俺【死神】になりました ~喧嘩もしたことない俺の、選べる職業が【死神】だった!?~
第53話 報告
「俺から報告したい話は、今日であった魔物についてです。それはもともと普通のスケルトンでした。正確にはスケルトシャーマンだったのですがそのうちの一体が持っている道具を使い合体をしたのです」
そう切り出すと、合体という部分に皆疑問符を浮かべながら聞いてくれている。
「合体というとよくわからないと思うんですけど、まず時系列順に話すと、一体のスケルトシャーマンを倒そうとしたときにそいつが自分を犠牲にして一気に20体くらいのスケルトンを召喚しました。
その後その20体ともともといたスケルトンたちがもう一体残っていたスケルトシャーマンが持つ赤い石の効果で合体し、一体の強力な魔物になったという感じです」
そういうと、警備部隊以外の人たちは何のことやらといった感じで、こちらを見ているだけだが。警備部隊の人たちは皆、真剣な表情でこちらの話を聞いている。
そんな中、叔父さんが、
「色人、いろいろ気になることがあるんだが。まず一体のスケルトシャーマンが自らを犠牲に一気に20体ものスケルトンを召喚したのか?」
と聞いてきたので、
「はい、それも俺がもうとどめを刺そうかといったところで、自らを犠牲にしました。それだけでも今までなかったと聞いています。今後スケルトシャーマンは率先して早くに倒すように気を付ける必要があるかと。そして召喚されたスケルトンたちは半径五メートルほどの円のなかに密集していました」
と答えた。そうするとこのことに関しては納得してくれたようで、
「なるほど、確かに共有するべき情報だな。今後そのようなことが起こるとそれだけで犠牲者が出かねん。そしてもう一つ、合体したというのはどういうことだ?」
と聞いてきた。確かに一番気になるところはそこだよな。まず合体するということがいまいちわからないし。あのアイテムを見る限り、そうやすやすとやれることではないと思う。
「まず合体したというのはそのままの意味で、合計30体近いスケルトンたちが一目散にスケルトシャーマンのところに向かっていき、光に包まれたと思ったら、強力な魔物になっていたという感じです」
そういうと、皆驚いた表情を浮かべていたので、そのまま続ける。
「合体するときに、スケルトシャーマンが持っていた石が光ったので、それを鑑定したところかなり重要な情報が得られました。
名前は贄の石、そしてその作り方は多くの生き物が殺された土地でアンデット系の魔物がその怨念などを集めてつくる、と出てました。
そこから考えるに、今まで五多くの人や魔物たちが殺された場所は、同じように贄の石が作られている可能性があるということと、合体条件がアンデット系の魔物30体以上を生贄に捧げることと出ていたので、この二つの条件には最新の注意を払う必要があります」
そういうと、警備部隊の人たちは俺が言った情報を頭の中でかみ砕きながら、どうするべきか考えているようで、皆額にしわを寄せながら押し黙った。
そんな中、父さんが、
「今回出てきた魔物とはどんな奴だったんだ?」
と聞いてきたので、
「そうだね、まず強さで言うと、恐らく叔父さんでも簡単には勝てないほどの実力だと思う。速度は俺の方が若干早いけど、それ以外のステータスは負けていたと思う。それに知力の値が高く、なんと驚くことに意味のある言葉を発して意思の疎通が取れた。とは言っても話自体は全くかみ合わずに、ただ命を狙ってきたというだけなんだけど」
そういうと、叔父さんでも苦戦するというところで警備部隊の人たちが、言葉を発したというところでそれ以外の人たちが驚いていた。
そうして皆が考え込み、少しの沈黙の後話し出したのは叔父さんだ。
「ということは、今までの魔物たちの進行には人を殺すことそのものも含まれていたということか。先日色人が報告してきた内容から、ここの周辺の魔界、ダンジョンについての調査を進める必要について議論を進めていたが、こうなるとどこで人が殺されたかなどの情報も追わないといけなくなるな。
また同じようにほかのコミュニティについても、そこが滅ぼされるとその分魔物が強力になる可能性があるということは、そことの連携も密に行っていかねばならないと思う」
そういう叔父さんの意見に対して、同じく警備部隊の亜門さんが、
「しかし、色人さんが命の危険を感じる相手で、鷹人警視監でも苦戦する相手というと。現状倒せるものがお二人ぐらいしかいません。田中と青山の二人も手が出せないなら、かなりの警戒度です。」
そういうので、
「そうですね、正直かなり強力でした。今ならより戦えると思いますが、確実に勝てるというほどではないです。後ほど私も説明しますが、田中さんと青山さんの二人もどのような敵だったか証言してくれるので、それを踏まえて危険そうだとしたらまずは近づかないで私や叔父に連絡を取ってもらうのがいいと思います」
と答えた、そうすると叔父さんが、
「わかった、あとで詳しく聞くがその方向で行こう。今後はそのレベルも戦えるように戦力の増強はより重要になってくる。兄さん、ほかのコミュニティとの戦力の共有なども視野に入れて交渉頼む」
