勇者として神からもらった武器が傘だった俺は一人追い出された。えっ?なにこの傘軽く見積もって最高じゃん
異世界の醍醐味! ポーション風呂を作ろう。
家に帰るとイブキが出迎えてくれ、家の中が少し片付いていた。
埃っぽかった机の上などもきれいに掃除がされている。
「ただいま。イブキ片付けしてくれたの? ありがとうね」
イブキは大きく頷き、腕を叩きながら任せてと言わんばかりにアピールしてくる。
馬車の中で何度かポーションを飲ませたおかげか少し元気になっていた。
「イブキ目が見えないのに物の位置とかわかるの?」
イブキは俺に親指を立て、両手を広げてパチンと叩くしぐさをする。
そのあと、正確に部屋の中を歩きまわり、調味料などは匂いで色んなものがあるのかわかるように大げさにアピールしてきた。
確か馬車の中でもポーションを受けとる前に手を叩いていた。
「もしかして音の反響や匂いでわかるってこと」
なんだその能力。ちょっとうらやましい。
イブキは大きく頷き、嬉しそうに部屋の掃除をしてくれている。
「イブキ怪我をしないようにね。無理はしなくていいから。俺はちょっと奥のお風呂場に行っているからね」
イブキは笑顔で頷く。包帯は先ほどまでしていたが家の中では外したようだ。
怪我はもう治ったようだが、キレイな顔には首にかけて大きな傷がある。
外ではやっぱり顔を見せたくないのかも知れない。
ずっと馬車での移動ばかりだったので自由に行動できるのが嬉しいのかもしいのかずっと歩きまわりながら片付けをしている。
檻の中に入れられ足枷をしていたので、今の足枷がない状態なのも嬉しいのだろう。
俺はお風呂場へ行き傘をとりだして湯船に下級ポーションの魔法を唱える。
本当は水でもよかったが、イブキの体力も早く戻ってくれたらと思うとポーションにした。
今まで入ったことはないがポーション風呂とか贅沢な感じでちょっと期待をしてしまう。
俺の魔力がどれくらいあるかわからないが、これをいっぱいにできるくらいになれば、かなり期待ができそうだ。
それから熱鉱石を風呂に沈めてひたすらポーションをいれ続ける。若干飽きてきたが、楽しいお風呂のためなら頑張るしかない。
だいたい20分くらいたった頃、湯船いっぱいのポーションをはることができた。
ゆっくりと水かさが増していく感じだったが、疲労感とかが全然ない。
普通魔法をつかったりすると、何かマジックポイントがみたいなのがありそうだが、結構無限にだせそうなくらいなんともない。
疲労感というより、待っている時間が退屈になってしまうくらいだった。
触ってお湯の温度を確認すると、かなり温まってきている。これならゆっくり入浴ができそうだ。
イブキをお風呂場に呼ぶ。
「イブキ、お風呂場にきてくれるか?」
イブキは危なげなく歩いてくる。普通に呼んでしまったが、かなり細かく部屋の状況がわかっているようだ。
「イブキ、お風呂に入れるからお風呂に入って身体をきれいにしてくれ」
イブキは一瞬恥ずかしそうにするも、何かを決心したかのように両手でグーを握り、上下に動かし『頑張ります』と口をパクパクさせると俺の服を脱がそうとしてくる。
「えっ? ちょっと待って、俺じゃなくてイブキが一人で……」
動揺してしまった俺はそのまま後ろへ倒れ、頭からお風呂へダイブし頭を思いっきり打ちつけた。
「イッテェ」
だが痛みは一瞬で、すぐに頭の傷を回復してくれる。さすが下級ポーションとはいえなかなか使えるようだ。
イブキは慌ててお湯の中に入ろうとしているが、入っていいのか迷っているようだった。
「イブキ、悪い出るのに手を貸してほしい」
イブキが俺の方へ手を差し出してくる。
俺はそのままイブキを抱きかかえるようにしてイブキをお風呂の湯船の中へいれてしまう。 どうせ家の風呂だから汚れてしまってもかまわない。
入浴マナー?
