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クラス転移したけど私(俺)だけFPSプレイヤーに転生

青空鰹

第50話

 あれから8回ほどリロードを重ねるほどMG42を撃ち続けたのだが、手応えを感じないまま二百メートル先までやって来てしまった。


  「クソッ!?」


 レーダーを見る限り減ったには減ったのだが、良く見積もって3割程度にしか減っていない。


 「エルライナ様、悔しがらないでください」


 「そうだ。彼女の言う通りだ」


 「もっと早く気がついていれば、罠とかでもっと減らせたんだけど・・・・・・」


 「それを言うのは今さらだと思いますよ」


 「・・・・・・そうだね」


 その辺はネネちゃんの言う通りかもしれない。


 「もう少し近づいて来たら、別の方法で攻撃をします!」


 「分かった! そのタイミングはお前自身に任せる!」


 その後もMG42を空中に飛んでいる魔鳥に対して銃口を向けてフルオートで撃つが、地上にいる魔物とは違って当てづらい。


 「この場にいる全員に通達! これから魔法の一斉掃射をするから、全員身構えるんだ!」


 「一斉掃射?」


 「ああ、これが決まればだいぶ数を減らせる事が出来るはずだ。おっ!? ほら、上空を見てみろ」


 ギルド長に言われた通り、上を見上げてみるとグリフォンらしき魔獣に乗った魔術師達が一列になっていた。


 「始まるぞ。良く見ておけ!」


 魔術師達が杖を魔物の大群に向けてファイアボールらしき魔法を一斉に放つ。その放たれたファイアボールは魔物の大群に当たったにもあれば、狙いが甘かったのか地面に落ちたのもあった。
 その第一謝が当たったか当たらないかを気にせずに、魔術師達はどんどん自分のタイミングで撃ち続ける。


 「これは負けてられないね」


 そう言った後に俺も魔物を狙い撃ち続けるが、魔物達は臆する事もなくドンドン近づいてくる。


 「ここまで来たら、武器チェンジするしかない!」


 MG42を石畳みに置くと、背中に背負ってる MGL-140 を取り出して魔物に向かって引き金を引く。MGL-140から発射されたグレネード弾は曲線を描いて地面に落ちると、4〜8人のモンスターを爆風で倒していく。


 「まだまだ!」


 そう言った後に続け様にポンポンポンポンポンッ!? と撃ってグレネード弾を撃って魔物を爆発で倒す。


 「リロード!」


 シリンダーの中に詰まっている空薬莢を取り出すと、シリンダーを回してからグレネード弾を詰めていく。


 この時間がもどかしい!


 リロードを終えると、またシリンダーに詰まっている空薬莢取り出してから新しいのを装填して魔物に
向けて撃つ。


 そういえばハリウッド映画でこんなシーンがあったね。あれは別惑星の巨大な虫だったけどさ!


 「ホントにキリがないなぁ! 」


 最後の6発のグレネード弾をMGL-140に入れたところで、ターレットのセンサーが反応して撃ち始めた。


 「もう百メートルまで近づいて来たの?」


 だいぶ倒したはずなのに、まだこんなにいるなんて・・・・・・最悪だ。


 「おいアンタ! コイツらを一掃するぐらいの強力な武器はねぇのかよ?」


 「あったもうとっくの前に使っていますよぉっ!!」


 そう言いつつ最後の6発を撃ち終わるとMGL-140を武器庫に戻し、MG42を構えてフルオートで撃ち始める。


 それにいる魔道士達のお陰でだいぶ数が減っているが、まだ多い! どうする? このままじゃジリ貧かもしれないぞ。


 「全員戦闘体制を取れ! 弓を持っている者は構えろぉっ! 魔法を使える者も一列になって並ぶんだ!」


 臨戦体制に入ったのか、ギルド長の指示通りに動き出した。


 「一斉掃射をする! 弓を構えろぉ!」


 弓を持っている者達はギルド長の指示通り、矢を番る。


 「よぉ〜く狙え・・・・・・放てぇ!!」


 その声と共に矢を放つと矢が魔物の群れの中へと消えて行ったので、れたのかどうか分からない。


 「第二射よぉい・・・・・・放てっ!!」


 ギルド長の声と共に矢を一成に放った。その内の二本は魔鳥を貫いて地面に落としたのを確認出来た。


 「その調子でドンドン矢を撃て! モンスター共にダメージを与えるんだぁ!!」


 その後はそれぞれ自分のタイミングで矢を放っていく。


 「こっちの矢がなくなった! 予備があるかぁ!?」


 「はい、補充分です!」


 補給班が矢の入った箱を持ってくると矢がなくなってしまった人の近くに置き、空の方を持ち帰って行った。


 「こっちも切れた! 補充をしてくれ!」


 「ただいま行きます!」


 「クソッ!? 弓が壊れたぁ!」


 「立てかけている弓を使え!」


 「分かった!」


 魔物の大群が近づくに連れて、周囲がだんだん戦争みたくなってくる。


 距離五十メートル! だいぶ減って来たがまだ百体以上いるぞ!


