最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第51話 九尾との決着
「きゃああぁぁーっ……!」
耳をつんざくマリアの悲痛な叫びに俺は現実に引き戻された。
「マリアっ!」
見ると海道だけではなくマリアも神代も長澤も地面に倒れている。
みんな海道と同じように腕や足を焼かれあまりの痛みに声を上げ転げ回っていた。
「ぐあああぁぁー……!!」
「ああああぁぁぁぁー……!!」
「ううぅぅぅー……!!」
「うあああぁぁぁー…………!!」
そして、
『グオオオォォォーン!』
九尾は水川に狙いを定めて飛び掛かった。
!!
水川は海道の回復に追われていて九尾の接近に反応できていない。
「……くそっ!」
俺は過去のトラウマを振り払うと駆け出した。
その足で水川と倒れていた海道を抱きかかえ九尾の体当たりをすんでのところでかわす。
「佐倉さんっ……」
「水川、海道はあとだっ。先にマリアを治してやってくれっ」
「で、ですが……」
「マリアも回復魔法が使えるんだっ。だから頼むっ!」
水川の回復魔法のランクはわからないがマリアはランク10の回復魔法と蘇生魔法まで覚えている。
海道たちには悪いがここはマリアの回復を優先させるべきだろう。
「わ、わかりました。でも、あの魔物がまた襲ってくるかもっ……」
俺は九尾に向き直った。
「大丈夫、あいつは俺が倒すからっ」
☆ ☆ ☆
『グオオオォォォーン!』
九尾は水川への攻撃を邪魔されたことに腹を立てたのか俺に敵意をむき出しにして吠えた。
それでいい。
ターゲットが俺になってくれたことで水川はその間にマリアのもとへと急ぐ。
「スキル、回復魔法ランク7っ」
水川がマリアに回復魔法を施す様子を視界の端にとらえつつ俺は九尾と相対した。
『グオオオォォォーン!』
「こいつに触れたら俺まで手を失うかもな。だったら……」
俺は九尾に向けて手を開くと、
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
と発する。
その刹那空気中の水分が凍りつき九尾の体ごと一瞬で氷漬けにした。
「よし」
あとは殴って砕くだけ。
そう思った矢先――
ジュウゥゥゥ~。
氷が九尾のまとった炎の高熱によってものすごい早さで融解していく。
「えっ……マジか」
あっという間に氷は融けきり九尾は何事もなかったかのように俺を見据えながら首を回した。
「どうしよ……」
直接触れれば腕は焼け落ちてしまうし火炎魔法は相手を強力にしてしまうだけ。
氷結魔法も効かない。となるとあとは……。
「佐倉さんっ、電撃魔法ですっ!」
水川が声を大にして叫んだ。
「水川っ」
振り向くと、
「その魔物は電気が弱点ですっ!」
水川が俺を見て声を張り上げる。
なぜ九尾の弱点を水川が知っているのかはさておいてほかに手がないことは俺もわかっていた。
次の瞬間俺は九尾に向かって「スキル、電撃魔法ランク10っ!」と声に出した。
直後、
バリバリバリィィィィッ!!!
手から放電された雷のようなすさまじい電撃が目にもとまらぬ速さで九尾の体を貫いた。
一時、間があってから九尾がどさっと地面に倒れ込む。
そして、
《佐倉真琴のレベルが417上がりました》
機械音が俺のレベルアップとともに九尾の死を知らせてくれたのだった。
耳をつんざくマリアの悲痛な叫びに俺は現実に引き戻された。
「マリアっ!」
見ると海道だけではなくマリアも神代も長澤も地面に倒れている。
みんな海道と同じように腕や足を焼かれあまりの痛みに声を上げ転げ回っていた。
「ぐあああぁぁー……!!」
「ああああぁぁぁぁー……!!」
「ううぅぅぅー……!!」
「うあああぁぁぁー…………!!」
そして、
『グオオオォォォーン!』
九尾は水川に狙いを定めて飛び掛かった。
!!
水川は海道の回復に追われていて九尾の接近に反応できていない。
「……くそっ!」
俺は過去のトラウマを振り払うと駆け出した。
その足で水川と倒れていた海道を抱きかかえ九尾の体当たりをすんでのところでかわす。
「佐倉さんっ……」
「水川、海道はあとだっ。先にマリアを治してやってくれっ」
「で、ですが……」
「マリアも回復魔法が使えるんだっ。だから頼むっ!」
水川の回復魔法のランクはわからないがマリアはランク10の回復魔法と蘇生魔法まで覚えている。
海道たちには悪いがここはマリアの回復を優先させるべきだろう。
「わ、わかりました。でも、あの魔物がまた襲ってくるかもっ……」
俺は九尾に向き直った。
「大丈夫、あいつは俺が倒すからっ」
☆ ☆ ☆
『グオオオォォォーン!』
九尾は水川への攻撃を邪魔されたことに腹を立てたのか俺に敵意をむき出しにして吠えた。
それでいい。
ターゲットが俺になってくれたことで水川はその間にマリアのもとへと急ぐ。
「スキル、回復魔法ランク7っ」
水川がマリアに回復魔法を施す様子を視界の端にとらえつつ俺は九尾と相対した。
『グオオオォォォーン!』
「こいつに触れたら俺まで手を失うかもな。だったら……」
俺は九尾に向けて手を開くと、
「スキル、氷結魔法ランク10っ」
と発する。
その刹那空気中の水分が凍りつき九尾の体ごと一瞬で氷漬けにした。
「よし」
あとは殴って砕くだけ。
そう思った矢先――
ジュウゥゥゥ~。
氷が九尾のまとった炎の高熱によってものすごい早さで融解していく。
「えっ……マジか」
あっという間に氷は融けきり九尾は何事もなかったかのように俺を見据えながら首を回した。
「どうしよ……」
直接触れれば腕は焼け落ちてしまうし火炎魔法は相手を強力にしてしまうだけ。
氷結魔法も効かない。となるとあとは……。
「佐倉さんっ、電撃魔法ですっ!」
水川が声を大にして叫んだ。
「水川っ」
振り向くと、
「その魔物は電気が弱点ですっ!」
水川が俺を見て声を張り上げる。
なぜ九尾の弱点を水川が知っているのかはさておいてほかに手がないことは俺もわかっていた。
次の瞬間俺は九尾に向かって「スキル、電撃魔法ランク10っ!」と声に出した。
直後、
バリバリバリィィィィッ!!!
手から放電された雷のようなすさまじい電撃が目にもとまらぬ速さで九尾の体を貫いた。
一時、間があってから九尾がどさっと地面に倒れ込む。
そして、
《佐倉真琴のレベルが417上がりました》
機械音が俺のレベルアップとともに九尾の死を知らせてくれたのだった。
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