最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
第29話 沖縄到着!
「あ~、風が気持ちいいなぁ」
鹿児島から沖縄行きのフェリーに無事乗り込むことができた俺はデッキで風に当たりながらきれいな海を眺めつつ波に揺られていた。
心地よい潮風が頬を撫でていく。
沖縄に着くまでは丸一日ある。
ゆったりとした船旅に心躍らせていると、
ぎゅるるる~。
腹の虫が空腹を訴えだした。
「そういや昨日から何も食べてなかったっけ」
そこで俺はフェリーの中にあるレストランで食事をとることにした。
☆ ☆ ☆
「もう腹いっぱいだ~」
食事を済ませた俺はフリースペースで椅子に腰かけスマホを充電しながらゲームを楽しむ。
船内にもゲームセンターはあったがガヤガヤした場所より俺は一人静かにスマホゲームの方が性に合っている。
数時間楽しんだのち客室に戻ると俺はそこで眠りについた。
☆ ☆ ☆
翌日。フェリーは沖縄の那覇港に到着した。
船を下りると暖かで澄んだ空気が出迎えてくれた。
「はぁ~」
大きく背伸びをしてから俺は沖縄にあるというお目当ての赤い影のダンジョンの正確な場所をアプリで確かめた。
「おっ、割と近いな」
ダンジョンのある場所は充分歩いて行ける距離だったので俺は早速そこに徒歩で向かった。
☆ ☆ ☆
ダンジョンに近付くにつれだんだんと人の数が増えてきた。
もしかしたら俺と同じように報奨金三千万円につられたプレイヤーたちが集まってきているのかもしれないな。
そう思いつつしばらく歩くと大きな湖がありそのほとりにダンジョンへと続く大穴が待ち構えていた。
それと同時に多くのプレイヤーたちの姿もそこにはあった。
「最初からあんな強い魔物が出てくるなんて聞いてないぞっ」
「ランクHのダンジョンってマジやばいな」
「絶対無理っ。あんなの死んじゃうもん」
「みなさーん! 悪いことは言いません、諦めた方が賢明ですよー!」
何やら騒がしいが聞こえてくるのは愚痴や警告の声ばかり。
プレイヤーたちの話から察するにここのダンジョンはこれまでのダンジョンとは比べ物にならないくらい危険らしい。
……まあ、それでも俺は行くんだけど。
人波をかき分けダンジョンに向かう俺。
すると、
「おい、きみ……おい、そこのきみだよっ」
赤い影のダンジョンの入り口まできたところでおじさんに横から肩をトントンと叩かれた。
「え、俺ですか?」
「俺? あ、きみ男だったのか? てっきり女の子かと思ったよ」
悪かったな、男っぽくなくて。
「そんなことよりきみ、まさかこのダンジョンに入る気じゃないだろうね」
「え、入りますけど」
「あのねきみ、ここにいるみんなの話耳に入らなかったのか? このダンジョンはそこいらのダンジョンとはわけが違うよ。わたしはレベル66なんだが地下五階まで行ったところで命からがら逃げてきたんだからね」
「はあ……」
「きみのレベルがいくつかは知らないがとてもじゃないけど一人でこのダンジョンをクリアするのは不可能だ」
おじさんは善意から俺のことを本気で心配してくれているようだ。
「この世は命あっての物種だからね。生きていればこそだよ、まだ若いんだから」
「はい、まあ……そうですね」
おじさんは俺の肩に手を置いてうんうんうなずきながら俺を優しい目でみつめている。
……弱ったな。
俺なら多分大丈夫なんだけど、せっかくのおじさんの好意を無視するのも気が引けるし。
いっそのこと俺のレベルが19932だと教えてやろうか……いや、ふざけてると思われるのがオチだな。
おじさんを怒らせるだけだろう。
俺がダンジョンの入り口を前にして手をこまねいていたそんな時だった。
「ちょっと、そこどいてくださいますっ」
背後から声がした。
「ん?」
振り返るとそこには金色の長い髪を縦ロールにしたハーフっぽい美少女と背の高い黒服の集団が立っていた。