 「これなら、いけるかもしれない」


 どこがだよ! 俺にはまだキツイとしか思えないんだが?


 ターレットも頑張っているのか、宙を飛んでいる魔鳥を落として地上の魔物も倒していく。


 どっちを優先に倒すのかを設定が出来ないのが、ターレットの弱みなんだよなぁ。


 俺もそう思いながらもMG42を撃ち続けてどんどん魔物を倒していくが、城壁まで近づかれてしまった。


 「やっぱり倒し切れなかったかぁ!」


 そう言いながら、MK3A1グレネードを城壁の放り投げて爆発で倒す。


 「魔物がハシゴをかけて来たぞぉ!」


 下を覗いて見ると、城壁にかけたハシゴを登って来ているではないか!


 「飛んでいる魔物に注意しつつ、這い上がってくる魔物を倒していくんだ!」


 『オオ〜ッ!?』


 冒険科達はそう返事をすると、飛んで襲ってくる魔鳥と戦ったりハシゴを落としたりをやり始めた。


 「これでも喰らえ!」


 俺はと言うと身につけているMK3A1グレネードを全部城壁の下に投げた後に、背負っていた IWI ACE31 を構えて飛んでいる魔鳥を撃ったり、登り切ろうとしている魔物の身体を撃ち抜いた後にハシゴの下に向かってフルオートで撃ち込んだりしている。


 「ハァッ!?」


 ネネちゃんも投げナイフを投げて魔鳥を倒して、近づいて来る魔鳥は短刀で切り裂き倒す。


 ネネちゃんもやるなぁ。


 「うわぁああああああっ!? 助けてくれぇっ!!」


 近くで叫び声が聴こえて来たので、そちらに顔を向けると冒険科の男が魔鳥に襲われていた。なのでそちらに銃口を向けて撃ち、魔鳥を倒して男を立たせる。


 「大丈夫?」


 「あ、ああ。ありがとう、助かりました!」


 「まだ数はたくさんいるから、油断しない様に!」


 「はいっ!」


 俺の掛け声に勇気づいたのか張り切って戦いを再開する。その間に一人の兵士がこっちに向かって走って来て、大声で話し始めた。


 「兵士の方が苦戦している! 誰か迎えられるヤツはいるかぁ!?」


 「こっちも一杯一杯なんだよぉ! 自分達でなんとか出来ないのか?」


 「頼む、魔物が城壁の上までやって来ているんだ!」


 「なっ!? その事を先に説明してくれ!!」


 どうやら兵士達が守っている方は、守りを突破されてしまったらしい。


 「私と連れが行って来ます!」


「なにを! いや待てよ。そうだ、彼女が行けば・・・・・・向こうが終わったら、こっちの方に戻って来てくれ!」


 「分かりました! ネネちゃん、行くよ!」


 「了解しました! お姉様ぁ!!」


 俺はMG42を背負った後に兵士に近づく。


 「その場所まで案内して!」


 「こっちです! ついて来てください!」


 兵士を筆頭にネネちゃんと共に城壁を走って向かう。その途中で兵士が走りながら指をさしたのだ。


 「破られたのはあそこです!」


 兵士が指を指している方向を見つめて見ると、城壁の上で兵士がこれ以上侵入されない様に盾でバリケードを張っていた。


 「このままじゃ街の中に侵入されてしまう! 急がないと!」


 「はいっ!」


 急いでバリケードが張っている場所までやってくると、盾を持っている人達に話しかける。


 「すみません、バリケードに隙間を作って貰えませんか?」


 「なにを言っている! 今そんな事をしたら・・・・・・アナタ様は!」


 「私ならこの状況をなんとか出来ます。だから私を信じて少しだけ隙間を作ってください」


 「・・・・・・分かりました。アナタ様のそのお言葉を信じます」


 「今ご用意するので少々お待ちください。ネネちゃん。護衛をよろしく!」


 「了解です、お姉様!」


 背負っていたMG42を念の為にリロードをした後に盾と盾の間に立って構えた。


 「準備が整いました。そちらのタイミングにお任せします!」


 「分かった三秒合図で隙間を作るぞ! 三、二、一、今だ!」


 隙間が出来た瞬間、トリガーを引き目の前にいる魔物から無慈悲な弾丸の雨を叩き込んでいく。


 『お、おお〜〜〜・・・・・・』


 周囲にいた兵士達も俺が次々と魔物を倒していく姿を見て、目を見開いて驚いていた。


 「・・・・・・掃討完了。良かった。人には当たらなくて」


 俺のその言葉を聞いた兵士達は歓声を上げたのだが、四人の子達だけが違う表情をしていた。


 「あれって、銃・・・・・・だよね?」


 「あ、ああ。確かに銃だ」


 「あの人って、もしかして?」


 「ああ、俺達と同じ世界の人なのかもしれない。き、聞いてみよう!」


 彼らはエルライナに駆け寄るのであった。

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