勇者として神からもらった武器が傘だった俺は一人追い出された。えっ?なにこの傘軽く見積もって最高じゃん
薬草採取の依頼が終わった。異世界にきてまで仕事に困るとは……
冒険者ギルドへ行き薬草を換金すると5500ペトになった。
過去最高額だ。
ギルドの受付のお姉さんキロルさんも
「すごいですね。日に日に採ってこられる量が増えてきて」
なんて言いながら褒めてくれた。
だが、次の瞬間俺は絶望に叩き落される。
「テルさん、それで大変申し訳けないんですが、薬草摘みのクエスト今日でしばらく終わりになってしまいました。ギルドで販売しているポーションが今余っている状況でそれで明日からの依頼どうしましょうか?」
「えっと……どうしましょうか? と言われても」
「今ですと村のまわりのゴブリン討伐とかの魔物討伐系の依頼しかない感じになりまして、ただ討伐クエストはテルさんのランクだと受けられない感じになりますので、誰か一緒に行ってくれる冒険者が必要になります」
一緒に行ってくれる冒険者と言われても知り合いの冒険者なんていない。
顔見知りくらいの冒険者はいるがこのままだと本当になにもできない。
「あとは薬草採取にこだわるのであれば他の街へ行ってもらう感じになってしまうかと思います。一応こちらでも組んでくれそうな冒険者に声をかけてみますね」
キロルさんもどこか悲しそうな顔をしてくれている。
「大丈夫ですよ。ダメならお風呂の方もあるので」
俺はギルドから帰ると足取り重く家に帰る。
このままだとヒモだな。
いや、一応受け付けは任せているが水の入れ替えは俺なので働いていると言えば働いてはいるのか。
家に帰るとイブキとニクスが出迎えてくれる。
あいかわらずおじさんたちがうちの風呂に出入りしているが、前回俺が外に並ばされたので出迎えにきてくれたようだ。
イブキは満面の笑みと大きなジェスチャーでおかえりと言って頭をさげてくれる。
最近言葉はでていないが、イブキが感情豊かに表現してくれることで何を伝えたいのかがわかるようになってきた。
俺はイブキと一緒にお風呂の受付をする。
みんな時間をばらつかせて来てくれるようになり、初日のように長蛇の列ができることは少なくなったが、安定してお客さんがきてくれている。
「イブキ、今日冒険者ギルドで薬草採取の仕事がなくなるっていわれたんだけど」
イブキはなぜかニコニコしながら何かを振り回すジェスチャーを繰り返す。
ん? 何をしているんだろう?
何回か繰り返しているうちにイブキも冒険者になると言いたいらしい。
「イブキ戦えるの?」
イブキは大きく頷き細い腕に力こぶをつける。
あっ絶対にダメなやつだ。
イブキの腕は触れただけで折れそうなほどか細い。
それにいくらイブキがまわりを音で判断できるとはいえ目が見えなければ戦うこともできない
「イブキ、ありがとう気持ちだけもらっておくよ。それにここの店番はどうするんだよ?」
イブキはニコバアの店の方を指さす。
「ニコバアに任せるってこと?」
イブキは親指を立てて俺の方を見る。
まぁすでにニコバアにはお世話になっているのでそこはいいとしても、やっぱり連れていくのは心配だ。
それからイブキの説得を続けたがイブキはまったく譲る気がなかった。
あれ? この子一応俺の奴隷だったはずなんだけど。
仕方がない。他の人に説得を手伝ってもらおう。
過去最高額だ。
ギルドの受付のお姉さんキロルさんも
「すごいですね。日に日に採ってこられる量が増えてきて」
なんて言いながら褒めてくれた。
だが、次の瞬間俺は絶望に叩き落される。
「テルさん、それで大変申し訳けないんですが、薬草摘みのクエスト今日でしばらく終わりになってしまいました。ギルドで販売しているポーションが今余っている状況でそれで明日からの依頼どうしましょうか?」
「えっと……どうしましょうか? と言われても」
「今ですと村のまわりのゴブリン討伐とかの魔物討伐系の依頼しかない感じになりまして、ただ討伐クエストはテルさんのランクだと受けられない感じになりますので、誰か一緒に行ってくれる冒険者が必要になります」
一緒に行ってくれる冒険者と言われても知り合いの冒険者なんていない。
顔見知りくらいの冒険者はいるがこのままだと本当になにもできない。
「あとは薬草採取にこだわるのであれば他の街へ行ってもらう感じになってしまうかと思います。一応こちらでも組んでくれそうな冒険者に声をかけてみますね」
キロルさんもどこか悲しそうな顔をしてくれている。
「大丈夫ですよ。ダメならお風呂の方もあるので」
俺はギルドから帰ると足取り重く家に帰る。
このままだとヒモだな。
いや、一応受け付けは任せているが水の入れ替えは俺なので働いていると言えば働いてはいるのか。
家に帰るとイブキとニクスが出迎えてくれる。
あいかわらずおじさんたちがうちの風呂に出入りしているが、前回俺が外に並ばされたので出迎えにきてくれたようだ。
イブキは満面の笑みと大きなジェスチャーでおかえりと言って頭をさげてくれる。
最近言葉はでていないが、イブキが感情豊かに表現してくれることで何を伝えたいのかがわかるようになってきた。
俺はイブキと一緒にお風呂の受付をする。
みんな時間をばらつかせて来てくれるようになり、初日のように長蛇の列ができることは少なくなったが、安定してお客さんがきてくれている。
「イブキ、今日冒険者ギルドで薬草採取の仕事がなくなるっていわれたんだけど」
イブキはなぜかニコニコしながら何かを振り回すジェスチャーを繰り返す。
ん? 何をしているんだろう?
何回か繰り返しているうちにイブキも冒険者になると言いたいらしい。
「イブキ戦えるの?」
イブキは大きく頷き細い腕に力こぶをつける。
あっ絶対にダメなやつだ。
イブキの腕は触れただけで折れそうなほどか細い。
それにいくらイブキがまわりを音で判断できるとはいえ目が見えなければ戦うこともできない
「イブキ、ありがとう気持ちだけもらっておくよ。それにここの店番はどうするんだよ?」
イブキはニコバアの店の方を指さす。
「ニコバアに任せるってこと?」
イブキは親指を立てて俺の方を見る。
まぁすでにニコバアにはお世話になっているのでそこはいいとしても、やっぱり連れていくのは心配だ。
それからイブキの説得を続けたがイブキはまったく譲る気がなかった。
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