。
照れくさいのでその視線を断ち切るように、
「でも弱りましたね。完全に無防備な魔物も倒せないとなるといよいよこのダンジョンでレベルを上げるのは不可能なんじゃないですかねぇ」
俺は磯さんから顔をそむけ発言した。
「そんなぁ~」
「何か特別な武器とかアイテムとかがあれば別ですけど……」
そう自分で言ったところでふとあることを思い出す。
「あっ! そういえば俺さっきこんなもの拾ったんでした」
言って俺は不思議な袋の中から黒光りする石を取り出してみせた。
「なんですかぁこれ?」
「爆弾石です。多分これを投げて相手に当てると爆発するんじゃないかと思うんですけど」
「へぇ~」
と興味津々な顔で爆弾石を観察する磯さん。
「これあげますから次魔物が出たら投げてみてください」
「えっ、もらっちゃってもいいんですか?」
「はい、遠慮せずどうぞ」
俺は爆弾石を磯さんに手渡した。
おそらくだが見た目からして高値がつくようなアイテムでもなさそうだしこうでもしないと磯さんのレベルは一向に上がりそうにないからな。
すると都合よく、
『ギャアアァァオ!!』
一体のハイドラゴンが通路の前方から翼をはためかせこっちに向かって飛んできた。
「ま、魔物さんですぅっ!」
「俺が氷結魔法で凍らせますからまだ投げないでください」
「は、はいっ」
『ギャアアァァオ!!』
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
俺が口にすると空気中の水分が瞬時に凝固して空飛ぶハイドラゴンを氷で包んだ。
直後ハイドラゴンは氷の塊となってゴトッと地面に落ちる。
「はぁ、やっぱりすごいですねぇ~」
「さあ、あとはその爆弾石を投げてぶつけてみてください」
「はい、わかりましたぁ」
磯さんは投げ損じないように出来るだけ氷漬けになったハイドラゴンに近付くと、
「えいっ」
爆弾石を投げた。
俺は内心不安だったが磯さんの手から放たれた爆弾石はゆっくりと放物線を描いてハイドラゴンを覆う氷にガンッと当たる。
瞬間――
ドッガァァーン!!
と爆弾石は大爆発を起こし氷漬けになったハイドラゴンを見事粉砕、これを消滅させたのだった。
右手をさすりながら甘えた声を出す磯さん。
「あの、大丈夫ですか?」
磯さんのちからの数値は一体いくつなのだろう。
俺が不安になるほど磯さんは非力なのだった。
「佐倉さぁん、この氷硬くて全然割れませんよぉ~」
「いや、そんなはずはないと思うんですけど……」
そう言いながら俺は氷漬けになったゴブリンソーサラーに近付いていくとパシンッとデコピンをくらわせる。
その瞬間中にいたゴブリンソーサラーごと氷は粉々に砕け散った。
《佐倉真琴のレベルが2上がりました》
「ほら」
「わぁ、佐倉さんすごいですぅ~」
それを見た磯さんは羨望の眼差しで俺をみつめてくる。
照れくさいのでその視線を断ち切るように、
「でも弱りましたね。完全に無防備な魔物も倒せないとなるといよいよこのダンジョンでレベルを上げるのは不可能なんじゃないですかねぇ」
俺は磯さんから顔をそむけ発言した。
「そんなぁ~」
「何か特別な武器とかアイテムとかがあれば別ですけど……」
そう自分で言ったところでふとあることを思い出す。
「あっ! そういえば俺さっきこんなもの拾ったんでした」
言って俺は不思議な袋の中から黒光りする石を取り出してみせた。
「なんですかぁこれ?」
「爆弾石です。多分これを投げて相手に当てると爆発するんじゃないかと思うんですけど」
「へぇ~」
と興味津々な顔で爆弾石を観察する磯さん。
「これあげますから次魔物が出たら投げてみてください」
「えっ、もらっちゃってもいいんですか?」
「はい、遠慮せずどうぞ」
俺は爆弾石を磯さんに手渡した。
おそらくだが見た目からして高値がつくようなアイテムでもなさそうだしこうでもしないと磯さんのレベルは一向に上がりそうにないからな。
すると都合よく、
『ギャアアァァオ!!』
一体のハイドラゴンが通路の前方から翼をはためかせこっちに向かって飛んできた。
「ま、魔物さんですぅっ!」
「俺が氷結魔法で凍らせますからまだ投げないでください」
「は、はいっ」
『ギャアアァァオ!!』
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
俺が口にすると空気中の水分が瞬時に凝固して空飛ぶハイドラゴンを氷で包んだ。
直後ハイドラゴンは氷の塊となってゴトッと地面に落ちる。
「はぁ、やっぱりすごいですねぇ~」
「さあ、あとはその爆弾石を投げてぶつけてみてください」
「はい、わかりましたぁ」
磯さんは投げ損じないように出来るだけ氷漬けになったハイドラゴンに近付くと、
「えいっ」
爆弾石を投げた。
俺は内心不安だったが磯さんの手から放たれた爆弾石はゆっくりと放物線を描いてハイドラゴンを覆う氷にガンッと当たる。
瞬間――
ドッガァァーン!!
と爆弾石は大爆発を起こし氷漬けになったハイドラゴンを見事粉砕、これを消滅させたのだった。
「最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
1,251
-
942
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
5,168
-
2.6万
-
-
12
-
6
-
-
6,643
-
2.9万
-
-
357
-
1,672
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2,491
-
6,724
-
-
9,385
-
2.4万
-
-
9,690
-
1.6万
-
-
23
-
2
-
-
236
-
1,826
-
-
78
-
2,902
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
8,168
-
5.5万
-
-
98
-
15
-
-
7,460
-
1.5万
-
-
3,202
-
1.5万
-
-
6,204
-
3.1万
-
-
984
-
1,509
-
-
27
-
46
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,690
-
1.6万
-
-
9,542
-
1.1万
-
-
9,385
-
2.4万
-
-
9,166
-
2.3万
コメント