チートなお家と精霊とスローライフ!
またお姉ちゃんが理不尽な扱いを受けてるっ!?
「ーーー様」
 ん、んにゅ? ・・・・・・セラの声?
 「朝ですよ、起きて下さい。リィン様」
 朝? ああ・・・・・・もう朝なんだ。
 両目を軽く擦りながら身体を起こしたあとに両手を上にまっすぐ伸ばして大きな欠伸をする。
 「ふぁ〜〜〜あ・・・・・・おはようセラ。ってあれ?」
 「どうしましたリィン様?」
 「服が・・・・・・メイド服になってる」
 そう、昨日はドレスみたいな服だったのに今日はメイド服になっているのだ。
 「あ、これですか? 先ほどイズナ様が来られてこのメイド服を渡して頂いたのですよ」
 へー、イズナ様がこっちに来たんだ・・・・・・ん?
 「なんでイズナ様がお家に来たんだろう? ここに来る理由なんてないのに」
 「ありましたよ」
 「へぇ?」
 理由って・・・・・・一体どんな理由なんだろう?
 「出勤時間ギリギリになっても駄女神が来ないので呼びに来たそうです。詳しく話しますと、インターフォンを押さずに中に入って来てですね」
 〜〜〜 約三十分前の出来事 〜〜〜
 ガチャッ!?
 『なにしとんじゃこのんのぉ・・・・・・どアホォォォオオオオオオッッッ!!!?』
 『うわあっ!? イ、イイイイイイ、イズナ様!! ちょ、ちょっと待ってくださいっ!! 化粧がまだ済んでないので出勤は・・・・・・』
 『んなもん向こうでやれるやろっっっ!!』
 そう言いながらスティアの襟首を掴むと引きずりながら部屋を出て行く。
 『ちょ、ちょっと待ってくださいよ! 財布とカバンを』
 『こちらですね』
 セラフィストの手元には可愛いピンク色の財布と白いポシェットが握られていた。
 『えっ!? なっ、なんでセラフィストが私のカバンを知ってるの?』
 『・・・・・・・・・・・・メイドの嗜みです』
 『理由になってない!! あとその間は一体なに?』
 『本当は敵の習性を観察それにスティア様の部屋の調査をしてたんです。どうやったら迅速に倒せるのかを・・・・・・なので使う道具ぐらい把握してます』
 『アンタ私を倒そうとしてるのかいっ!? しかも、プライベート部分も踏み込んでるしっ!!?』
『・・・・・・敵のプライベートなんて調査する為ならば、そんなの知りません の世界ですよ』
 『やっっっっっってやろうじゃないのおおおおおおおっっっっっっ!!? いますぐ外に出なさいっっっ!!?』
 ゴチィィィィィィィンッッッッッッ!!?
 イズナの脳天チョップを食らったスティアは、その場でしゃがみ込み頭を摩ってしまう。
 『いっっっっっっっっったぁぁぁああああああぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいっっっっっっ!!!?』
 『んなアホなことしとる場合じゃないやろっ!!』
 『だ・・・・・・だってセラフィストが』
 『つべこべ言わずウチについて来る・・・・・・ええな?』
 イズナは眼差しだけで人を殺せそうなほどギロリとスティアを睨んだ。
 『ヒッ!? わ、わかりました』
 スティアは涙目になりながらイズナに謝るとセラフィストを アンタのせいで怒られたじゃないのよっ!! と言いたいような顔で睨んでくる。正直言って私のせいじゃないと思いますよ。
 『ほな行く、あっ!』
 『どうかなさいましたイズナ様?』
 『あんさんにこれを渡そうと思ってたの忘れるところやった』
 『私にですか?』
 『そや、ちょっと待ってぇな』
 着物の左手の袖に右手を突っ込むと中から洋服らしき物を引っ張り出した。
 『ジャーン! ウチら女神たちが特注で作ったメイド服を五着渡すで。大切に使ってなぁ〜』
 『はぁ・・・・・・ありがとうございます。でもなんで女神様たちがメイド服を私に渡してくださるんですか?』
