最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第49話 赤い影のダンジョン地下二十階
「やっと抜け出せましたわっ」
「やったわね、マリアちゃん」
マリアと長澤が手と手を取って喜び合う。
俺たちは今しがたようやく巨大迷路から抜け出ることが出来たところだ。
しかも嬉しいことに、
「おっ、階段があるぜっ」
海道の言う通り目の前には地下二十階への階段が見えていた。
俺たちは階段を前にして息を整える。
というのもこれまでの経験上ボスがいる階、つまり最深階は五の倍数の場合が多いからだ。
「もしかすると次の階が最深階かもしれません。ボスが待ち構えている可能性もありますから用心してかかりましょう」
神代がみんなの顔を順々に見ながら声をかけた。
「そうね。でもこれだけレベルの高いプレイヤーが揃ってるんだからなんとかなるわよ」
と長澤が言うと、
「今のおれなら一人でも充分だぜっ」
自信家の海道が相変わらずの強気な発言をする。
「なあマリア、ダンジョンクリアの手柄はいいのか?」
俺は小声でマリアにささやいた。
マリアは一番にダンジョンをクリアしてそのことを両親に自慢したかったはずだが。
「問題ないですわ。閃光の紅蓮団の皆様と一緒でむしろ光栄なくらいですもの」
「そうか。ならいいんだ」
このまま行くと三千万円の分け前はだいぶ減りそうだが仕方がない。
マリア同様俺もこの状況を受け入れるとするか。
「では行きましょうか」
神代を先頭にして俺たちは地下二十階へと下りていった。
☆ ☆ ☆
!!
地下二十階に足を踏み入れた途端ぞわぞわっと鳥肌が立つのを感じた。
それは俺だけではなかったようでみんなの顔つきが険しくなる。
「間違いないな。ここが最深階だぜ」
海道が舌舐めずりしてつぶやいた。
「おい佐倉、今度は二度と手ぇ出すんじゃねぇぞ。フロアボスはおれがやるんだからな」
「あ、ああ」
俺をにらみつける海道。
どうやらまたもボスにとどめを刺す権利は海道に決まっているらしい。
俺は今回こそは手出しするまいと心に誓った。
とその時だった。
『グオオオォォォーン!』
魔物の遠吠えのようなうなり声がフロア中に響き渡った。
「あっちですね……みなさん準備はいいですか?」
「うん。いいわよ」
「おうよ。いつでもいいぜっ」
「は、はい」
「大丈夫ですわっ」
「ああ」
俺たちはお互い顔を見合わせてから声の発生源へと向かっていったのだった。
「やったわね、マリアちゃん」
マリアと長澤が手と手を取って喜び合う。
俺たちは今しがたようやく巨大迷路から抜け出ることが出来たところだ。
しかも嬉しいことに、
「おっ、階段があるぜっ」
海道の言う通り目の前には地下二十階への階段が見えていた。
俺たちは階段を前にして息を整える。
というのもこれまでの経験上ボスがいる階、つまり最深階は五の倍数の場合が多いからだ。
「もしかすると次の階が最深階かもしれません。ボスが待ち構えている可能性もありますから用心してかかりましょう」
神代がみんなの顔を順々に見ながら声をかけた。
「そうね。でもこれだけレベルの高いプレイヤーが揃ってるんだからなんとかなるわよ」
と長澤が言うと、
「今のおれなら一人でも充分だぜっ」
自信家の海道が相変わらずの強気な発言をする。
「なあマリア、ダンジョンクリアの手柄はいいのか?」
俺は小声でマリアにささやいた。
マリアは一番にダンジョンをクリアしてそのことを両親に自慢したかったはずだが。
「問題ないですわ。閃光の紅蓮団の皆様と一緒でむしろ光栄なくらいですもの」
「そうか。ならいいんだ」
このまま行くと三千万円の分け前はだいぶ減りそうだが仕方がない。
マリア同様俺もこの状況を受け入れるとするか。
「では行きましょうか」
神代を先頭にして俺たちは地下二十階へと下りていった。
☆ ☆ ☆
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地下二十階に足を踏み入れた途端ぞわぞわっと鳥肌が立つのを感じた。
それは俺だけではなかったようでみんなの顔つきが険しくなる。
「間違いないな。ここが最深階だぜ」
海道が舌舐めずりしてつぶやいた。
「おい佐倉、今度は二度と手ぇ出すんじゃねぇぞ。フロアボスはおれがやるんだからな」
「あ、ああ」
俺をにらみつける海道。
どうやらまたもボスにとどめを刺す権利は海道に決まっているらしい。
俺は今回こそは手出しするまいと心に誓った。
とその時だった。
『グオオオォォォーン!』
魔物の遠吠えのようなうなり声がフロア中に響き渡った。
「あっちですね……みなさん準備はいいですか?」
「うん。いいわよ」
「おうよ。いつでもいいぜっ」
「は、はい」
「大丈夫ですわっ」
「ああ」
俺たちはお互い顔を見合わせてから声の発生源へと向かっていったのだった。
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