最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第47話 突然の再会
「お久しぶりです佐倉さん。いやあ~こんなところで再会するなんて奇遇というかなんというか。まさか佐倉さんもこのダンジョンに挑んでいたなんて驚きですよ。やはりクリア報酬の三千万円が気になってというところですか?」
と神代が前髪をかき上げつつ言うと、
「そんなことどうでもいいじゃないの。それより元気だった、佐倉っ?」
と長澤が距離を詰めて訊いてきた。
「あ、ああ。俺は普通に元気だったけど」
「そっかそっか、それはよかったわ。ほら、蓮華も挨拶しなよ。また会いたいって言ってたじゃんか」
「ちょ、ちょっと紅ちゃん、わたしはそんなっ……」
長澤に背中を押されて水川が前に出てくる。
もじもじしながら顔を赤らめた水川は目を泳がせながら、
「あ、あの……佐倉さん、お久しぶりです……え、えっと……」
相変わらず口下手な様子で挨拶をした。
「ああ、久しぶり水川。元気だったか?」
「あ、は、はい。ありがとうございます」
何度も頭を下げる水川。
変わってないな。
と、
「えっ、えっ、えっ。な、なんですのっ!? 真琴様と閃光の紅蓮団の皆様はお知合いなんですのっ?」
呆気にとられていたマリアだったがふと気を取り戻すと俺の服を引っ張りながら声を上げる。
「えーっと、知り合いっていうか――」
「僕たちは前に一緒にダンジョン探索をした仲なんですよ」
俺が口を開こうとすると神代が代わりに答えた。
「ええーっ! そうなんですのーっ!?」
マリアは神代と俺の顔を交互に見ながら叫ぶ。
「ええ、そうですよ。あれはたしか七か月くらい前でしたかね」
「ああ、それくらいだな」
「すごいですわっ、すごいですわっ! 真琴様ってやっぱりすごい方だったのですわねっ! そして神代様は思っていた通りのとっても素敵な方でしたわーっ!」
自分の世界に入り恍惚の表情を浮かべるマリア。
そういえば神代に会いたいとか言っていたっけ。
「ねえ佐倉、もしかしてだけどその子あんたの彼女じゃないわよね」
長澤が怪訝な顔でとんでもないことを言い出す。
「なわけないだろ」
相手は十二歳だ。普通に捕まってしまう。
「だよね~。だって。よかったわね蓮華」
「べ、紅ちゃんってばっ……」
長澤と水川がこそこそと何か話している。
以前と変わらずに仲がよさそうで何よりだ。
「おい、そろそろ行こうぜ」
すると憮然とした表情の海道がしびれを切らしたように言葉を発した。
「ちょっと海道、せっかく久しぶりに会ったんだしこのまま一緒に行けばいいじゃん。ていうかあんた七か月前のこと佐倉に謝れば?」
「うるせ。余計なお世話だ」
予想はしていたがやはり海道も海道のままか。
「海道さん、いいじゃないですか。佐倉さんたちも僕たちと同じく道に迷っているようですし協力して進みましょうよ……ね、海道さん?」
「……ちっ。勝手にしろ」
海道もリーダーの神代には一目置いているようで渋々ながらこれに従った。
「ということで、いかがでしょうか? 佐倉さん。また一緒にダンジョン攻略しませんか?」
「え……」
俺に向き直った神代の言葉に俺は押し黙ってしまう。
ほかの三人はともかく海道と一緒は気まずいなぁ。
それにこれ以上人が増えたらますます俺は全力が出せなくなってしまう。
よし。少々気はひけるが断ろう。
「神代、悪いけど――」
「もちろん一緒に行きますわっ!」
マリアが手を上げ割って入ってきた。
「おいこらっ、勝手に――」
「ありがとうございます。では一緒に参りましょうね」
「神代ちょっと――」
「はいですわっ!」
「では行きましょうか」