 『それはあれや。服がなくて不便そうやったし、なにより面白そうやったからな』
 慈悲じゃなくて面白そうで渡したんですか? とセラフィストは言いたかったのだが堪えるのであった。
 『時間も押しておるし行くかぁ〜、ほなまたなぁ〜』
 『えっ!? ちょ、私まだ朝食まだ取ってないんですけどぉ』
 『そんな時間あらへんから行くでぇ〜』
 『そっ、そんなぁ〜〜〜!? 目覚ましを・・・・・・目覚まし時計を掛けたはずなのに、なんで起きれなかったのよ私ぃぃぃぃぃぃ・・・・・・』
 『行ってらっしゃいませ、スティア様』
 『六時に起きるって聞いてたのに起こしてくれないアンタも悪いのよぉぉぉおおおおおおっっっ!!?』
 『社会人なんですから人に頼らず自分で起きるのが基本ですよ』
 『コンッ!!』
セラフィストとイットウは手を軽く振りながら引きずられて行くスティアを見送るのであった。
〜〜〜 回想終了 〜〜〜
 「と言うふうにしてイズナ様はアホ女神を連れて行きました」
 「またお姉ちゃんが理不尽な扱いを受けてるっ!?」
 「・・・・・・え? 私から見ればあれぐらいの扱いがちょうど良いかと思いますが」
 ちょうど良いって、セラヒドくない? ・・・・・・ああ、お姉ちゃん・・・・・・帰ってきたら優しくしてあげよう。
 「それよりもリィン様、寝間着からお着替えをすましょう」
 「そうだったね」
 そう言いながらベットから降りた途端に、なんとセラが上着を掴んできたのでリィンは慌てながら胸もとを隠しつつセラから距離を取った。
 「なっ、なにしてるのセラ?」
 まさか、リィンの服を剥いだあとにえっちぃゲームみたいな展開をしようとしたんじゃないよね? ・・・・・・それはそれでぇ〜、悪くはないんだけどぉ〜・・・・・・でも朝だし心の準備がね!
 「リィン様、お着替えするのになにを拒んでいるのですか?」
 あ、お着替えさせようとしてくれてたんだぁ〜。セラってお世話好きだねぇ〜・・・・・・っておい!!
 「リィン一人でお着替え出来るから手伝わなくても大丈夫だよ」
 「・・・・・・そうですか」
 セラフィストは机に置いてあった洋服を手に持つと、リィンの目の前に差し出してくる。
 おっ! 洋服を渡してくれるってことはわかってくれたのかな?
 そう思いながらセラフィストの手にある洋服に触れようとした瞬間。
 「隙あり」
 その瞬間、リィンの身体に浮遊感を感じた。そしてなぜか下着姿のままセラにお姫様抱っこされていたのだった。
 「え? ・・・・・・うぇぇぇええええええっっっっっっ!!?」
 いつの間に寝間着を脱がされたの!? しかもさっきまで着てた寝間着が綺麗に畳まれてるしっ!! セラって一体何者なの?
 「さぁ、リィン様・・・・・お着替えしましょうね」
 セラフィストがニッコリした顔でベットに優しく降ろすとリィンの畳んである洋服を広げて着せ替え人形みたく着させてくるので、抵抗するのを止めてセラに任せることにした・・・・・・だって絶対勝てないもん。
 「ここをこうして・・・・・・はい、終わりましたよ」
 「ありがとう・・・・・・セラ」
 自分で着替えたかったです・・・・・・はい。
 「リィン様、とてもお似合いですよ」
 「そう?」
 服は昨日の白いワンピースと違って水色で綺麗なのはわかるんだけどさ、似合うかどうかなんてファッションセンスのないリィンにはわからない。
 「どうしたのですかリィン様、お洋服に不満があるのですか?」
 「あ、大丈夫だよセラ。お洋服に不満はないよ・・・・・・ただちょっと」
 「ただちょっと、なんですか?」
 「ファッションに拘ったことがないから、似合ってる言われても、どうなのかわからないんだよねぇ」
 「なるほどそう言うことでしたか・・・・・・なるほど・・・・・・なるほど」
 セ、セラさん・・・・・・なんか怪しい雰囲気をかもし出してるよ。なにを企んでるのかなぁ?
