最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第81話 磯さんの叫び
『ガアアアァァァァ……!!』
『ガアアアァァァァ……!!』
『ガアアアァァァァ……!!』
・
・
・
赤いトラップボタンを誤って押してしまったことにより数十体の上級ゾンビの大群に囲まれた俺と磯さん。
「ふぇ~ん、怖いですぅ~っ」
俺のすぐ隣で頭を抱え小さくなっている磯さんが声を震わせる。
前にもマリアのせいで似たような状況に陥ったことがあるが俺は女難の相でもあるのだろうか。
「わたしのせいでごめんなさぁ~い!」
自分が悪いという自覚はあるようで磯さんは縮こまりながらも謝罪の意を口にした。
俺はそんな磯さんから半歩離れると手を前に差し出す。
そして、
「スキル、電撃魔法ランク10っ!」
俺たちの周りを取り囲んでひしめき合っている上級ゾンビたちに電撃魔法をお見舞いした。
バリバリバリィィィーッ!!!
スキル【魔法効果3倍】のおかげで以前よりも魔法が広範囲に行き渡る。
『アアアァァァ……!』
『アアアァァァ……!』
『アアアァァァ……!』
・
・
・
目にもとまらぬ速さでもって雷のごとき超電撃が上級ゾンビの大群を次々と貫いていった。
内部から焼け焦げた上級ゾンビたちはぷすぷすと煙を立たせながら地面に倒れていきそして消滅していく。
《佐倉真琴のレベルが109上がりました》
レベルアップを告げる機械音を聞き流しつつ俺は「終わりましたよ」と磯さんに手を差し伸べた。
「ふぇ? あ……あんなにいたゾンビさんたちをもう倒しちゃったんですか?」
「ええ、まあ」
「わぁ~。やっぱり佐倉さんはすごいですぅ。さすがレベル99ですぅ」
純粋そうな顔を俺に向けてくる磯さん。
少し胸が痛い。
「じゃあ俺がついていくので上の階まで行きましょうか」
話題を変えるためにもそう声をかけたのだが磯さんは急に「あっ」と声を出したかと思うと俺から顔を背けもじもじし出した。
「? 磯さん? どうかしました?」
「あ、あのぅ……ちょっとだけここで待っていてもらってもいいですか?」
俺との身長差から自然と上目遣いになる磯さん。
「え、なんでですか? 早くこのフロアから移動しましょうよ」
「わ、わたし、ちょっとあっちに用があるんです……」
「いや、一人になったらまたポイズンリザードとかに襲われるかもしれないですからもし用があるなら俺も一緒に行きますよ」
「そ、それは困りますぅ……わたし一人になりたいんですぅ……」
「だから危ないですって」
「むぅ~……そ、そうじゃなくてですね……わ、わたし、おトイレに行きたいんですぅ~っ!」
顔を赤らめながら磯さんは声を張り上げたのだった。
『ガアアアァァァァ……!!』
『ガアアアァァァァ……!!』
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赤いトラップボタンを誤って押してしまったことにより数十体の上級ゾンビの大群に囲まれた俺と磯さん。
「ふぇ~ん、怖いですぅ~っ」
俺のすぐ隣で頭を抱え小さくなっている磯さんが声を震わせる。
前にもマリアのせいで似たような状況に陥ったことがあるが俺は女難の相でもあるのだろうか。
「わたしのせいでごめんなさぁ~い!」
自分が悪いという自覚はあるようで磯さんは縮こまりながらも謝罪の意を口にした。
俺はそんな磯さんから半歩離れると手を前に差し出す。
そして、
「スキル、電撃魔法ランク10っ!」
俺たちの周りを取り囲んでひしめき合っている上級ゾンビたちに電撃魔法をお見舞いした。
バリバリバリィィィーッ!!!
スキル【魔法効果3倍】のおかげで以前よりも魔法が広範囲に行き渡る。
『アアアァァァ……!』
『アアアァァァ……!』
『アアアァァァ……!』
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目にもとまらぬ速さでもって雷のごとき超電撃が上級ゾンビの大群を次々と貫いていった。
内部から焼け焦げた上級ゾンビたちはぷすぷすと煙を立たせながら地面に倒れていきそして消滅していく。
《佐倉真琴のレベルが109上がりました》
レベルアップを告げる機械音を聞き流しつつ俺は「終わりましたよ」と磯さんに手を差し伸べた。
「ふぇ? あ……あんなにいたゾンビさんたちをもう倒しちゃったんですか?」
「ええ、まあ」
「わぁ~。やっぱり佐倉さんはすごいですぅ。さすがレベル99ですぅ」
純粋そうな顔を俺に向けてくる磯さん。
少し胸が痛い。
「じゃあ俺がついていくので上の階まで行きましょうか」
話題を変えるためにもそう声をかけたのだが磯さんは急に「あっ」と声を出したかと思うと俺から顔を背けもじもじし出した。
「? 磯さん? どうかしました?」
「あ、あのぅ……ちょっとだけここで待っていてもらってもいいですか?」
俺との身長差から自然と上目遣いになる磯さん。
「え、なんでですか? 早くこのフロアから移動しましょうよ」
「わ、わたし、ちょっとあっちに用があるんです……」
「いや、一人になったらまたポイズンリザードとかに襲われるかもしれないですからもし用があるなら俺も一緒に行きますよ」
「そ、それは困りますぅ……わたし一人になりたいんですぅ……」
「だから危ないですって」
「むぅ~……そ、そうじゃなくてですね……わ、わたし、おトイレに行きたいんですぅ~っ!」
顔を赤らめながら磯さんは声を張り上げたのだった。
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