45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第634話 捜索に協力してくれた、下位の精霊


「ええと・・・・おっさんのアイテムに宿るんだよね?元々精霊が宿るために作ったアイテムなんて、もう皆宿ってると思うんだけどね・・・・」

「その事でしたら心配には及びませんわ。下位の精霊は、消費する魔力も少ないですし。」

「そうなのかい?じゃあ・・・・どうしたらいいのかな?おっさん確かに複数の精霊がこう、おっさんの周りに・・・・まとわりついてる感覚があるんだけどさ・・・結構な数っぽいんだけど?」

「まあ流石はマスターですわ!よくお分かりで・・・・」

「いやいやちょっと待って?いくらなんでもいすぎじゃない?流石にこんなにアイテム・・・・ないよ、多分。」

一寸冷静になってみようか?

おっさんがスキルを駆使し造ったアイテムって・・・・何があったっけ?
まずはそうだな・・・・武器か・・・・
武器に関しては、精霊用の剣を打ったからなあ・・・・
あるのはおっさんシリーズか?

おっさんシリーズと言えば・・・・
防具もそうなんだよね・・・・
防具というか、服?
服に防御力を、快適性能を付与したの。

あ、後はあれだな、カバン。
収納かばんだな。

それに・・・・ゲートかあ・・・・
もしかして剣以外ではゲートが一番作ったんじゃないかな?

むむ・・・・そう思うと結構あるなあ?
だけど、ゲートに宿ってどうするんだ?
その場に固定になっちゃうよ?

うーん・・・・他にあったっけ?
あ、プレートとかだなあ?

それと・・・・いやあ、思い出せないなあ?
作ったとして、手元になければもう訳わからんレベルだよね?

「マスター?まずはそのマスターの装備品のうち、まだ精霊が宿っていない品に精霊が宿る事にしましょう。」

いやいや宿ってどうなるの?

「なあ和佳・・・・そんな・・・・服に精霊が複数宿って、どうなっちゃうんだい?」

「ええと特にはどうもなりませんわ。マスターはかなりの魔力の持ち主ですし、下位の精霊の10体、20体が宿ったところで、どうともならないと思いますわ。」

「それはおっさんの事だねえ?ちなみにその精霊がそんな風に宿るメリットは?」

「マスターのおそばに居続ける事で、マスターの魔力を得る事が出来ます。そして、その魔力で自身を高める事が出来ますわ。」

「ええとその・・・・自身を高めるって何?」

「そうですわね・・・・精霊の格が上がりやすくなりますわ。」

「ええ・・・・おっさんの魔力を得たらそんなになるの?ちょっと安易すぎない?」

「いえ。そこは彼女らの頑張った結果ですから。」

「ああそうだよね・・・・かなり調べてもらったんだよね?」

「恐らくは・・・・」

だけど実情は・・・・
【ねえどうしよ?実際そんなに調べてないよね?】

【ええ・・・・だって予め教えてもらった場所にいたしね?】

【どうしよ?】
【・・・・そこは内緒で?】

・・・・いいのだろうか?

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