 リィンがそう思っていると、ドアの方から カリカリカリカリッ!? と引っ掻く音が聴こえてきた。
 「おや? イットウ様がこちらに来たみたいですね」
 あ! そう言えばベッドで一緒に寝てたイットウくんがベットにいない。先に起きてたみたいだね。
 『キュ〜ン! キュ〜ン!』
 鳴き声がまるで 開けて! ねぇ、ここ早く開けてよぉ〜!! と言ってるように聞こえる気のせいかな?
 「もしかして、イットウくん寂しいのかな?」
 「いいえ違います。イットウ様は 早くご飯食べたいよぉ〜! と申されているのです」
 「えっ!? 早くご飯が食べたい?」
 リィンより早く起きたんだから、朝食もう済ましてるんじゃないの?
 「はい、イットウ様に朝食を出したのですが口に付けなかったのです。どうしようかと悩んでいたところに馬鹿女神を連れに来たイズナ様がイットウ様の通訳してくれたので理解したのです」
 「そうだったんだ・・・・・・お腹減ってるイットウくんを待たせるのも悪いからリビングに行こう」
 「そうですね。性犯罪者予備軍を待たせるのでしたら悪気を感じませんが、イットウ様になると罪悪感を感じますね」
 うわぁ〜・・・・・・いまの話し聞かなかったことにしよう。
 「イットウくん、ドア開けるよ」
 『コンッ!!』
 イットウくんの嬉しそうな返事を聞いたあとにトビラをゆっくり開けると、なんとイットウくんがリィンに向かって飛びついて来たので慌ててキャッチする。
 「コンッ!!」
 あ、危なかった! まさかイットウくんが飛びついてくるとは思いもしなかったよ。
 「お、おはようイットウくん」
 「キュ〜ン! キュ〜ン!」
 あ、もしかして 僕お腹空いてるよ。 アピールしてるのかな?
 「待たせてゴメンね。リビングに行って朝食にしようね」
 「コンッ!!」
 「フフッ、微笑ましいですね」
 セラとイットウくんと一緒にリビングに向かうのであった。
 ん、んにゅ? ・・・・・・セラの声?
 「朝ですよ、起きて下さい。リィン様」
 朝? ああ・・・・・・もう朝なんだ。
 両目を軽く擦りながら身体を起こしたあとに両手を上にまっすぐ伸ばして大きな欠伸をする。
 「ふぁ〜〜〜あ・・・・・・おはようセラ。ってあれ?」
 「どうしましたリィン様?」
 「服が・・・・・・メイド服になってる」
 そう、昨日はドレスみたいな服だったのに今日はメイド服になっているのだ。
 「あ、これですか? 先ほどイズナ様が来られてこのメイド服を渡して頂いたのですよ」
 へー、イズナ様がこっちに来たんだ・・・・・・ん?
 「なんでイズナ様がお家に来たんだろう? ここに来る理由なんてないのに」
 「ありましたよ」
 「へぇ?」
 理由って・・・・・・一体どんな理由なんだろう?
 「出勤時間ギリギリになっても駄女神が来ないので呼びに来たそうです。詳しく話しますと、インターフォンを押さずに中に入って来てですね」
 〜〜〜 約三十分前の出来事 〜〜〜
 ガチャッ!?
 『なにしとんじゃこのんのぉ・・・・・・どアホォォォオオオオオオッッッ!!!?』
 『うわあっ!? イ、イイイイイイ、イズナ様!! ちょ、ちょっと待ってくださいっ!! 化粧がまだ済んでないので出勤は・・・・・・』
 『んなもん向こうでやれるやろっっっ!!』
 そう言いながらスティアの襟首を掴むと引きずりながら部屋を出て行く。
 『ちょ、ちょっと待ってくださいよ! 財布とカバンを』
 『こちらですね』
 セラフィストの手元には可愛いピンク色の財布と白いポシェットが握られていた。
 『えっ!? なっ、なんでセラフィストが私のカバンを知ってるの?』
 『・・・・・・・・・・・・メイドの嗜みです』
 『理由になってない!! あとその間は一体なに?』
 『本当は敵の習性を観察それにスティア様の部屋の調査をしてたんです。どうやったら迅速に倒せるのかを・・・・・・なので使う道具ぐらい把握してます』
 『アンタ私を倒そうとしてるのかいっ!? しかも、プライベート部分も踏み込んでるしっ!!?』
『・・・・・・敵のプライベートなんて調査する為ならば、そんなの知りません の世界ですよ』
 『やっっっっっってやろうじゃないのおおおおおおおっっっっっっ!!? いますぐ外に出なさいっっっ!!?』
 ゴチィィィィィィィンッッッッッッ!!?
