幼馴染に異常性癖を暴露(アウティング)されて破滅するけど、◯◯◯希望のかわいい彼女をゲットしたので人生楽しい~幼馴染が後になって後悔しているようだけど、もう遅い

スンダヴ

第44話 真相

皆様の応援のおかげで☆300を達成しました!
本当にありがとうございます。

お約束通り新企画を発表しますので、しばらくお待ちください。
話もいよいよ佳境、今話で戸田の過去が全て語られます。

明日から主人公の報復が本格始動しますので、お楽しみに!


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詳細を聞いてあたしも興味が出てきたので、パパが寝取り寝取られセカンドエッチを実現する手伝いをすることになった。

最初の任務は、浮気相手とデートするママを直接尾行すること。

繁華街でイケメンの浮気相手と出会ったママは、楽しそうに腕を組んで歩いていく。
あたしの前ではしない、とても楽しそうな表情だ。
なんだかとてもドキドキする。

「綾野ぉ…どうして僕を裏切ったんだぁ。気持ちよくてどうにかなりそうだよぉ…君は僕とエッチする直前もそうだった、サッカー部の間蔵と浮気して…」
「パパがわざと冷たく当たって、あの浮気相手が慰めに来るよう仕向けたからじゃないの?間蔵さんも確かパパが…」
「おい恵里!パパは今ストーリーを楽しんでるんだ。ツッコミは厳禁だよ」

やがてホテルに向かおうとしたママを見て、パパが命じてくる。

「今だ!綾野に電話をかけなさい!」
「分かった!ママ今どこ?あたし、ママに見せたいものがあるんだ♪だから帰ってきてよ♪」
「…でかした!ママが引き返していく!すごいな恵里は」
「えへへ、ありがとう」
「ま、あの男は会社の資金を横領した件で脅してるからなにもできないけどね」
「そうなの?」
「ああ。恵里もスワッピングをするときは、浮気相手の秘密を握って握って傀儡にしておきなさい」
「分かった!」

ここから、あたしとパパの二人三脚が本格的に始まる。

ママの心の揺れ動きにドキドキし、寸前でエッチを何度も阻止して、ママを少しずつ追い詰めていった。
その過程で、あたしもパパの手法を少しずつ学んでいく。

そしてー、


「ごめんなさい!あなた、恵里…!あんな犯罪者と私…馬鹿な女だったわ!」
「いいんだ綾野。ありがとう、僕の元に戻ってきてくれて」
「よかったね!パパ、ママ…!」

真実を知らないママはやがてパパの元に戻ってきてー、




その日の夜、寝室で1日中パパとママの喘ぎ声が聞こえた。

(これが、寝取り寝取られスワッピングエッチ…)

あたしは、その時初めてオナニーを覚えたのだった。


****


あたしも、パパのようなドキドキする体験がしたい。

3年生の頃佐渡くんと出会い、その想いは現実のものとなる。
でも、佐渡くんはなかなか恋愛に興味を持ってくれなかったから、最初はあたしが寝取られることにした。

初体験は小学生5年生、別のクラスの明智だったけど、結論から言えばこれは失敗。

「明智くん、あたしがあなたの上でグラインドするから、あなたはただ寝てればいいの」
「そんなのつまんないよお!僕も動きたい!でなきゃ佐渡にちくるぞ!」
「…」

手に負えなくなったので、福田に情報を流して破滅させた。

「すごいね福田さん。あなたは正義の味方。他にも危険な人がいたら教えてね」
「そ、そう?実は他にもまだいるの。6年4組の麻生くんがね…」

その後は、福田が秘密を握ってる人間と関係を持つことにした。
何事もなければそれでよし、トラブルになりそうなら福田に破滅させる。
こうして、佐渡くんに悟られることなく、寝取られを楽しんだ。

福田は今贖罪の旅に出てるらしいけど、あたしの分の罪も勝手に背負ってくれるのだから馬鹿な女よね。



小学校を卒業するころには、自分が寝とられるのも飽きて、いよいよ佐渡くんに行動を起こしてもらいたいと欲求を募らせた。

でもー、

「あなたなんて嫌いよ!」
「どうしたの戸田さん。僕に問題があるなら言って欲しい。どんなことでも改善するから」
「全部よ!」
「じゃあ全部改善する!」
「…」

破滅する前の愛しい佐渡くんは、何を言っても怒らないし、他の女の人と仲良くなろうともしなかった。
ただあたしだけを仲の良い女性と定め、誠実に付き合おうとする。

すでに多くの男性と関係を持っていると暴露することも考えたが、その場合、佐渡くんはあたしとエッチしてくれない可能性が高い。

(佐渡の癖に…)