「わかった」
そういって今日の会議は終了となった。
現状は警戒するしかないが、今後絶対にかなわない敵が出てくることもありうる。そんなときにみんなを守れるだけの力を身に着けないといけないな。
段々と敵の強さが増している中、俺ができることはよりレベルを上げ、強くなることだけだ。
多くの人をまとめることは現状父さんたちに任していればいい。俺は俺にしかできないことをしっかりとやっていく。
そう気持ちを新たにして、その後戦闘の時の状況などをなるべく詳しく話して、今日のところは終わりになった。
明日の予定は、死神の短剣の【形態変化】を使いこなすためにも、鎌状態での戦闘になれるために、外に出て魔物を狩ろうと思っている。
またその時に備えて、今回spを消費して鎌術を取得した。これを使って明日は魔物を狩って経験値を稼ぎ、周辺の安全度を上げることに力を入れようと思う。
そろそろ屋敷のみんなのことも気になってきたころなので、結衣と麻衣ちゃんの無事をしっかりと確認したら、一旦屋敷に帰ろうと思っているが、今のところそこまで赴くことが少し難しそうなので、魔物を狩りつつタイミングを見図ろうと思う。
とりあえず明日は鎌状態でしっかりと戦えるように、練習しよう。
鎌術を取った今のステータスはこうだ。
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名前:黒神(くろがみ) 色人(しきと)
種族:人族
所属ギルド:【KUROGAMI】/役職:サブリーダー
職業:死神
ジョブレベル:6
必要経験値:76/900
【ステータス】
M P:10++(10×0.1×7)=61/71
攻撃力:8++(8×0.4×7) =88
耐久力:8++(8×0×7) =32
速 度:13++(13×0.4×7)=143
知 力:10++(10×0.1×7)=65
【所持スキル】
暗殺術 レベル 4 【属性付与(毒)1MP】【切れ味強化 1MP】【無詠唱 1MP/m】【無音 1MP/30s】
鑑定 レベル 2 【物品鑑定 1MP】【魔物鑑定 1MP】
鎌術 レベル 1 【スラッシュ 4MP】
【所持SP】
877,420P
【装備品】
死神の短剣 レベル 7 【形態変化《フォルムチェンジ》 】
【その他】
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鎌というリーチの長い武器を手に入れたので、それをしっかりと使いこなし、魔物たちの殲滅速度を上げたいと思う。
そう切り出すと、合体という部分に皆疑問符を浮かべながら聞いてくれている。
「合体というとよくわからないと思うんですけど、まず時系列順に話すと、一体のスケルトシャーマンを倒そうとしたときにそいつが自分を犠牲にして一気に20体くらいのスケルトンを召喚しました。
その後その20体ともともといたスケルトンたちがもう一体残っていたスケルトシャーマンが持つ赤い石の効果で合体し、一体の強力な魔物になったという感じです」
そういうと、警備部隊以外の人たちは何のことやらといった感じで、こちらを見ているだけだが。警備部隊の人たちは皆、真剣な表情でこちらの話を聞いている。
そんな中、叔父さんが、
「色人、いろいろ気になることがあるんだが。まず一体のスケルトシャーマンが自らを犠牲に一気に20体ものスケルトンを召喚したのか?」
と聞いてきたので、
「はい、それも俺がもうとどめを刺そうかといったところで、自らを犠牲にしました。それだけでも今までなかったと聞いています。今後スケルトシャーマンは率先して早くに倒すように気を付ける必要があるかと。そして召喚されたスケルトンたちは半径五メートルほどの円のなかに密集していました」
と答えた。そうするとこのことに関しては納得してくれたようで、
「なるほど、確かに共有するべき情報だな。今後そのようなことが起こるとそれだけで犠牲者が出かねん。そしてもう一つ、合体したというのはどういうことだ?」
と聞いてきた。確かに一番気になるところはそこだよな。まず合体するということがいまいちわからないし。あのアイテムを見る限り、そうやすやすとやれることではないと思う。
「まず合体したというのはそのままの意味で、合計30体近いスケルトンたちが一目散にスケルトシャーマンのところに向かっていき、光に包まれたと思ったら、強力な魔物になっていたという感じです」
そういうと、皆驚いた表情を浮かべていたので、そのまま続ける。
「合体するときに、スケルトシャーマンが持っていた石が光ったので、それを鑑定したところかなり重要な情報が得られました。
名前は贄の石、そしてその作り方は多くの生き物が殺された土地でアンデット系の魔物がその怨念などを集めてつくる、と出てました。
そこから考えるに、今まで五多くの人や魔物たちが殺された場所は、同じように贄の石が作られている可能性があるということと、合体条件がアンデット系の魔物30体以上を生贄に捧げることと出ていたので、この二つの条件には最新の注意を払う必要があります」