 イズナの脳天チョップを食らったスティアは、その場でしゃがみ込み頭を摩ってしまう。
 『いっっっっっっっっったぁぁぁああああああぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいっっっっっっ!!!?』
 『んなアホなことしとる場合じゃないやろっ!!』
 『だ・・・・・・だってセラフィストが』
 『つべこべ言わずウチについて来る・・・・・・ええな?』
 イズナは眼差しだけで人を殺せそうなほどギロリとスティアを睨んだ。
 『ヒッ!? わ、わかりました』
 スティアは涙目になりながらイズナに謝るとセラフィストを アンタのせいで怒られたじゃないのよっ!! と言いたいような顔で睨んでくる。正直言って私のせいじゃないと思いますよ。
 『ほな行く、あっ!』
 『どうかなさいましたイズナ様?』
 『あんさんにこれを渡そうと思ってたの忘れるところやった』
 『私にですか?』
 『そや、ちょっと待ってぇな』
 着物の左手の袖に右手を突っ込むと中から洋服らしき物を引っ張り出した。
 『ジャーン! ウチら女神たちが特注で作ったメイド服を五着渡すで。大切に使ってなぁ〜』
 『はぁ・・・・・・ありがとうございます。でもなんで女神様たちがメイド服を私に渡してくださるんですか?』
 『それはあれや。服がなくて不便そうやったし、なにより面白そうやったからな』
 慈悲じゃなくて面白そうで渡したんですか? とセラフィストは言いたかったのだが堪えるのであった。
 『時間も押しておるし行くかぁ〜、ほなまたなぁ〜』
 『えっ!? ちょ、私まだ朝食まだ取ってないんですけどぉ』
 『そんな時間あらへんから行くでぇ〜』
 『そっ、そんなぁ〜〜〜!? 目覚ましを・・・・・・目覚まし時計を掛けたはずなのに、なんで起きれなかったのよ私ぃぃぃぃぃぃ・・・・・・』
 『行ってらっしゃいませ、スティア様』
 『六時に起きるって聞いてたのに起こしてくれないアンタも悪いのよぉぉぉおおおおおおっっっ!!?』
 『社会人なんですから人に頼らず自分で起きるのが基本ですよ』
 『コンッ!!』
セラフィストとイットウは手を軽く振りながら引きずられて行くスティアを見送るのであった。
〜〜〜 回想終了 〜〜〜
 「と言うふうにしてイズナ様はアホ女神を連れて行きました」
 「またお姉ちゃんが理不尽な扱いを受けてるっ!?」
 「・・・・・・え? 私から見ればあれぐらいの扱いがちょうど良いかと思いますが」
 ちょうど良いって、セラヒドくない? ・・・・・・ああ、お姉ちゃん・・・・・・帰ってきたら優しくしてあげよう。
 「それよりもリィン様、寝間着からお着替えをすましょう」
 「そうだったね」
 そう言いながらベットから降りた途端に、なんとセラが上着を掴んできたのでリィンは慌てながら胸もとを隠しつつセラから距離を取った。
 「なっ、なにしてるのセラ?」
 まさか、リィンの服を剥いだあとにえっちぃゲームみたいな展開をしようとしたんじゃないよね? ・・・・・・それはそれでぇ〜、悪くはないんだけどぉ〜・・・・・・でも朝だし心の準備がね!
 「リィン様、お着替えするのになにを拒んでいるのですか?」
 あ、お着替えさせようとしてくれてたんだぁ〜。セラってお世話好きだねぇ〜・・・・・・っておい!!
