幼馴染に異常性癖を暴露(アウティング)されて破滅するけど、◯◯◯希望のかわいい彼女をゲットしたので人生楽しい~幼馴染が後になって後悔しているようだけど、もう遅い
第49話 終結(※追記アリ)
すみません!
2月5日の更新のみ、プライベート多忙によりお休みさせていただきます。
もうやることなくね?的ところまで来ましたが、エピローグがありますので、もう少しだけ読んでいただけると幸いです。
****
「いっ…あっ…」
形容し難い不思議な光景と感覚。
玲が口を真一文字に結び、ゆさゆさとした振動に揺れるさまを、上から俯瞰している。
俺と重ね合わせた両手から汗が染み出し、Tのベッドのシーツにぽたり、ぽたり、と落ちていった。
今この空間に存在するのは、俺と玲だけ。
「くっ…はぁ…」
玲の頬は羞恥のためか真っ赤に染め上がっており、痛みのためか表情は歪んでいる。
このような痛みには慣れていないのだろう。
だが、お風呂で対面した時とは違い、意識を朦朧とさせながらも、俺のことをちゃんと見つめてくれている。
口にはしなくても、喜びと愛情が入り混じった表情であることはすぐに分かった。
俺も嬉しくなり、少し体に力が入ってしまう。
「きゃはぁっ!」
彼女は悲鳴のような笑い声のような嬌声を上げる。
まずい、もう限界だ。
チェリー特有の耐久力のなさを露呈しようとした時ー、
「…」
彼女はこちらに向かって縋るような、何かを求めるような目つきをする。
それが意味するものはすぐに分かった。
彼女の両腕からゆっくりと手を離し、汗で濡れた首を掴む。
「…!」
ほんの数秒で効果は現れた。
苦しみから逃れようと身をよじらせるが、やがて無駄と悟り、口からだらしなく舌を出す。
そのまま圧力をかけていると、
その恍惚とした表情に興奮した瞬間、さらなる強烈な感覚が押し寄せた。
そしてー、
「涼馬くんっ…!」
「玲っ…!」
互いの名前を呼び合い、儀式を最後まで終えるのであった。
****
儀式を終えた後、Tのベッドで俺と玲はピロートークを楽しむ。
「はあ〜〜〜、何だか、あっという間だったね。ドキドキしたぁ」
「そうだなぁ。始める前は緊張したけど、痛くない?」
「少し痛いけど、大丈夫。それより、このシーツどうしようか?」
「もって帰ろうか。どうせ、Tにはもういらないものだろう」
「あははは。私たちらしい発想だね」
「だがその前に…」
ベッドから起き上がり、芋虫状態のTの元へ近づいていく。
猿轡を外して表情を見てみるとー、
「…おご、ご」
天井に向け白目をめいいっぱい開きながら、ピクリともせず、うめき声を上げるのが精一杯のようだ。
膨大なショックとストレスのせいか、髪の毛が黒から白に染まっている。
「…ご」
だらしなく開いていた口が、かすかに動いた。
「ごべん…なざい。あたしが、ばがでじた。みんなに、あやまりまず…がぁ」
かろうじて声を絞り出した後、がくりと頭を垂れ、完全に気を失う。
約6年間、自らの欲望を満たすためあらゆる人間を騙し、苦しめ、俺に対する陰謀を巡らせ続けた悪魔。
戸田恵里ことTの最後に違いなかった。
(終わったんだ…)
すでに夜は完全に終わり、朝8時になろうとしている。
部屋の窓から朝日が差し、戦いの終幕を告げるかのごとく、俺と玲を優しく照らしていた。
(さよなら、T…好きだったよ、本当に…)
少しだけ、瞳から涙が溢れた。
****
「これで終わり、と」
最後にやるべきこと。
Tのスマホやパソコンからクラウドデータ含む全てのデータ、すなわちこれまでの悪事の数々の証拠を破棄する。
パスワードはすぐに解読できた。
パソコンはporoperepurupiripara1130、スマホは1130。
Tが暴いた俺のパスワードとまったく同じである。
