最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第40話 閃光の紅蓮団の現在
「きゃあっ! ゾンビですわっ、気持ち悪いですわっ、目が飛び出ていますわっ!」
「おい落ち着けマリア。中級ゾンビだ、大したことない」
「なんでこんなに沢山いるんですの~っ!」
それは多分お前が変なボタンを押したせいだろっ。とは責めないでおいてやる。
それくらいマリアはパニクっていた。
「マリア、手を放してくれ。戦いにくい」
「いやぁ~っ! 体がボロボロですわっ、臭いですわっ、怖いですわ~っ!」
マリアは俺の言うことが耳に入っていないようだ。
……仕方ない。
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
俺は最大火力の火炎魔法を中級ゾンビたちに向けて連続で放った。
『……ッ』
『……ッ』
『……ッ』
・
・
・
中級ゾンビたちは大きな炎の玉に飲み込まれ一瞬でこの世を去った。
☆ ☆ ☆
「おい、もう大丈夫だぞマリア。おい」
「はっ……気持ちの悪いゾンビたちが消えていますわ……」
「ああ。火炎魔法で全部焼き尽くしてやったからな。もういないよ」
それを聞いて安心したのかやっと俺の腕から手を放すマリア。
「……あ、ありがとうございます真琴様。わたくし我を忘れてしまっていましたわ。ファインゴールド家の次期当主として情けないですわ」
「気にするな、誰にでも苦手なものくらいあるさ」
「真琴様……」
マリアは部屋を見回してから、
「それにしてもランク10の火炎魔法とはやはりすごい威力ですわね。あの閃光の紅蓮団の海道様と同じランクというだけのことはありますわね」
ふいに思いがけない名前を口にした。
「えっ、海道がなんだって……!?」
「閃光の紅蓮団の海道様ですわよ。真琴様と同じくランク10の火炎魔法を覚えていらっしゃるって言ったんですの」
海道……閃光の紅蓮団の海道光。
たしかに火炎魔法を覚えてはいたが七か月前に会った時はまだランク2だったはずだ。
それが今は俺と同じランク10の火炎魔法を覚えているのか。
というか――
「なんでマリアが閃光の紅蓮団のことを知っているんだ?」
「なんでって日本のプレイヤーで閃光の紅蓮団のことを知らない方の方が少ないんじゃなくって」
とマリア。
「閃光の紅蓮団はチームの四人全員がレベル90台のバランスの取れた今若者に一番人気のあるチームですからね。ファッション誌にもたまに出ていますわよ、見たことないんですの?」
「あ、ああ。まったく」
全然知らなかった。
閃光の紅蓮団がそんなに有名になっていたなんて。
「特にチームリーダーの神代様がまたかっこよくて素敵なんですのよ。一度でいいから会ってみたいですわ~」
マリアが両手を合わせて遠い目をする。
「神代か……」
たしかに背が高くて爽やかで性格もよかったな、あいつは。
「あ、でも真琴様もかなりいい線いっていますわよ。背が低いのが難点ですけれど」
お前が言うな。
「ほら、そんなことよりさっさと階段探すぞっ」
「あら? もしかして真琴様、わたくしが素敵って言ったから神代様に嫉妬してらっしゃいます? ふっふ~ん?」
「子ども相手にそんなことあるわけないだろ」
「あっ、また子どもって言いましたわね~っ」
俺はマリアに背中をいいように殴られながらも地下七階への階段を探し続けるのだった。
「おい落ち着けマリア。中級ゾンビだ、大したことない」
「なんでこんなに沢山いるんですの~っ!」
それは多分お前が変なボタンを押したせいだろっ。とは責めないでおいてやる。
それくらいマリアはパニクっていた。
「マリア、手を放してくれ。戦いにくい」
「いやぁ~っ! 体がボロボロですわっ、臭いですわっ、怖いですわ~っ!」
マリアは俺の言うことが耳に入っていないようだ。
……仕方ない。
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
「スキル、火炎魔法ランク10っ」
俺は最大火力の火炎魔法を中級ゾンビたちに向けて連続で放った。
『……ッ』
『……ッ』
『……ッ』
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中級ゾンビたちは大きな炎の玉に飲み込まれ一瞬でこの世を去った。
☆ ☆ ☆
「おい、もう大丈夫だぞマリア。おい」
「はっ……気持ちの悪いゾンビたちが消えていますわ……」
「ああ。火炎魔法で全部焼き尽くしてやったからな。もういないよ」
それを聞いて安心したのかやっと俺の腕から手を放すマリア。
「……あ、ありがとうございます真琴様。わたくし我を忘れてしまっていましたわ。ファインゴールド家の次期当主として情けないですわ」
「気にするな、誰にでも苦手なものくらいあるさ」
「真琴様……」
マリアは部屋を見回してから、
「それにしてもランク10の火炎魔法とはやはりすごい威力ですわね。あの閃光の紅蓮団の海道様と同じランクというだけのことはありますわね」
ふいに思いがけない名前を口にした。
「えっ、海道がなんだって……!?」
「閃光の紅蓮団の海道様ですわよ。真琴様と同じくランク10の火炎魔法を覚えていらっしゃるって言ったんですの」
海道……閃光の紅蓮団の海道光。
たしかに火炎魔法を覚えてはいたが七か月前に会った時はまだランク2だったはずだ。
それが今は俺と同じランク10の火炎魔法を覚えているのか。
というか――
「なんでマリアが閃光の紅蓮団のことを知っているんだ?」
「なんでって日本のプレイヤーで閃光の紅蓮団のことを知らない方の方が少ないんじゃなくって」
とマリア。
「閃光の紅蓮団はチームの四人全員がレベル90台のバランスの取れた今若者に一番人気のあるチームですからね。ファッション誌にもたまに出ていますわよ、見たことないんですの?」
「あ、ああ。まったく」
全然知らなかった。
閃光の紅蓮団がそんなに有名になっていたなんて。
「特にチームリーダーの神代様がまたかっこよくて素敵なんですのよ。一度でいいから会ってみたいですわ~」
マリアが両手を合わせて遠い目をする。
「神代か……」
たしかに背が高くて爽やかで性格もよかったな、あいつは。
「あ、でも真琴様もかなりいい線いっていますわよ。背が低いのが難点ですけれど」
お前が言うな。
「ほら、そんなことよりさっさと階段探すぞっ」
「あら? もしかして真琴様、わたくしが素敵って言ったから神代様に嫉妬してらっしゃいます? ふっふ~ん?」
「子ども相手にそんなことあるわけないだろ」
「あっ、また子どもって言いましたわね~っ」
俺はマリアに背中をいいように殴られながらも地下七階への階段を探し続けるのだった。
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