勇者として神からもらった武器が傘だった俺は一人追い出された。えっ?なにこの傘軽く見積もって最高じゃん
ここは妖精の国?
俺たちははぐれないようにイブキはチョロさん上に乗り、俺はチョロさんの角を持って道を歩いていた。
たしか地図の上では村までの道のりは1本道というはずだった。
だけど今俺たちの目の前には2本の分かれ道があった。
「これはどっちがゴルドノームまでの村なんだろう。みんなどっちだと思う?」
イブキ、ニクス、チョロルはみんなして迷わず右の道を指差す。
「全員一致ってすごいな。なんでこっちだと思うんだ?」
「こっちの方から強い気配がするからです」
チョロルが代表して答えてくれる。
「みんなには気配が感じるってことだよな? すごいなそんな才能あって」
「テルさんにはテルさんのいいところがあるので役割分担です」
「チョロさんありがとな。じゃあ右の道へ行くか」
右の道を進んでいってしばらくすると何か話し声が聞こえてくる。
「いやーめでたい。めでたい」
「本当にめでたい、めでたい」
「こりゃ飲むしかない」
「本当だ飲むしかない」
「それ飲め、どんどん飲め」
「もっと飲め」
「飲むのに理由があればいい」
「今日はめでたい、めでたい」
「もう村で祭りがやっているようだね。村人がお酒飲んでるみたいだよ。そういえばイブキはお酒は飲めるのか?」
イブキは親指を立て俺に大丈夫とアピールしてくる。
本当に大丈夫か?
「飲んだことはあるのか?」
イブキは首を横に振る。
うん。飲ませない方がいいな。
厚い霧が少しずつ晴れていく。
霧の中で何か光るものが飛んでいるのが見える。
なんだあれは?
「あれ? なんでこんなところに人間が?」
「おっ人間久しぶりに見た」
「霧の結界こえて人間きた」
「人間が攻めてきたぞーめでたい」
「おぉー人間と戦争だな。めでたい。酒のめーのめ」
飛び回る光の正体は手のひらくらいの大きさの羽の生えた人だった。
いわゆる妖精ってやつだ。
こいつらかなり酔っぱらってる。
人間と戦争とかって言っているが酒飲んでいるだけだし。
「人間ども、どこから入り込んだ。ここを神聖なる妖精の国だとしってのことか!?」
俺の目の前に小さな剣を持った妖精が飛んできた。
他の酔っ払いとは違いこの人は酒を飲んでいないようだ。
「いや、道を歩いていたらここへたどり着いてしまった感じで。知って入ってきたわけじゃないんです」
「何をいう! この国はそう簡単に道に迷ったからといってこれる場所ではない。嘘を言うな」
その妖精はものすごい剣幕で怒りながら俺に剣をむけてくる。
「いや、嘘では……」
妖精が俺のまわりを飛んでいたかと思うと急に短剣を見ながら急に止まる。
「お主! その短剣はどこで手に入れた」
その妖精はタニアからもらった短剣を指差す。
「これはタニア姫からもらったものだよ。それがなにか?」
「なにを……本当にもらったというのか それをもらうと言うことがどういうことかわかっているのか?」
「いや全然」
どういうことかわかるのかと言われても意味がわからない。
あの時タニア姫は別に何も言っていなかったはずだ。
「本当にタニア姫からもらったのか? 盗んだ……いや、もし盗まれたのであればここに入ってこれるわけがないか。お主がもらったのはこの短剣だけか?」
「そうだけど。盗んだとか人聞きの悪いことは言わないで欲しいな。これは本当にもらったんだから」
「悪い人間。ワシの名前は妖精のピットこの妖精の国の王補佐をしている。姫はそれと同じような長剣を持っていたか?」
「いや、もっていなかったと思うけど」
「そうか。わかった。お主たちを王家との盟約に基づき正式な客として迎え入れよう」
「ん? どういうこと?」
「本当に何も聞かされていないのか?」
「あぁ」
「では話をしてやるか。この国とボルテガルドとの国の話しを」