「行きますわっ!」
笑顔で淡々と推し進める神代と強引で押しの強いマリアによって俺の意見はなし崩し的に葬り去られたのだった。
と神代が前髪をかき上げつつ言うと、
「そんなことどうでもいいじゃないの。それより元気だった、佐倉っ?」
と長澤が距離を詰めて訊いてきた。
「あ、ああ。俺は普通に元気だったけど」
「そっかそっか、それはよかったわ。ほら、蓮華も挨拶しなよ。また会いたいって言ってたじゃんか」
「ちょ、ちょっと紅ちゃん、わたしはそんなっ……」
長澤に背中を押されて水川が前に出てくる。
もじもじしながら顔を赤らめた水川は目を泳がせながら、
「あ、あの……佐倉さん、お久しぶりです……え、えっと……」
相変わらず口下手な様子で挨拶をした。
「ああ、久しぶり水川。元気だったか?」
「あ、は、はい。ありがとうございます」
何度も頭を下げる水川。
変わってないな。
と、
「えっ、えっ、えっ。な、なんですのっ!? 真琴様と閃光の紅蓮団の皆様はお知合いなんですのっ?」
呆気にとられていたマリアだったがふと気を取り戻すと俺の服を引っ張りながら声を上げる。
「えーっと、知り合いっていうか――」
「僕たちは前に一緒にダンジョン探索をした仲なんですよ」
俺が口を開こうとすると神代が代わりに答えた。
「ええーっ! そうなんですのーっ!?」
マリアは神代と俺の顔を交互に見ながら叫ぶ。
「ええ、そうですよ。あれはたしか七か月くらい前でしたかね」
「ああ、それくらいだな」
「すごいですわっ、すごいですわっ! 真琴様ってやっぱりすごい方だったのですわねっ! そして神代様は思っていた通りのとっても素敵な方でしたわーっ!」
自分の世界に入り恍惚の表情を浮かべるマリア。
そういえば神代に会いたいとか言っていたっけ。
「ねえ佐倉、もしかしてだけどその子あんたの彼女じゃないわよね」
長澤が怪訝な顔でとんでもないことを言い出す。
「なわけないだろ」
相手は十二歳だ。普通に捕まってしまう。
「だよね~。だって。よかったわね蓮華」
「べ、紅ちゃんってばっ……」
長澤と水川がこそこそと何か話している。
以前と変わらずに仲がよさそうで何よりだ。
「おい、そろそろ行こうぜ」
すると憮然とした表情の海道がしびれを切らしたように言葉を発した。
「ちょっと海道、せっかく久しぶりに会ったんだしこのまま一緒に行けばいいじゃん。ていうかあんた七か月前のこと佐倉に謝れば?」
「うるせ。余計なお世話だ」
予想はしていたがやはり海道も海道のままか。
「海道さん、いいじゃないですか。佐倉さんたちも僕たちと同じく道に迷っているようですし協力して進みましょうよ……ね、海道さん?」
「……ちっ。勝手にしろ」
海道もリーダーの神代には一目置いているようで渋々ながらこれに従った。
「ということで、いかがでしょうか? 佐倉さん。また一緒にダンジョン攻略しませんか?」
「え……」
俺に向き直った神代の言葉に俺は押し黙ってしまう。
ほかの三人はともかく海道と一緒は気まずいなぁ。
それにこれ以上人が増えたらますます俺は全力が出せなくなってしまう。
よし。少々気はひけるが断ろう。
「神代、悪いけど――」
「もちろん一緒に行きますわっ!」
マリアが手を上げ割って入ってきた。
「おいこらっ、勝手に――」
「ありがとうございます。では一緒に参りましょうね」
「神代ちょっと――」
「はいですわっ!」
「では行きましょうか」
「行きますわっ!」
笑顔で淡々と推し進める神代と強引で押しの強いマリアによって俺の意見はなし崩し的に葬り去られたのだった。
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