時間だけが過ぎていき、あたしはイライラを募らせていった。


****


「恵里…死ぬ前に一つ言っておく」

そんな時、パパが大病に犯された。
ママは2年前不慮の事故でとっくに亡くなっている。
これで、あたしは天涯孤独の身。

「寝取られスワッピングは業が深い…恵里はやめておきなさい」
「それが遺言って。自分は散々楽しんだじゃない」
「たまたまうまく行っただけだ。破綻する危険は何回でもあった。恵里には、そうして欲しくない」
「…」
「きっと、後悔するぞ」

その2日後にパパは亡くなったけど、もちろん聞くつもりはない。
パパだけ勝ち逃げなんてずるいじゃないの。

あたしは、どんな手を使っても、佐渡くんと寝取り寝取られスワッピングエッチを実現して見せる。


****


「戸田さん。僕で良ければ、付き合ってくれませんか」

だから、愛しい佐渡くんが現状を破壊する提案をしてきた時、あたしは躊躇しなかった。
怒らせるための材料として探っていた、愛しい佐渡くんの性癖を暴露することを。

「佐渡くんって、女の人の首を絞めて喜ぶ異常者なんだね!」

正直、気持ちが良かった。
これで計画を前に進められるし、愛しい佐渡くんの前で演技する必要もしばらくない。
次どうするかるかは、数日かけてゆっくり考えよう。





油断している間に、愛しい佐渡くんとAの接触を許してしまった。
福田と接触させようとした、ちょうど1日前。



その後のあたしには、何一ついいことがない。

愛しい佐渡くんとAの仲を裂こうとしても失敗した。
セックスはチャイムを押して阻止したけど、愛しい佐渡くんとAが家でイチャイチャするのを見てしまった。
佐渡くんが「次関わったらお前の性癖を暴く」と脅してくるから、福田に愛しい佐渡くんとAを監視させようとしたけど、逆に性癖を暴かれて転校してしまった。

愛しい佐渡くんとAが仲良くするのを見るのは、苦痛と快楽が押し寄せてきてとても気持ちが良い。
佐渡くんとAが校門前でキスした時は、家に帰って5回もオナニーした。

でも、これではダメ。
このままでは、愛しい佐渡くんは本当に私の元から離れてしまう。
こんな焦燥感のもとでは、楽しめるものも楽しめない。

「愛しい佐渡くん…っ!!!」
あたしは何度かの絶頂を迎えながら、大声で叫んだ。





「あたしはイクけど…あなたは行かないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」


****


結局、あたしに運は向かなかった。

原点回帰として石井との寝取られを楽しみつつ、Aを男性の暴力で破滅させようと陰謀を巡らせたけど、またまた失敗。

ついに愛しい佐渡くん、いや、もうSでいいか。
福田もFでいい。
あたしにとって都合の悪い人間なんて。

Sに性癖まで知られたけど、あたしはまだ諦めない。
だから、Aを拉致した。

「起きなさいよ、このビッチ」
「うっ…」

ここは寂れた体育倉庫。
流石にここまではセキュリティは働いてないらしい。

硬い床に放り投げたAに尖った石を突きつけ、その身をすくませる。

「あなたには聞きたいことがあるの♪教えてくれたら、しばらく生かしておいてあげるわ♪」
「…何を聞きたいの?」
「それはね♪」

憎い相手を追い詰めている快感に酔いしれながら、あたしは命令する。

「佐渡とあんたが、彼氏彼女として楽しい日々を過ごしたか♪あんたたちが福田を破滅させたから、詳しく知ることができなかったの♪」
「…」
「だから、今ここで話してよ♪あたしを、嫉妬で気持ちよくさせて♪」
「…や」
「んん♪?」

石を目の前につけながらさらに近づくとー、



「嫌だ!!!」

Aは、生意気にもあたしの頬をはたいた。
Sならまだしも、こいつに反抗されるのは耐え難い。

「〜〜〜〜〜〜!この糞ビッチがあああ!よほど死にたいらしいわね!!!」
「あなたがどれだけ脅してきても、私は絶対に屈しない!涼真くんとの想い出を、邪悪なあなたにくれてやるもんかっ!!」
「自分の性癖を貫いて何が悪いの!!!あなただって、私と同じ異常性癖じゃない!!!」
「性癖じゃない!!!」

Aは立ち上がり、あたしに立ち向かった。



「邪悪なのは、人を利用して心を痛めない、あなたの精神だよ!!」


****


「…う」

じんじんと痛む頭を押さえながら、俺は覚醒する。

(確か、戸田に殴られたんだよな。それで…)

「そうだ!玲!早く逃げろ!!!ここは俺が…」

慌てて辺りを見渡したが、玲の姿はどこにもない。
あるのは、地面に転々と浮かぶ2組の足跡だけ。

「くそっ!俺としたことが…」

全力で走り、俺は叫ぶ。
これだけ力を入れて走るのは、初めての経験だった。



「無事でいてくれ!玲!!!」









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