成功体験に酔いしれ、つい同じものに変えてしまったのだろう。
「じゃあ、玲のスマホに送信するね」
「ありがとう。きっと麻衣も喜ぶわ」
「もし必要なら俺も証言台に立つよ」
もちろん、役に立つそうな証拠は破棄する前に押収した。
誰かを破滅させる時に使ったらしき写真や動画、さまざま人物を脅迫した履歴が残るLINEの記録、俺に対するおぞましい欲望や玲に対する憎しみを書き綴ったドキュメントなど、数えればキリがない。
石井およびTは、多くの人から訴訟を起こされる対象となるだろう。
知らず知らずのうちに破滅させられた人物も含めれば、一大訴訟となるはずだ。
Tの罪を一部背負っている福田にも、真実を伝えなければならない。
「さ。Tが気絶してる間に解放して帰ろうか」
「うん!」
「あ、でもその前に…」
俺は紙を1枚取り、ペンでメッセージを書き記す。
「どうしたの?」
「いや、ちょっとね」
それは、じきにここに戻るであろう人間にあてたもの。
「Tの叔父や叔母さんに伝えなくちゃと思ってね」
****
戸田勇介と戸田真理恵は、帰宅した際、義理の娘の異変に気づいた。
これまで誰も入らせなかった自室で、娘はア◯顔をさらし、髪の毛を真っ白に染めて、ベッドに横たわっている。
なぜかシーツは剥ぎ取られていた。
「ど、泥棒が入ったんだわ!警察を呼ばなくちゃ!」
「しっかりしろ!恵里!」
慌てふためく2人の中年夫婦だったが、机の上に一片のメモが置いてあるのを発見する。
困惑しながら手に取る勇介だが、内容を見て驚愕した。
それは告発文。
勝手に家に押し入ったのを謝罪しつつ、今まで義理の娘が犯した罪やこれまでの経緯を詳細に説明するもの。
『裁判となっても夫婦2人には何の恨みがない』と宣言し、意外な言葉で締めくくった。
追伸 Tさんがこれ以上過ちを犯さないよう、貞操帯をつけてあげてください。
****
「おーい!!!佐渡さーん!!!」
「お姉ちゃん、お兄ちゃん!!!」
玲と家路に付いていると、2人の人影が見えてくる。
秋山さんと麻衣ちゃんだ。
こちらの姿をみると、嬉しそうに駆け寄ってきた。
「2人とも、朝まで待ってたのかい?」
「当然です。絶対に帰ってくるって信じてました…!」
「無事で良かった、良かったのです…!ん?お姉ちゃん、その布はなんですか?なんだかとても不思議な、心地の良い匂いがするのです」
右手にシーツを抱えている玲が、バツの悪そうな顔をする。
「あはは、これはなんというか、戦利品?」
「かすかに血のオーラが…しかも天野さんのもの?」
「あ、秋山さん!それ以上は言ったらダメ〜〜〜!」
玲の悲鳴が、雲ひとつない空にこだますのであった。
****
「みんな!スマホは持ったか!」
「うん!」
「準備完了です!」
「お姉ちゃんとお兄ちゃんのために!」
長かった復讐の一夜も、これでようやく終わり。
『戸田リベ会』の面々がスマホを携え、とある準備を整える。
すなわち、玲のスマホから各々のスマホに送信された、Tに関する情報の暴露だ。
親、友人、学校の教師、警察、マスコミ、Webメディア。
4人であらゆる媒体に発信し、Tが後から言い逃れできないようにする。
これで完全に、俺たちは自由を得られるだろう。
「みんな!俺なんかのために協力してくれて、本当にありがとう…Tに対するリベンジは、誰か1人のものじゃない。みんなのものだ!」
「そんなことない!涼真くんが最高の功労者だよ!」
「そうです!佐渡さんがいなければ、勝利を収めることは出来ませんでした!」
「謙遜するお兄ちゃんも、素敵なのです!」
「みんな…よし、じゃあ、最後はみんな一緒に!!!」
俺もスマホを構え、暴露の準備を整える。
玲。
秋山さん。
麻衣ちゃん。
4人で大きく息を吸い、ボタンを押しながら、在らん限りの大声で叫んだ。