 「リィン一人でお着替え出来るから手伝わなくても大丈夫だよ」
 「・・・・・・そうですか」
 セラフィストは机に置いてあった洋服を手に持つと、リィンの目の前に差し出してくる。
 おっ! 洋服を渡してくれるってことはわかってくれたのかな?
 そう思いながらセラフィストの手にある洋服に触れようとした瞬間。
 「隙あり」
 その瞬間、リィンの身体に浮遊感を感じた。そしてなぜか下着姿のままセラにお姫様抱っこされていたのだった。
 「え? ・・・・・・うぇぇぇええええええっっっっっっ!!?」
 いつの間に寝間着を脱がされたの!? しかもさっきまで着てた寝間着が綺麗に畳まれてるしっ!! セラって一体何者なの?
 「さぁ、リィン様・・・・・お着替えしましょうね」
 セラフィストがニッコリした顔でベットに優しく降ろすとリィンの畳んである洋服を広げて着せ替え人形みたく着させてくるので、抵抗するのを止めてセラに任せることにした・・・・・・だって絶対勝てないもん。
 「ここをこうして・・・・・・はい、終わりましたよ」
 「ありがとう・・・・・・セラ」
 自分で着替えたかったです・・・・・・はい。
 「リィン様、とてもお似合いですよ」
 「そう?」
 服は昨日の白いワンピースと違って水色で綺麗なのはわかるんだけどさ、似合うかどうかなんてファッションセンスのないリィンにはわからない。
 「どうしたのですかリィン様、お洋服に不満があるのですか?」
 「あ、大丈夫だよセラ。お洋服に不満はないよ・・・・・・ただちょっと」
 「ただちょっと、なんですか?」
 「ファッションに拘ったことがないから、似合ってる言われても、どうなのかわからないんだよねぇ」
 「なるほどそう言うことでしたか・・・・・・なるほど・・・・・・なるほど」
 セ、セラさん・・・・・・なんか怪しい雰囲気をかもし出してるよ。なにを企んでるのかなぁ?
 リィンがそう思っていると、ドアの方から カリカリカリカリッ!? と引っ掻く音が聴こえてきた。
 「おや? イットウ様がこちらに来たみたいですね」
 あ! そう言えばベッドで一緒に寝てたイットウくんがベットにいない。先に起きてたみたいだね。
 『キュ〜ン! キュ〜ン!』
 鳴き声がまるで 開けて! ねぇ、ここ早く開けてよぉ〜!! と言ってるように聞こえる気のせいかな?
 「もしかして、イットウくん寂しいのかな?」
 「いいえ違います。イットウ様は 早くご飯食べたいよぉ〜! と申されているのです」
 「えっ!? 早くご飯が食べたい?」
 リィンより早く起きたんだから、朝食もう済ましてるんじゃないの?
 「はい、イットウ様に朝食を出したのですが口に付けなかったのです。どうしようかと悩んでいたところに馬鹿女神を連れに来たイズナ様がイットウ様の通訳してくれたので理解したのです」
 「そうだったんだ・・・・・・お腹減ってるイットウくんを待たせるのも悪いからリビングに行こう」
 「そうですね。性犯罪者予備軍を待たせるのでしたら悪気を感じませんが、イットウ様になると罪悪感を感じますね」
 うわぁ〜・・・・・・いまの話し聞かなかったことにしよう。
 「イットウくん、ドア開けるよ」
 『コンッ!!』
 イットウくんの嬉しそうな返事を聞いたあとにトビラをゆっくり開けると、なんとイットウくんがリィンに向かって飛びついて来たので慌ててキャッチする。
 「コンッ!!」
 あ、危なかった! まさかイットウくんが飛びついてくるとは思いもしなかったよ。
 「お、おはようイットウくん」
 「キュ〜ン! キュ〜ン!」
 あ、もしかして 僕お腹空いてるよ。 アピールしてるのかな?
 「待たせてゴメンね。リビングに行って朝食にしようね」
 「コンッ!!」
 「フフッ、微笑ましいですね」
 セラとイットウくんと一緒にリビングに向かうのであった。
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