最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第55話 レベル20375
「ステータスオープン」
俺はステータス画面を開いた。
*************************************
名前:佐倉真琴
レベル:20375
HP:138902/140025 MP:110138/112198
ちから:121866
みのまもり:102834
すばやさ:101272
スキル:経験値1000倍
:レベルフリー
:魔法耐性(強)
:火炎魔法ランク10
:氷結魔法ランク10
:電撃魔法ランク10
:飛翔魔法ランク2
*************************************
俺はレベルが20000を超えたことで新たなスキル【魔法耐性(強)】を習得していた。
「魔法耐性ってことは魔法攻撃に強くなるってことかな……? だとしたらこれまたすごいスキルを覚えたな。飛翔魔法もランク2に上がっているし――」
「真琴様、待ってくださいませ~っ!」
一人歩きながらステータスボードを確認していると後ろからマリアが黒服たちを引き連れて追いかけてきた。
「マリアじゃないか。何してるんだこんなところで」
「……はぁっ。もちろん真琴様を追ってきましたのよっ……」
マリアは胸を押さえて息を整えている。
俺はそんなマリアの姿を見てあることを思い出した。
「あっそうだマリア、ちょっと後ろ向いてくれ」
「……はい? なんですの?」
「いいからいいから」
マリアは頭の上にハテナマークを浮かべながらも俺の指示通りに後ろを向く。
俺はそんなマリアの後ろに立つとそっと首に手を回した。
「……え! ……これは?」
「プレゼントだ。マリアにやるよ」
そう言ってマリアの首にかけたのは九尾のドロップアイテムである退魔のネックレスだった。
「こんな素敵なものをわたくしにくださるんですの?」
「ああ。俺が持っていても多分使わないからな」
退魔のネックレスはその名の通り魔物を払いよけ近寄らせないネックレスだ。
俺には必要ない。
水川に聞いたところでは効果ほどの価値はないらしいし、それならマリアにあげてもいいだろう。
「ありがとうございます、真琴様っ。嬉しいですわ、わたくしとってもとっても幸せですわっ」
ネックレスを握り締めながらくるくるとその場で回るマリア。
そこまで喜んでくれると俺まで嬉しくなる。
と、
「マリア様、ジェット機の準備が整いました。いつでも離陸可能でございます」
後ろで様子を見守っていた黒服の女性がマリアに声をかけた。
たしか名前は……マヤさんだったっけ。
「ありがとうマヤ。では真琴様、早速まいりましょうか」
マリアはマヤさんから俺に向き直るとよくわからないことを口にする。
「まいる? どこへ?」
「決まっていますわ。わたくしのお父様とお母様に報告をしに行くんでしてよっ」
マリアは赤い影のダンジョンをクリアしたらその報告をご両親にしに行くとダンジョン内で語っていた。
だがそれをなんで俺が一緒に行くみたいな言い方をしているんだ?
「真琴様ならお父様もお母様もきっと喜んで――」
ピリリリリリ……、ピリリリリリ……、ピリリリリリ……。
その時俺のスマホの着信音がけたたましく鳴り響いた。
「あ、悪いマリア。ちょっと待ってくれ」
スマホの画面には家出して以降一度も話していない義理の母の名前が表示されている。
行儀が悪いかとも思ったが虫の知らせというか何か嫌な予感がして俺はマリアとの会話を中断し電話に出た。
「……もしもし」
『もしもし、真琴くんっ。よかった、やっとつながったわっ』
「……何、どうかしたの?」
『あ、あのね……落ち着いて、よく聞いてね…………うぅっ』
受話器の向こうで義母さんのすすり泣く声が聞こえてくる。
「義母さん?」
『和真さんがね……」
和真というのは俺の父親のことだ。
「和真さんが……会社で倒れたのっ』
俺はステータス画面を開いた。
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名前:佐倉真琴
レベル:20375
HP:138902/140025 MP:110138/112198
ちから:121866
みのまもり:102834
すばやさ:101272
スキル:経験値1000倍
:レベルフリー
:魔法耐性(強)
:火炎魔法ランク10
:氷結魔法ランク10
:電撃魔法ランク10
:飛翔魔法ランク2
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俺はレベルが20000を超えたことで新たなスキル【魔法耐性(強)】を習得していた。
「魔法耐性ってことは魔法攻撃に強くなるってことかな……? だとしたらこれまたすごいスキルを覚えたな。飛翔魔法もランク2に上がっているし――」
「真琴様、待ってくださいませ~っ!」
一人歩きながらステータスボードを確認していると後ろからマリアが黒服たちを引き連れて追いかけてきた。
「マリアじゃないか。何してるんだこんなところで」
「……はぁっ。もちろん真琴様を追ってきましたのよっ……」
マリアは胸を押さえて息を整えている。
俺はそんなマリアの姿を見てあることを思い出した。
「あっそうだマリア、ちょっと後ろ向いてくれ」
「……はい? なんですの?」
「いいからいいから」
マリアは頭の上にハテナマークを浮かべながらも俺の指示通りに後ろを向く。
俺はそんなマリアの後ろに立つとそっと首に手を回した。
「……え! ……これは?」
「プレゼントだ。マリアにやるよ」
そう言ってマリアの首にかけたのは九尾のドロップアイテムである退魔のネックレスだった。
「こんな素敵なものをわたくしにくださるんですの?」
「ああ。俺が持っていても多分使わないからな」
退魔のネックレスはその名の通り魔物を払いよけ近寄らせないネックレスだ。
俺には必要ない。
水川に聞いたところでは効果ほどの価値はないらしいし、それならマリアにあげてもいいだろう。
「ありがとうございます、真琴様っ。嬉しいですわ、わたくしとってもとっても幸せですわっ」
ネックレスを握り締めながらくるくるとその場で回るマリア。
そこまで喜んでくれると俺まで嬉しくなる。
と、
「マリア様、ジェット機の準備が整いました。いつでも離陸可能でございます」
後ろで様子を見守っていた黒服の女性がマリアに声をかけた。
たしか名前は……マヤさんだったっけ。
「ありがとうマヤ。では真琴様、早速まいりましょうか」
マリアはマヤさんから俺に向き直るとよくわからないことを口にする。
「まいる? どこへ?」
「決まっていますわ。わたくしのお父様とお母様に報告をしに行くんでしてよっ」
マリアは赤い影のダンジョンをクリアしたらその報告をご両親にしに行くとダンジョン内で語っていた。
だがそれをなんで俺が一緒に行くみたいな言い方をしているんだ?
「真琴様ならお父様もお母様もきっと喜んで――」
ピリリリリリ……、ピリリリリリ……、ピリリリリリ……。
その時俺のスマホの着信音がけたたましく鳴り響いた。
「あ、悪いマリア。ちょっと待ってくれ」
スマホの画面には家出して以降一度も話していない義理の母の名前が表示されている。
行儀が悪いかとも思ったが虫の知らせというか何か嫌な予感がして俺はマリアとの会話を中断し電話に出た。
「……もしもし」
『もしもし、真琴くんっ。よかった、やっとつながったわっ』
「……何、どうかしたの?」
『あ、あのね……落ち着いて、よく聞いてね…………うぅっ』
受話器の向こうで義母さんのすすり泣く声が聞こえてくる。
「義母さん?」
『和真さんがね……」
和真というのは俺の父親のことだ。
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