「「「「俺たちの暴露は、これからだ!!!」」」」
2月5日の更新のみ、プライベート多忙によりお休みさせていただきます。
もうやることなくね?的ところまで来ましたが、エピローグがありますので、もう少しだけ読んでいただけると幸いです。
****
「いっ…あっ…」
形容し難い不思議な光景と感覚。
玲が口を真一文字に結び、ゆさゆさとした振動に揺れるさまを、上から俯瞰している。
俺と重ね合わせた両手から汗が染み出し、Tのベッドのシーツにぽたり、ぽたり、と落ちていった。
今この空間に存在するのは、俺と玲だけ。
「くっ…はぁ…」
玲の頬は羞恥のためか真っ赤に染め上がっており、痛みのためか表情は歪んでいる。
このような痛みには慣れていないのだろう。
だが、お風呂で対面した時とは違い、意識を朦朧とさせながらも、俺のことをちゃんと見つめてくれている。
口にはしなくても、喜びと愛情が入り混じった表情であることはすぐに分かった。
俺も嬉しくなり、少し体に力が入ってしまう。
「きゃはぁっ!」
彼女は悲鳴のような笑い声のような嬌声を上げる。
まずい、もう限界だ。
チェリー特有の耐久力のなさを露呈しようとした時ー、
「…」
彼女はこちらに向かって縋るような、何かを求めるような目つきをする。
それが意味するものはすぐに分かった。
彼女の両腕からゆっくりと手を離し、汗で濡れた首を掴む。
「…!」
ほんの数秒で効果は現れた。
苦しみから逃れようと身をよじらせるが、やがて無駄と悟り、口からだらしなく舌を出す。
そのまま圧力をかけていると、
その恍惚とした表情に興奮した瞬間、さらなる強烈な感覚が押し寄せた。
そしてー、
「涼馬くんっ…!」
「玲っ…!」
互いの名前を呼び合い、儀式を最後まで終えるのであった。
****
儀式を終えた後、Tのベッドで俺と玲はピロートークを楽しむ。
「はあ〜〜〜、何だか、あっという間だったね。ドキドキしたぁ」
「そうだなぁ。始める前は緊張したけど、痛くない?」
「少し痛いけど、大丈夫。それより、このシーツどうしようか?」
「もって帰ろうか。どうせ、Tにはもういらないものだろう」
「あははは。私たちらしい発想だね」
「だがその前に…」
ベッドから起き上がり、芋虫状態のTの元へ近づいていく。
猿轡を外して表情を見てみるとー、
「…おご、ご」
天井に向け白目をめいいっぱい開きながら、ピクリともせず、うめき声を上げるのが精一杯のようだ。
膨大なショックとストレスのせいか、髪の毛が黒から白に染まっている。
「…ご」
だらしなく開いていた口が、かすかに動いた。
「ごべん…なざい。あたしが、ばがでじた。みんなに、あやまりまず…がぁ」
かろうじて声を絞り出した後、がくりと頭を垂れ、完全に気を失う。
約6年間、自らの欲望を満たすためあらゆる人間を騙し、苦しめ、俺に対する陰謀を巡らせ続けた悪魔。
戸田恵里ことTの最後に違いなかった。
(終わったんだ…)
すでに夜は完全に終わり、朝8時になろうとしている。
部屋の窓から朝日が差し、戦いの終幕を告げるかのごとく、俺と玲を優しく照らしていた。
(さよなら、T…好きだったよ、本当に…)
少しだけ、瞳から涙が溢れた。
****
「これで終わり、と」
最後にやるべきこと。
Tのスマホやパソコンからクラウドデータ含む全てのデータ、すなわちこれまでの悪事の数々の証拠を破棄する。
パスワードはすぐに解読できた。
パソコンはporoperepurupiripara1130、スマホは1130。
Tが暴いた俺のパスワードとまったく同じである。
成功体験に酔いしれ、つい同じものに変えてしまったのだろう。
「じゃあ、玲のスマホに送信するね」
「ありがとう。きっと麻衣も喜ぶわ」
「もし必要なら俺も証言台に立つよ」
