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テイマーと錬金術の職業で冒険したい!

青空鰹

バルグ帰還報告

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ステータス
 名前 カイリ
 年齢 15歳 
 種族 ハイヒューマン
 性別 女

職業
ファーストジョブ モンスターテイマー Lv2
セカンドジョブ 錬金術師 Lv2

基本能力
HP 10
MP 15
攻撃力 2
防御力 3
素早さ 2
器用性 10
魔法攻撃力 7
魔法防御力 5
運 14

取得スキル
錬成術Lv1
テイムLv1
弾錬成術Lv-
召喚Lv-
分解Lv-
射撃補正Lv1
魔力回復Lv2
アイテムボックスLv10
能力成長促進Lv5
鑑定眼Lv5
マップLv2
言語能力Lv2
チュートリアルLv-

 称号
 女神から命を受けし者
 女神に愛された者
 女神に心配されし者
 転生者
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 おっ! やっぱりレベルが上がったら、ステータスも上がったっ ︎ でも、後衛職と生産職を取っているなのか、攻撃が上がりが悪いし、防御に関しては上がってもないなぁ。
 多分、これ以上防御は上がらないんじゃないなくて、今回は上がらなかった。って解釈の方が正しいかもしれない。

 そんなことを思っている中、門番とバルグは俺の顔とステータス画面を交互に見つめて後、俺に詰め寄って来た。

 「……お前、ハイヒューマンっていうのは本当か?」

 「あ、はい。ステータス通りなんですけどぉ……何か問題がありました?」

 「問題どころじゃねぇよぉ! ハイヒューマンなのに、どうしてこんなにステータスが低いんだよぉっ ︎」

 いや、詰め寄られても困る……って、ん? ちょっと待て。ハイヒューマンなのに?

 「ハイヒューマンって、もっとステータスが高いんですか?」

 「そうだ! 職業は別として、ステータスが平均的に60以上ある筈だ! なのにお前は60どころか20にも達してねぇ! 自分でもおかしいと感じてないのか?」

 う〜ん。おかしいと言われても、この世界のことを知らないからなぁ〜。

 「ひょっとして、隠蔽スキルで隠しているんじゃないんですか?」

 うわっ ︎ バルグさんも疑っているよ。

 「だとしたら、こんな馬鹿げたステータスを見せる訳がないだろう?」

 「……言われてみれば確かにそうですね。それに、こうやって公の場で見せるのも、どうかと思われますし……」

 あれ? もしかして、ステータスを見せないのが常識だった?

 「そうだろう。それに、その抱いている狼がフェンリルだっつうのにも俺は驚いているし、何よりも嬢ちゃんの従魔ってのにも驚いている」

 「キャンッ!」

 何で誇らしそうな顔をしているのかなぁ、キミは? しかもペロペロ顔を舐めて来て、そんなに俺と遊びたいのか?

 「ん〜……まぁいい! このステータス表が嘘かどうかは後々分かることだからな。今回は怪しいところは無いということで通行書を出してやる。発行料として銀貨3枚貰う」

 銀貨3枚、つまり300レザ。

 「思っていたより安いですね」

 「ここを通るヤツが多いからな。その分安くなっているんだ。話の続きだが、この仮通行証は7日間は有効だ。
 7日過ぎる前に延長料金をここで払うか、これと一緒に冒険者ギルドとかで作った正式な身分証を、俺のところに持って来れば渡した銀貨は返す。ここまではいいな?」

 「はい! 大丈夫です」

 「キャンッ!」

 っていうか、話している間にバルグが門番に銀貨3枚を渡してたし。勝手に何をしてるんだよ。

 「それでここが重要だ。7日以内に街を出て行くか、延長料金を払わなかったら犯罪者として捕らえに行く上に、罰則金の大銀貨5枚を払わないといけない。
 その罰則金を払えないと奴隷落ちするか、街から強制退去されるから注意する様にな」

 そう言い切ると、門番は俺に通行証を差し出した。

 「ありがとうございます!」

 「錬金術師なら錬金ギルドを訪ねればいいし、テイマーだから冒険者ギルドの方でも通用出来そうだなぁ。まぁどっちも気兼ねなく入れるし、両方入るって手も有りだな」

 「両方入っても大丈夫なんですかっ ︎」

 「あ、ああ……冒険者ギルドで活躍している魔法使いとかは、魔術を学ぶ為に魔術ギルドに入っているケースが多いぞ」

 「そうかぁ〜……なら、俺も錬金術ギルドと冒険者ギルドの両方に入ろう」

 「その前にその姿を何とかしろ! こっちも目のやり場に困っているんだからなっ ︎」

 そうだよな。男ならともかく、女性の半裸はご褒bゴホンッ ︎ ゴホンッ ︎ ……目のやり場に困るよな。

 「すみません。焚き火の近くで服を乾かしたばかりに」

 「とにかく、風邪を引く前にとっと行け!」

 いや、季節的に風邪を引かないと思うんだけどなぁ。それとも、門番がツンデレなだけ?

