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テイマーと錬金術の職業で冒険したい!

青空鰹

ぐっすり眠れる合い言葉!

 サニーさんとルル達をサシャさんが何とかしてくれたのはいいけどぉ……。

 「何で俺の部屋まで来ているんだろうねぇ?」

 そうサニーさんは俺から一旦離れてくれたのだけれども、部屋まで付いて来たのだ。あとワイン飲んでいるから酒臭い。

 「クゥ〜ン……」

 ルルも「自分に聞かれても困る」と言いたそうに鳴いている上に、ちょっぴり俺に甘えたそうにもしている。

 「私の目が黒い内は、絶対、ぜぇ〜〜〜ったいにぃ! 逃がさないんだからねっ ︎」

 「はいはい……俺は逃げないんで離れて下さい」

 全く、このセリフ何度目だよ!

 「……そうね。もうお休みの時間だし、何よりも寝る為に着替えなきゃいけないからねぇ〜……」

 サニーさんはそう言うと、俺から離れてくれた。

 ようやく離れてくれたぁ〜!

 なんてことを思っていたら、今度は服を脱ぎ出したのだ!

 「ちょっ、何してるんですかぁ ︎」

 「何って、寝るから服を脱いでいるのよ。何か問題ある?」

 「問題ないんだけどぉ〜……そのまま自分の部屋に戻る気なんですか?」

 「えっ? ここで寝るつもりだけど、何か問題あるの?」

 問題あるってぇ ︎

 「サシャさんが用意してくれた部屋があるでしょ! そっちを使ってくれ!」

 「ええ〜っ ︎ 1人だと寂しいでしょぉっ! ルルちゃん達だってぇ、そう思わない?」

 「キャンッ!」

 プルンッ ︎

 ルル達は、「確かにそうだけど、サニーはいらない」と言いたそうにしているが、サニーさんは何を勘違いしているのか分からないが、嬉しそうな顔で2匹を抱き締めた。

 「ありがとう、ルルちゃん達! やっぱり人数が多い方が楽しいよね!」

 「キャンッ ︎ キャンッ ︎」

 プルプルプルプルプルプルッ ︎

 ルル達は「言ってない! そんなこと全く言ってないっ ︎」と言いたそうに、サシャさんの腕の中で踠いている。

 「あの、サニーさん……ルル達が嫌がっているので、離してあげて下さい」

 「あら? 喜んでいるんじゃないの?」

 「はい、喜んでいませんよ」

 ルル達だって、「そうだ!」と言いたそうに、首を縦に振っている。……ん? プル太郎の場合は身体の一部って言った方が合っているか。ともかくサニーさんから滅茶苦茶離れたそうにしているので、本当に離してあげて欲しい。
 てか、さっきまで泥酔していた筈だけど……もしかして演技してたのか?

 「ハァ〜〜〜……分かったわよ。やっぱりご主人様が好きなのねぇ〜」

 サニーさんは、ちょっとだけ残念そうな顔をさせながらルル達を床へと下ろしてくれた。抱っこされてたルル達の方はというと、床に着いた瞬間に駆け足で俺の元にやって来た!

 「お〜……ホントお前達は甘えん坊だなぁ〜」

 「キュゥ〜〜〜ン!」

 プルンッ!

 ルルとプル太郎をベッドの上に乗せると身体を撫でてあげたら、「もっと撫でて欲しい!」と言わんばかりに身体をピッタリ付けて来たのだ。

 なっ、何て可愛いん子達なんだッ ︎

 「ホント、羨ましいぐらいに撫でてるよねぇ〜」

 「あら、確かマナさんでしたっけ? どうしてここに?」

 「いやぁ〜、カイリが大丈夫かなぁ? って思ったから来てみたんだよねぇ。来てみたらサシャが脱いでいるからぁ……もしかして食べようとしてた?」

 食べるってどういう意味で?

 「食べる気はないわ。添い寝をする気はあるけど」

 「添い寝ねぇ〜……それなら私も一緒に添い寝してもいいかなぁ? カイリ抱き心地がいいし」

 「あらそうなの? 私もその抱き心地を知りたいから、半分こで抱き枕にしましょう」

 「半分こって、俺を真っ二つにするつもりですかぁ ︎」

 グロテスクな姿になった俺を抱きたいと思うか?