鹿児島から沖縄行きのフェリーに無事乗り込むことができた俺はデッキで風に当たりながらきれいな海を眺めつつ波に揺られていた。
心地よい潮風が頬を撫でていく。
沖縄に着くまでは丸一日ある。
ゆったりとした船旅に心躍らせていると、
ぎゅるるる~。
腹の虫が空腹を訴えだした。
「そういや昨日から何も食べてなかったっけ」
そこで俺はフェリーの中にあるレストランで食事をとることにした。
☆ ☆ ☆
「もう腹いっぱいだ~」
食事を済ませた俺はフリースペースで椅子に腰かけスマホを充電しながらゲームを楽しむ。
船内にもゲームセンターはあったがガヤガヤした場所より俺は一人静かにスマホゲームの方が性に合っている。
数時間楽しんだのち客室に戻ると俺はそこで眠りについた。
☆ ☆ ☆
翌日。フェリーは沖縄の那覇港に到着した。
船を下りると暖かで澄んだ空気が出迎えてくれた。
「はぁ~」
大きく背伸びをしてから俺は沖縄にあるというお目当ての赤い影のダンジョンの正確な場所をアプリで確かめた。
「おっ、割と近いな」
ダンジョンのある場所は充分歩いて行ける距離だったので俺は早速そこに徒歩で向かった。
☆ ☆ ☆
ダンジョンに近付くにつれだんだんと人の数が増えてきた。
もしかしたら俺と同じように報奨金三千万円につられたプレイヤーたちが集まってきているのかもしれないな。
そう思いつつしばらく歩くと大きな湖がありそのほとりにダンジョンへと続く大穴が待ち構えていた。
それと同時に多くのプレイヤーたちの姿もそこにはあった。
「最初からあんな強い魔物が出てくるなんて聞いてないぞっ」
「ランクHのダンジョンってマジやばいな」
「絶対無理っ。あんなの死んじゃうもん」
「みなさーん! 悪いことは言いません、諦めた方が賢明ですよー!」
何やら騒がしいが聞こえてくるのは愚痴や警告の声ばかり。
プレイヤーたちの話から察するにここのダンジョンはこれまでのダンジョンとは比べ物にならないくらい危険らしい。
……まあ、それでも俺は行くんだけど。
人波をかき分けダンジョンに向かう俺。
すると、
「おい、きみ……おい、そこのきみだよっ」
赤い影のダンジョンの入り口まできたところでおじさんに横から肩をトントンと叩かれた。
「え、俺ですか?」
「俺? あ、きみ男だったのか? てっきり女の子かと思ったよ」
悪かったな、男っぽくなくて。
「そんなことよりきみ、まさかこのダンジョンに入る気じゃないだろうね」
「え、入りますけど」
「あのねきみ、ここにいるみんなの話耳に入らなかったのか? このダンジョンはそこいらのダンジョンとはわけが違うよ。わたしはレベル66なんだが地下五階まで行ったところで命からがら逃げてきたんだからね」
「はあ……」
「きみのレベルがいくつかは知らないがとてもじゃないけど一人でこのダンジョンをクリアするのは不可能だ」
おじさんは善意から俺のことを本気で心配してくれているようだ。
「この世は命あっての物種だからね。生きていればこそだよ、まだ若いんだから」
「はい、まあ……そうですね」
おじさんは俺の肩に手を置いてうんうんうなずきながら俺を優しい目でみつめている。
……弱ったな。
俺なら多分大丈夫なんだけど、せっかくのおじさんの好意を無視するのも気が引けるし。
いっそのこと俺のレベルが19932だと教えてやろうか……いや、ふざけてると思われるのがオチだな。
おじさんを怒らせるだけだろう。
俺がダンジョンの入り口を前にして手をこまねいていたそんな時だった。
「ちょっと、そこどいてくださいますっ」
背後から声がした。
「ん?」
振り返るとそこには金色の長い髪を縦ロールにしたハーフっぽい美少女と背の高い黒服の集団が立っていた。
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