もちろん、役に立つそうな証拠は破棄する前に押収した。
誰かを破滅させる時に使ったらしき写真や動画、さまざま人物を脅迫した履歴が残るLINEの記録、俺に対するおぞましい欲望や玲に対する憎しみを書き綴ったドキュメントなど、数えればキリがない。
石井およびTは、多くの人から訴訟を起こされる対象となるだろう。
知らず知らずのうちに破滅させられた人物も含めれば、一大訴訟となるはずだ。
Tの罪を一部背負っている福田にも、真実を伝えなければならない。
「さ。Tが気絶してる間に解放して帰ろうか」
「うん!」
「あ、でもその前に…」
俺は紙を1枚取り、ペンでメッセージを書き記す。
「どうしたの?」
「いや、ちょっとね」
それは、じきにここに戻るであろう人間にあてたもの。
「Tの叔父や叔母さんに伝えなくちゃと思ってね」
****
戸田勇介と戸田真理恵は、帰宅した際、義理の娘の異変に気づいた。
これまで誰も入らせなかった自室で、娘はア◯顔をさらし、髪の毛を真っ白に染めて、ベッドに横たわっている。
なぜかシーツは剥ぎ取られていた。
「ど、泥棒が入ったんだわ!警察を呼ばなくちゃ!」
「しっかりしろ!恵里!」
慌てふためく2人の中年夫婦だったが、机の上に一片のメモが置いてあるのを発見する。
困惑しながら手に取る勇介だが、内容を見て驚愕した。
それは告発文。
勝手に家に押し入ったのを謝罪しつつ、今まで義理の娘が犯した罪やこれまでの経緯を詳細に説明するもの。
『裁判となっても夫婦2人には何の恨みがない』と宣言し、意外な言葉で締めくくった。
追伸 Tさんがこれ以上過ちを犯さないよう、貞操帯をつけてあげてください。
****
「おーい!!!佐渡さーん!!!」
「お姉ちゃん、お兄ちゃん!!!」
玲と家路に付いていると、2人の人影が見えてくる。
秋山さんと麻衣ちゃんだ。
こちらの姿をみると、嬉しそうに駆け寄ってきた。
「2人とも、朝まで待ってたのかい?」
「当然です。絶対に帰ってくるって信じてました…!」
「無事で良かった、良かったのです…!ん?お姉ちゃん、その布はなんですか?なんだかとても不思議な、心地の良い匂いがするのです」
右手にシーツを抱えている玲が、バツの悪そうな顔をする。
「あはは、これはなんというか、戦利品?」
「かすかに血のオーラが…しかも天野さんのもの?」
「あ、秋山さん!それ以上は言ったらダメ〜〜〜!」
玲の悲鳴が、雲ひとつない空にこだますのであった。
****
「みんな!スマホは持ったか!」
「うん!」
「準備完了です!」
「お姉ちゃんとお兄ちゃんのために!」
長かった復讐の一夜も、これでようやく終わり。
『戸田リベ会』の面々がスマホを携え、とある準備を整える。
すなわち、玲のスマホから各々のスマホに送信された、Tに関する情報の暴露だ。
親、友人、学校の教師、警察、マスコミ、Webメディア。
4人であらゆる媒体に発信し、Tが後から言い逃れできないようにする。
これで完全に、俺たちは自由を得られるだろう。
「みんな!俺なんかのために協力してくれて、本当にありがとう…Tに対するリベンジは、誰か1人のものじゃない。みんなのものだ!」
「そんなことない!涼真くんが最高の功労者だよ!」
「そうです!佐渡さんがいなければ、勝利を収めることは出来ませんでした!」
「謙遜するお兄ちゃんも、素敵なのです!」
「みんな…よし、じゃあ、最後はみんな一緒に!!!」
俺もスマホを構え、暴露の準備を整える。
玲。
秋山さん。
麻衣ちゃん。
4人で大きく息を吸い、ボタンを押しながら、在らん限りの大声で叫んだ。
「「「「俺たちの暴露は、これからだ!!!」」」」
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