 「そんなことはしないよ。両サイドからカイリの身体に抱き付いて添い寝をするだけだからね」

 「はぁ……それはそれでいいんですけど、寝返りした時にぶつからないですか?」

 「それなら平気よ」

 「何で?」

 「カイリは私達より弱いんだから、痛いって感じるほどじゃないと思うから」

 ああ、ステータス差の問題でノーダメですかぁ〜……。

 「そうそう。だから安心して私達に抱かれればいいよ。そんじゃあ、カイリのお着替えしようか」

 マナさんはそう言うと、何処からか分からないが寝巻きを取り出した。

 「どっから取り出したんですかぁ、それ ︎ てか、俺のお着替えってどういうことなんですかぁ ︎」

 「質問は一つずつしてよ」

 「あ、はい……ゴメンなさい」

 ……じゃないよっ ︎

 「何で俺の用の寝巻きを用意しているんだよ! それマナさんのヤツじゃないよね?」

 「違うよ。ミレイ様がカイリの為に用意した寝巻きだよ。服に散りばめられてるネコのマークが、この服のチャームポイントだよ」

 まぁ確かに、可愛らしいネコのマークだけども……。

 「下着で寝る派なんで要らないです」

 「下着で寝るだって! カイリは何てエッチな子なんだぁああああああっ! ︎」

 「裸で寝ていたマナさんにだけは言われたくないってぇのっ ︎」

 しかも俺に抱き付いていたしなっ! あの時はビックリしたわっ ︎

 「う〜〜〜ん……今日はお泊まりだからと思って使ってない寝巻きを持って来てたんだけど……2人が寝巻きを着ないなら、私も下着姿で寝ようっと」

 「マジですかっ ︎」

 「本気と書いてマジよ」

 いや、意味は同じだよ。

 心の中でツッコミを入れている間にも、サシャさんは自分のマントに手を掛けた。

 「……って、今更なんですけどサシャさんの服って、何処からが服なんですか?」

 マントを被った水着っぽい服で、腰の両脇にさり気ない感じでスカートぽいヒラヒラが付いている感じなので、服と言えるところがあるか怪しいものだ。
 てか、水着にしか見えないんですけどっ ︎

 「これが服に決まっているでしょ?」

 何を言っているのよ? って言いたそうな目でみているけど、重要なのはそこじゃない!

 「面積がない服で隠せる下着なんて売ってるんですか?」

 「売ってないわ。だから下着を履いてなんてないわよ」

 「……Wats?」

 今、この人何て言った?

 「いっ、今下着を履いてないって聞こえたんですが……嘘ですよね?」

 「本当よ。現にほら、首ひもの下に何もないでしょ」

 そう言って首ひも部分をずらして見せて来たので、本当に下着を履いていないと俺は理解した!

 「痴女だぁああああああっ ︎ ︎」

 俺がそう言った瞬間、サニーさんは詰め寄って来た!

 「ちょっとぉ! 痴女は言い過ぎよ ︎ この服じゃ下着を履けないだけなんだから、気にしないで欲しいわ ︎」

 「ああ〜……でも普段はその服で歩き回っているんだよねぇ?」

 「ええそうよ。この服はこう見えて高い魔法耐性と、低いけど物理系の防御力を備えている高級品よ。それに毎日【クリアウォッシュ】の魔法でキレイにしているから臭わないわよ」

 「あ、そう。でも娼婦街の方で似たような格好をしていた女の子が、客引きしていたようなぁ〜……」

 「その人と私を一緒にしないでくれるかしらぁ! 心外だからぁ ︎」

 まぁ確かに。向こうは衣装でサニーさんは戦闘用の服だからな。心外って言いたくなるわな。

 「まぁ下着のことは置いておいて。明日に備えて寝ましょうか」

 「え? もう寝るの?」

 「そりゃ明日は大変……とまでは言えないけど、カイリのダンジョンデビューだし、何よりもカイリのレベル上げしなきゃいけないから、結構体力を使うと思うよ。それにサシャがね、カイリのレベルを上げさせる為に、たくさん戦わせる気満々だもん」

 「マジですか?」

 「マジだよ。だから早く寝よう」

 「あ……ああ、早めに寝ようか」

 マナさんの言う通りに、早めに寝ることにしたのだが……。

 「何か……寝苦しいんだけど」

 左を向けばサニーさんが抱き付いていて、右を向けばマナさんが腕を抱き枕にしている。しかもルルが俺の上でスヤスヤ眠っているので重いと感じるが、プル太郎は優しくて、俺達の枕になってくれている。しかも気持ちいい。

 「まぁまぁまぁ。眠れるように御呪いを掛けてあげる。眠りを司り師羊よ。かの者に安らかな眠りを。【スリープ】」

 「チョッ ︎ それは御呪いじゃ……ぁ…………」

 俺は言葉の途中で意識を手放してしまった。

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