異世界最強チート生活
友好条約
~帝国軍~
「皇帝陛下!!至急の伝令です。ただ今我が帝国軍、壊滅しました!」
その知らせを聞いた皇帝はヒラギが気になり問いかけた。
「ヒラギはどうしたのか?」
「ヒラギ様は…残念ながら敵総大将と一騎打ちの末に…討ち取られました。200万いた我が帝国軍も5千まで…」
「分かった…ここは撤退する…ヒラギの死体を持ってな」
ヒラギの遺族に死体を渡すため皇帝は伝令にきた兵士にそう言った。帝国は基本的に生きている人には奴隷のような扱いを貴族や皇帝はするが、死んでしまった人の死体は遺族に引き渡すのだ。そういった事もあり帝国は意外といい国なのだ。根っこの部分は帝国だが。
「分かりました。直ちに探してきます」
兵士がそう出ようとしたとき新たに伝令が入ってきた。
「申し上げます。王国軍の総大将、レオン・フォン・アルセードが皇帝陛下にお会いしたいとただ今参っておりますがどうしますか?」
皇帝は少し考えた。できればまた攻め込みたいと思っていた王国といったん友好条約を結んでおこうと考えた。
「通せ」
~レオン~
「皇帝陛下から許可が出ました。こちらへどうぞ」
俺は兵士のいったとおりに天幕内に入っていった。
俺が帝国軍の本陣にきた理由はヒラギの死体を引き取ってもらうためだ。
天幕内に入ると中年の男が座っていた。
「貴殿がレオン・フォン・アルセードか」
「その通りです。お初にお目にかかります。レオン・フォン・アルセードでございます」
俺はそう答えると男も名乗ってきた。
「私はアース帝国の皇帝、エルドリエ・フォン・アースである。用件はなんだ」
エルドリエがそう聞いてくる。俺はすぐに答えた。
「そちらの大将であったヒラギ様の御遺体をお渡しに参りました」
「そうであったか、ありがとうといっておこう。ちょうど今ヒラギの遺体を探しに行かせようとしたところだ」
エルドリエは少し顔をほころばせながら答えた。
「それで今ここに出してもよろしいですか?」
「ここに出すとは?」
エルドリエは不思議そうに聞いてきた。俺はここに来る前に創った無限収納もといイベントリから布に棺に収めたヒラギの死体を探しながらいった。
「私はアイテムボックスが使えるんですよ。その中にヒラギ様を入れてきました」
「そうであったか、よかろうここに出してもかまわぬ」
俺はヒラギが入った棺を床の上に出した。
「こちらがヒラギ様の御遺体です。棺に収めておきました」
「ご苦労であった。そしてだが私としては王国と友好条約を結びたいと思っておる」
そう言われた俺はこれは陛下にいわないといけないと思い答えた。
「分かりました。ただ僕だけでは決められないので後日また詳しいことを決めましょう。それでは私はこれで失礼します」
「ご苦労であったと国王にも伝えておいてくれ」
俺は最後に種明かしとして魔法を少しだけ解いた。
「分かりました。あと僕の年齢は3歳なので…それではまたお会いしましょう」
そういって魔法をかけ直すとレオン城へ戻っていった。
天幕から出るときにエルドリエの声がしてきた。
「私は3歳の子供に負けたのか?」
そうして後に帝国軍200万の大軍を打ち破った3歳の英雄レオンとして世界に広まることになった。
「皇帝陛下!!至急の伝令です。ただ今我が帝国軍、壊滅しました!」
その知らせを聞いた皇帝はヒラギが気になり問いかけた。
「ヒラギはどうしたのか?」
「ヒラギ様は…残念ながら敵総大将と一騎打ちの末に…討ち取られました。200万いた我が帝国軍も5千まで…」
「分かった…ここは撤退する…ヒラギの死体を持ってな」
ヒラギの遺族に死体を渡すため皇帝は伝令にきた兵士にそう言った。帝国は基本的に生きている人には奴隷のような扱いを貴族や皇帝はするが、死んでしまった人の死体は遺族に引き渡すのだ。そういった事もあり帝国は意外といい国なのだ。根っこの部分は帝国だが。
「分かりました。直ちに探してきます」
兵士がそう出ようとしたとき新たに伝令が入ってきた。
「申し上げます。王国軍の総大将、レオン・フォン・アルセードが皇帝陛下にお会いしたいとただ今参っておりますがどうしますか?」
皇帝は少し考えた。できればまた攻め込みたいと思っていた王国といったん友好条約を結んでおこうと考えた。
「通せ」
~レオン~
「皇帝陛下から許可が出ました。こちらへどうぞ」
俺は兵士のいったとおりに天幕内に入っていった。
俺が帝国軍の本陣にきた理由はヒラギの死体を引き取ってもらうためだ。
天幕内に入ると中年の男が座っていた。
「貴殿がレオン・フォン・アルセードか」
「その通りです。お初にお目にかかります。レオン・フォン・アルセードでございます」
俺はそう答えると男も名乗ってきた。
「私はアース帝国の皇帝、エルドリエ・フォン・アースである。用件はなんだ」
エルドリエがそう聞いてくる。俺はすぐに答えた。
「そちらの大将であったヒラギ様の御遺体をお渡しに参りました」
「そうであったか、ありがとうといっておこう。ちょうど今ヒラギの遺体を探しに行かせようとしたところだ」
エルドリエは少し顔をほころばせながら答えた。
「それで今ここに出してもよろしいですか?」
「ここに出すとは?」
エルドリエは不思議そうに聞いてきた。俺はここに来る前に創った無限収納もといイベントリから布に棺に収めたヒラギの死体を探しながらいった。
「私はアイテムボックスが使えるんですよ。その中にヒラギ様を入れてきました」
「そうであったか、よかろうここに出してもかまわぬ」
俺はヒラギが入った棺を床の上に出した。
「こちらがヒラギ様の御遺体です。棺に収めておきました」
「ご苦労であった。そしてだが私としては王国と友好条約を結びたいと思っておる」
そう言われた俺はこれは陛下にいわないといけないと思い答えた。
「分かりました。ただ僕だけでは決められないので後日また詳しいことを決めましょう。それでは私はこれで失礼します」
「ご苦労であったと国王にも伝えておいてくれ」
俺は最後に種明かしとして魔法を少しだけ解いた。
「分かりました。あと僕の年齢は3歳なので…それではまたお会いしましょう」
そういって魔法をかけ直すとレオン城へ戻っていった。
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