最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第85話 ゴブリンソーサラー
磯さんと行動を共にすることにした俺はとりあえず適当な魔物をみつけるためダンジョン内を歩いて回っていた。
「魔物さんいませんねぇ」
「そうですね」
どうでもいい時にはわんさと出てくるくせにいざ探すとなると意外と遭遇しないものだな。
そう思いながら二人してフロア内をアイテム探しと並行しつつ魔物を捜索する。
「やっぱりさっきの大部屋でトラップボタンを押した方が楽だったんですよ」
俺は言うが、
「それは嫌ですぅ。わたし佐倉さんと違ってゾンビさんは大嫌いなんですぅ~」
と磯さんは弱々しい声で返す。
俺も別に好きというわけではないのだが。
というか……。
「ずっと気になっていたんですけど磯さんて十八歳ですよね? 俺十六歳なんで敬語使わなくてもいいですよ」
俺は出会った当初から思っていたことを口にした。
しかし隣を歩く磯さんは、
「そうですかぁ? でも今から話し方を変えるのもなんか変な感じがしますしわたしはこのままで全然いいんですけど。駄目ですかぁ?」
俺を見上げながら訊いてくる。
「いや、磯さんがそれでいいなら俺は別にいいんですけどね」
まあ敬語を使われて嫌な気はしないしな。
と――
『ギギッ』
通路を曲がったところで緑色の体にローブをまとった小さな魔物が俺たちの行く手を阻んでいた。
なりはゴブリンそのものだが右手には杖を握り締めている。
「ステータスオープン」
俺はステータスボードを目の前に浮かび上がらせるとスクロールして魔物の名前を確認した。
*************************************
ゴブリンソーサラー
*************************************
魔物の名前はゴブリンソーサラー。
俺がステータスボードを閉じると、
『ギギッ!』
ゴブリンソーサラーは右手に持った杖を高々と掲げた。
その瞬間杖が黄色く光り、杖の先端からバスケットボール大の光球が放たれる。
杖から飛び出した光球は俺と磯さんに向かってきて体に接触するとドォーンと爆発した。
『ギギッ……ギッ!?』
だが俺には【魔法耐性(強)】というスキルが、そして磯さんには【魔法無効化】のスキルがあるためダメージはゼロ。
無傷だったことに驚愕の表情を浮かべるゴブリンソーサラー。
だがすぐに気を取り直して、
『ギギギッ!』
今度は光球を連続で飛ばしてきた。
ドォーン。
ドォーン。
ドォーン。
爆発による土煙で辺りが包まれる中俺は手を前に伸ばし「スキル、氷結魔法ランク10っ!」と言葉を発した。
しばらくして土煙が晴れ視界がはっきりすると目の前にはカチンコチンに氷漬けになったゴブリンソーサラーの姿があった。
「さあ磯さん。もうこいつは身動きできませんから氷ごと破壊しちゃってください」
「あ、は、はい。ありがとうございますぅっ」
磯さんはおっかなびっくりゴブリンソーサラーに歩み寄る。
そして人差し指でちょんちょんと氷をつつくと、
「わぁっ、すごく冷たいですぅ~」
振り向いて俺に報告した。
「そりゃまあ凍ってますからね」
「そ、そうですよね……じゃ、じゃあいきますね」
意を決したように言うと前に向き直った磯さんは「えいっ!」と氷漬けになったゴブリンソーサラーにパンチをくらわせる。
ガンッ。
「いっ、痛いですぅ~っ!」
右手をぱたぱたさせながら情けない声を上げる磯さん。
見るとゴブリンソーサラーを覆う氷の表面にはひび一つ入ってはいなかった。
「魔物さんいませんねぇ」
「そうですね」
どうでもいい時にはわんさと出てくるくせにいざ探すとなると意外と遭遇しないものだな。
そう思いながら二人してフロア内をアイテム探しと並行しつつ魔物を捜索する。
「やっぱりさっきの大部屋でトラップボタンを押した方が楽だったんですよ」
俺は言うが、
「それは嫌ですぅ。わたし佐倉さんと違ってゾンビさんは大嫌いなんですぅ~」
と磯さんは弱々しい声で返す。
俺も別に好きというわけではないのだが。
というか……。
「ずっと気になっていたんですけど磯さんて十八歳ですよね? 俺十六歳なんで敬語使わなくてもいいですよ」
俺は出会った当初から思っていたことを口にした。
しかし隣を歩く磯さんは、
「そうですかぁ? でも今から話し方を変えるのもなんか変な感じがしますしわたしはこのままで全然いいんですけど。駄目ですかぁ?」
俺を見上げながら訊いてくる。
「いや、磯さんがそれでいいなら俺は別にいいんですけどね」
まあ敬語を使われて嫌な気はしないしな。
と――
『ギギッ』
通路を曲がったところで緑色の体にローブをまとった小さな魔物が俺たちの行く手を阻んでいた。
なりはゴブリンそのものだが右手には杖を握り締めている。
「ステータスオープン」
俺はステータスボードを目の前に浮かび上がらせるとスクロールして魔物の名前を確認した。
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ゴブリンソーサラー
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魔物の名前はゴブリンソーサラー。
俺がステータスボードを閉じると、
『ギギッ!』
ゴブリンソーサラーは右手に持った杖を高々と掲げた。
その瞬間杖が黄色く光り、杖の先端からバスケットボール大の光球が放たれる。
杖から飛び出した光球は俺と磯さんに向かってきて体に接触するとドォーンと爆発した。
『ギギッ……ギッ!?』
だが俺には【魔法耐性(強)】というスキルが、そして磯さんには【魔法無効化】のスキルがあるためダメージはゼロ。
無傷だったことに驚愕の表情を浮かべるゴブリンソーサラー。
だがすぐに気を取り直して、
『ギギギッ!』
今度は光球を連続で飛ばしてきた。
ドォーン。
ドォーン。
ドォーン。
爆発による土煙で辺りが包まれる中俺は手を前に伸ばし「スキル、氷結魔法ランク10っ!」と言葉を発した。
しばらくして土煙が晴れ視界がはっきりすると目の前にはカチンコチンに氷漬けになったゴブリンソーサラーの姿があった。
「さあ磯さん。もうこいつは身動きできませんから氷ごと破壊しちゃってください」
「あ、は、はい。ありがとうございますぅっ」
磯さんはおっかなびっくりゴブリンソーサラーに歩み寄る。
そして人差し指でちょんちょんと氷をつつくと、
「わぁっ、すごく冷たいですぅ~」
振り向いて俺に報告した。
「そりゃまあ凍ってますからね」
「そ、そうですよね……じゃ、じゃあいきますね」
意を決したように言うと前に向き直った磯さんは「えいっ!」と氷漬けになったゴブリンソーサラーにパンチをくらわせる。
ガンッ。
「いっ、痛いですぅ~っ!」
右手をぱたぱたさせながら情けない声を上げる磯さん。
見るとゴブリンソーサラーを覆う氷の表面にはひび一つ入ってはいなかった。
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