次から気をつけるよ。
「イブキ、お返し。もう服ごと綺麗に中で洗ってしまっていいよ」
イブキは一瞬唖然としたような顔をしていたが、少し頬を膨らませながら抗議をしてくる。
俺だって、頭からお風呂の中に落ちたのだからおあいこだよね。普通にポーションのお風呂じゃなければ大けがだったのだから。
その後、イブキに石鹸の使い方を教えたり、洗濯したりした。
もちろんお風呂は別々でちゃんとはいったけど、イブキはお風呂も一人で問題ないようだった。
ニコバアもお風呂に入りにきて慢性的に辛かった腰痛がなくなったと言っていたので、
「お湯で身体を暖めるのっていいですね」
と誤魔化しておいた。
明日は友達を連れてきていいかと聞かれたがほぼ脅迫といっていいいほど圧が強くで断れなかった。
だってニコバアの勢いがはんぱないんだもん。腰痛がとれたせいか背筋もピンとしており、10歳くらい若返った感じがする。
明日からうちのお風呂は老人会の集まりになりそうだ。
埃っぽかった机の上などもきれいに掃除がされている。
「ただいま。イブキ片付けしてくれたの? ありがとうね」
イブキは大きく頷き、腕を叩きながら任せてと言わんばかりにアピールしてくる。
馬車の中で何度かポーションを飲ませたおかげか少し元気になっていた。
「イブキ目が見えないのに物の位置とかわかるの?」
イブキは俺に親指を立て、両手を広げてパチンと叩くしぐさをする。
そのあと、正確に部屋の中を歩きまわり、調味料などは匂いで色んなものがあるのかわかるように大げさにアピールしてきた。
確か馬車の中でもポーションを受けとる前に手を叩いていた。
「もしかして音の反響や匂いでわかるってこと」
なんだその能力。ちょっとうらやましい。
イブキは大きく頷き、嬉しそうに部屋の掃除をしてくれている。
「イブキ怪我をしないようにね。無理はしなくていいから。俺はちょっと奥のお風呂場に行っているからね」
イブキは笑顔で頷く。包帯は先ほどまでしていたが家の中では外したようだ。
怪我はもう治ったようだが、キレイな顔には首にかけて大きな傷がある。
外ではやっぱり顔を見せたくないのかも知れない。
ずっと馬車での移動ばかりだったので自由に行動できるのが嬉しいのかもしいのかずっと歩きまわりながら片付けをしている。
檻の中に入れられ足枷をしていたので、今の足枷がない状態なのも嬉しいのだろう。
俺はお風呂場へ行き傘をとりだして湯船に下級ポーションの魔法を唱える。
本当は水でもよかったが、イブキの体力も早く戻ってくれたらと思うとポーションにした。
今まで入ったことはないがポーション風呂とか贅沢な感じでちょっと期待をしてしまう。
俺の魔力がどれくらいあるかわからないが、これをいっぱいにできるくらいになれば、かなり期待ができそうだ。
それから熱鉱石を風呂に沈めてひたすらポーションをいれ続ける。若干飽きてきたが、楽しいお風呂のためなら頑張るしかない。
だいたい20分くらいたった頃、湯船いっぱいのポーションをはることができた。
ゆっくりと水かさが増していく感じだったが、疲労感とかが全然ない。
普通魔法をつかったりすると、何かマジックポイントがみたいなのがありそうだが、結構無限にだせそうなくらいなんともない。
疲労感というより、待っている時間が退屈になってしまうくらいだった。
触ってお湯の温度を確認すると、かなり温まってきている。これならゆっくり入浴ができそうだ。
イブキをお風呂場に呼ぶ。
「イブキ、お風呂場にきてくれるか?」
イブキは危なげなく歩いてくる。普通に呼んでしまったが、かなり細かく部屋の状況がわかっているようだ。
「イブキ、お風呂に入れるからお風呂に入って身体をきれいにしてくれ」
イブキは一瞬恥ずかしそうにするも、何かを決心したかのように両手でグーを握り、上下に動かし『頑張ります』と口をパクパクさせると俺の服を脱がそうとしてくる。
「えっ? ちょっと待って、俺じゃなくてイブキが一人で……」
動揺してしまった俺はそのまま後ろへ倒れ、頭からお風呂へダイブし頭を思いっきり打ちつけた。
「イッテェ」
だが痛みは一瞬で、すぐに頭の傷を回復してくれる。さすが下級ポーションとはいえなかなか使えるようだ。
イブキは慌ててお湯の中に入ろうとしているが、入っていいのか迷っているようだった。
「イブキ、悪い出るのに手を貸してほしい」
イブキが俺の方へ手を差し出してくる。
俺はそのままイブキを抱きかかえるようにしてイブキをお風呂の湯船の中へいれてしまう。 どうせ家の風呂だから汚れてしまってもかまわない。
入浴マナー?
次から気をつけるよ。
「イブキ、お返し。もう服ごと綺麗に中で洗ってしまっていいよ」
イブキは一瞬唖然としたような顔をしていたが、少し頬を膨らませながら抗議をしてくる。
俺だって、頭からお風呂の中に落ちたのだからおあいこだよね。普通にポーションのお風呂じゃなければ大けがだったのだから。
その後、イブキに石鹸の使い方を教えたり、洗濯したりした。
もちろんお風呂は別々でちゃんとはいったけど、イブキはお風呂も一人で問題ないようだった。
ニコバアもお風呂に入りにきて慢性的に辛かった腰痛がなくなったと言っていたので、
「お湯で身体を暖めるのっていいですね」
と誤魔化しておいた。
明日は友達を連れてきていいかと聞かれたがほぼ脅迫といっていいいほど圧が強くで断れなかった。
だってニコバアの勢いがはんぱないんだもん。腰痛がとれたせいか背筋もピンとしており、10歳くらい若返った感じがする。
明日からうちのお風呂は老人会の集まりになりそうだ。
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