妖精王の補佐ピットは妖精の国とこの短剣のことについて話をはじめた。
たしか地図の上では村までの道のりは1本道というはずだった。
だけど今俺たちの目の前には2本の分かれ道があった。
「これはどっちがゴルドノームまでの村なんだろう。みんなどっちだと思う?」
イブキ、ニクス、チョロルはみんなして迷わず右の道を指差す。
「全員一致ってすごいな。なんでこっちだと思うんだ?」
「こっちの方から強い気配がするからです」
チョロルが代表して答えてくれる。
「みんなには気配が感じるってことだよな? すごいなそんな才能あって」
「テルさんにはテルさんのいいところがあるので役割分担です」
「チョロさんありがとな。じゃあ右の道へ行くか」
右の道を進んでいってしばらくすると何か話し声が聞こえてくる。
「いやーめでたい。めでたい」
「本当にめでたい、めでたい」
「こりゃ飲むしかない」
「本当だ飲むしかない」
「それ飲め、どんどん飲め」
「もっと飲め」
「飲むのに理由があればいい」
「今日はめでたい、めでたい」
「もう村で祭りがやっているようだね。村人がお酒飲んでるみたいだよ。そういえばイブキはお酒は飲めるのか?」
イブキは親指を立て俺に大丈夫とアピールしてくる。
本当に大丈夫か?
「飲んだことはあるのか?」
イブキは首を横に振る。
うん。飲ませない方がいいな。
厚い霧が少しずつ晴れていく。
霧の中で何か光るものが飛んでいるのが見える。
なんだあれは?
「あれ? なんでこんなところに人間が?」
「おっ人間久しぶりに見た」
「霧の結界こえて人間きた」
「人間が攻めてきたぞーめでたい」
「おぉー人間と戦争だな。めでたい。酒のめーのめ」
飛び回る光の正体は手のひらくらいの大きさの羽の生えた人だった。
いわゆる妖精ってやつだ。
こいつらかなり酔っぱらってる。
人間と戦争とかって言っているが酒飲んでいるだけだし。
「人間ども、どこから入り込んだ。ここを神聖なる妖精の国だとしってのことか!?」
俺の目の前に小さな剣を持った妖精が飛んできた。
他の酔っ払いとは違いこの人は酒を飲んでいないようだ。
「いや、道を歩いていたらここへたどり着いてしまった感じで。知って入ってきたわけじゃないんです」
「何をいう! この国はそう簡単に道に迷ったからといってこれる場所ではない。嘘を言うな」
その妖精はものすごい剣幕で怒りながら俺に剣をむけてくる。
「いや、嘘では……」
妖精が俺のまわりを飛んでいたかと思うと急に短剣を見ながら急に止まる。
「お主! その短剣はどこで手に入れた」
その妖精はタニアからもらった短剣を指差す。
「これはタニア姫からもらったものだよ。それがなにか?」
「なにを……本当にもらったというのか それをもらうと言うことがどういうことかわかっているのか?」
「いや全然」
どういうことかわかるのかと言われても意味がわからない。
あの時タニア姫は別に何も言っていなかったはずだ。
「本当にタニア姫からもらったのか? 盗んだ……いや、もし盗まれたのであればここに入ってこれるわけがないか。お主がもらったのはこの短剣だけか?」
「そうだけど。盗んだとか人聞きの悪いことは言わないで欲しいな。これは本当にもらったんだから」
「悪い人間。ワシの名前は妖精のピットこの妖精の国の王補佐をしている。姫はそれと同じような長剣を持っていたか?」
「いや、もっていなかったと思うけど」
「そうか。わかった。お主たちを王家との盟約に基づき正式な客として迎え入れよう」
「ん? どういうこと?」
「本当に何も聞かされていないのか?」
「あぁ」
「では話をしてやるか。この国とボルテガルドとの国の話しを」
妖精王の補佐ピットは妖精の国とこの短剣のことについて話をはじめた。
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