そういうと、警備部隊の人たちは俺が言った情報を頭の中でかみ砕きながら、どうするべきか考えているようで、皆額にしわを寄せながら押し黙った。
そんな中、父さんが、
「今回出てきた魔物とはどんな奴だったんだ?」
と聞いてきたので、
「そうだね、まず強さで言うと、恐らく叔父さんでも簡単には勝てないほどの実力だと思う。速度は俺の方が若干早いけど、それ以外のステータスは負けていたと思う。それに知力の値が高く、なんと驚くことに意味のある言葉を発して意思の疎通が取れた。とは言っても話自体は全くかみ合わずに、ただ命を狙ってきたというだけなんだけど」
そういうと、叔父さんでも苦戦するというところで警備部隊の人たちが、言葉を発したというところでそれ以外の人たちが驚いていた。
そうして皆が考え込み、少しの沈黙の後話し出したのは叔父さんだ。
「ということは、今までの魔物たちの進行には人を殺すことそのものも含まれていたということか。先日色人が報告してきた内容から、ここの周辺の魔界、ダンジョンについての調査を進める必要について議論を進めていたが、こうなるとどこで人が殺されたかなどの情報も追わないといけなくなるな。
また同じようにほかのコミュニティについても、そこが滅ぼされるとその分魔物が強力になる可能性があるということは、そことの連携も密に行っていかねばならないと思う」
そういう叔父さんの意見に対して、同じく警備部隊の亜門さんが、
「しかし、色人さんが命の危険を感じる相手で、鷹人警視監でも苦戦する相手というと。現状倒せるものがお二人ぐらいしかいません。田中と青山の二人も手が出せないなら、かなりの警戒度です。」
そういうので、
「そうですね、正直かなり強力でした。今ならより戦えると思いますが、確実に勝てるというほどではないです。後ほど私も説明しますが、田中さんと青山さんの二人もどのような敵だったか証言してくれるので、それを踏まえて危険そうだとしたらまずは近づかないで私や叔父に連絡を取ってもらうのがいいと思います」
と答えた、そうすると叔父さんが、
「わかった、あとで詳しく聞くがその方向で行こう。今後はそのレベルも戦えるように戦力の増強はより重要になってくる。兄さん、ほかのコミュニティとの戦力の共有なども視野に入れて交渉頼む」
「わかった」
そういって今日の会議は終了となった。
現状は警戒するしかないが、今後絶対にかなわない敵が出てくることもありうる。そんなときにみんなを守れるだけの力を身に着けないといけないな。
段々と敵の強さが増している中、俺ができることはよりレベルを上げ、強くなることだけだ。
多くの人をまとめることは現状父さんたちに任していればいい。俺は俺にしかできないことをしっかりとやっていく。
そう気持ちを新たにして、その後戦闘の時の状況などをなるべく詳しく話して、今日のところは終わりになった。
明日の予定は、死神の短剣の【形態変化】を使いこなすためにも、鎌状態での戦闘になれるために、外に出て魔物を狩ろうと思っている。
またその時に備えて、今回spを消費して鎌術を取得した。これを使って明日は魔物を狩って経験値を稼ぎ、周辺の安全度を上げることに力を入れようと思う。
そろそろ屋敷のみんなのことも気になってきたころなので、結衣と麻衣ちゃんの無事をしっかりと確認したら、一旦屋敷に帰ろうと思っているが、今のところそこまで赴くことが少し難しそうなので、魔物を狩りつつタイミングを見図ろうと思う。
とりあえず明日は鎌状態でしっかりと戦えるように、練習しよう。
鎌術を取った今のステータスはこうだ。
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名前:黒神(くろがみ) 色人(しきと)
種族:人族
所属ギルド:【KUROGAMI】/役職:サブリーダー
職業:死神
ジョブレベル:6
必要経験値:76/900
【ステータス】
M P:10++(10×0.1×7)=61/71
攻撃力:8++(8×0.4×7) =88
耐久力:8++(8×0×7) =32
速 度:13++(13×0.4×7)=143
知 力:10++(10×0.1×7)=65
【所持スキル】
暗殺術 レベル 4 【属性付与(毒)1MP】【切れ味強化 1MP】【無詠唱 1MP/m】【無音 1MP/30s】
鑑定 レベル 2 【物品鑑定 1MP】【魔物鑑定 1MP】
鎌術 レベル 1 【スラッシュ 4MP】
【所持SP】
877,420P
【装備品】
死神の短剣 レベル 7 【形態変化《フォルムチェンジ》 】
【その他】
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鎌というリーチの長い武器を手に入れたので、それをしっかりと使いこなし、魔物たちの殲滅速度を上げたいと思う。
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