 「そうですね。行きましょうか」

 「あ、はい! ありがとうございましたぁ!」

 「キャンッ!」

 ルルが 「じゃあねぇ〜!」 と言いたそうな吠え方をした気がする。その気がするだけ……うん。

 ゆっくりと走る馬車の中で街の景色を見て楽しんでいると、あることに気付いた。

 何だか知らないけど、こっちを見てヒソヒソ話をしているなぁ。

 床の上でスヤスヤ眠っているルルを放置してバルグの元へと行く。

 「あの、バルグ……さん?」

 「ん? どうしました?」

 「周りにいる人達が、この馬車を見ながらヒソヒソ話をしている気がするんですけど。もしかしてネルマ商会って、有名なんですか?」

 「私の商会は他の商会に比べると、規模も小さいので劣りますよ。もしかしたら皆さんは、私が生きて帰って来たことに付いて驚いているのかもしれませんね」

 ああ、さっきバルグが死んだって言ってたからぁ……いや、待てよ!

 「噂が広がるのが早くないですか?」

 「まぁ、街自体がそんなに大きくないので、当然と言えば当然です。っと、我が家が見えて来ましたよ!」

 バルグが指を差す方向に顔を向けて見ると、邸宅がそびえ立っていた。

 ええ〜……豪邸じゃんっ ︎

 「この豪邸を持ちながら、商会の規模が小さいって」

 「流通のよさのおかげですよ」

 苦笑いして誤魔化すなよ。

 そんなやり取りをしていたら、門の前までやって来た。

 「だ、旦那様ぁ! 生きて居らせたんですかぁ〜っ ︎」

 「ええ、彼女のおかげで助かりましたよ」

 「よがっだでずぅ〜っ ︎」

 うわっ ︎ 泣き出したっ ︎

 「おぐざまが、どでもじんばいじてるので、ばやぐ顔を見ぜであげで下ざいっ ︎」

 えっ ︎ この人に奥さんいるのっ?

 「分かった。急いで向かいから、門を開けてくれ」

 「がじごまりまじだっ ︎」

 警備員(?)はそう返事をしてから門を開いてくれた。

 「発進させるので、何処かに掴まっていて下さい」

 「あ、はい」

 俺が手すりに掴まるのを確認すると、馬車を発進させて警備員の横を通って行く。

 あの人、いつまで泣いている気なんだろうか?

 そんな心配を尻目に、馬車は邸宅の目の前へやって来た。

 「ドォ〜……ささ、後のことは他の者に任せて我が家に入りましょう」

 「あ、はい」

 みんな泣きながら作業をしている姿を見て、事故を起こさないか心配になる。しかしバルグ自身は従業員のことを信じているのか、ルンルン気分で邸宅へと入って行く。
 因みにルルは、まだスヤスヤタイムなので抱っこして連れて来ている。

 「「「「お帰りなさいませ、旦那様!」」」」

 「うわぁっ ︎」

 邸宅に入った瞬間、メイドと執事がお出迎えって、絶対さっき言った言葉は嘘だ! 小さい商会が執事とメイドを雇える訳がねぇもんねぇぇぇええええええっ! ︎

 「……バルグ?」

 「ん?」

 階段の上から背の高いセクシーな美女が、驚いた表情で一段づつ降りて来る。

 うわぁ〜……俺のと比べものにならないぐらいデケェよ……寄せれば、もう少し大きく見えるかなぁ?

 「ただいま。ミレイ」

 「ッ ︎ アナタァアアアアアアアアアアアアッ! ︎」

 彼女はそう言ってバルグに駆け寄り、抱き付いた瞬間に思わぬ行動を取ったっ ︎

 えっ ︎ ちょっ! 何をしてるのっ? 人前でそんなことを普通しますかっ? しかも部外者の俺がいるのに……ああ〜もうっ! 止めようにも止められんっ ︎

 俺がそう思っている最中で、執事達は呆れた表情でバルグ達の接吻を見つめていたのだった。
 後から聞いた話だが、このやり取りは日常茶飯ことみたいだ……このリア充めぇっ ︎

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