45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第498話 またベリー採ってるから、数人連れてきたよ

おっさん、カトリーンと話をしていたけど、気が付いたらもう全員いなくなってたよ。
皇帝が暴走中・・・・

きっと周りは振り回されてるんだろうな・・・・

仕方がないので、カトリーンと2人で出発したんだけどね・・・・

81層・・・・誰も居ない・・・多分此処薬草エリア。

「なあ・・・・ここたぶん薬草エリアなんだよ・・・・」

「そのようじゃな・・・・」

「そしてこの下・・・・多分ベリー・・・・」

「きっと女子は皆そこにおるじゃろうな・・・・」

「泣いていい?」

「我の胸でよければいくらでも泣くがよい。」

おっさんカトリーンの胸に顔うずめちゃったよ。何故か頭を撫でてくれるよ。

「下から何人か連れてこようかな?」

「どうしたのじゃ?」

「だってね・・・・多分このダンジョン最後の薬草エリア・・・・今後の事を考えると、出来れば希少な薬草確保しときたいんだよね・・・・エリ草だっけ?」

「うむ・・・・わかったのじゃ、何とか数人連れてこよう・・・・なるべく採取スキルのレベルの高いのを連れてくる。」

そう言ってカトリーンが消えた・・・・
カトリーンの眼が怪しく煌めいていた気がしたけど、きっと気のせいだろう・・・・おっさん疲れてるのかな?

という事はおっさん、ここで採取確定なのね・・・・

おっさん周りを見ながら、希少な薬草がないか鑑定で調べるんだけど、出ないんだよな・・・・

おっさん独りで地味に採取していると・・・・

カトリーンが戻ってきたよ・・・・
あ、何故かウェンディも。

「あ、ごめんね、皇帝のお守りに行ってたから・・・・お腹いっぱい・・・・」

・・・本当はベリー食べ過ぎたんだろう?

「あ・・・・ごめんね・・・・・ちょっと・・・・お花を・・・・う・・・・」

家?休憩所へダッシュするウェンディ。
あれは果物食べ過ぎて、腹下したな・・・・?

そして・・・・若い女性を3人程連れてきてくれたよ、カトリーンは。

「主よ、特に良いのを引き当てておった3人を連れてきたぞえ。」

「おお!それは助かるよ!あ、3人供工房の人かな?」
おっさん、最近特に工房の人員が多くて、流石に全員の顔はわからないんだよね。

「は・・・・はい!そうです!私達ウェンディさんに、果物採取するように言われてゲートでやって来たんです。」

1人がそう言ってくれる。

「それはすまないね。もう何回か来てるの?」

「はい!私達3人は、同じチームで、このダンジョン、3回目なんです!」

・・・・チームって何?パーティメンバーになってる?

「そうか・・・・ええとね、シラカワ商会の今後を考えるとね、あ、此処は薬草が採れるんだけど、薬草、それも希少なのを探してるんだよ。ここのダンジョンの最後の薬草エリアとおっさん思ってるからね、出来れば君達にも探してもらいたいんだよ。」

3人顔を見合わす。
「ええと・・・・私達薬草を、見た事が無いと言いますか、知らないのですが・・・・」

・・・・どうするか・・・・教えるか?

「じゃあ、少し教えながら採ろうか。将来君達も色々採れたほうが役立つからね・・・・」

こうして即席だけど、採取は3人供持ってるからまあいいか?
薬草についてレクチャーする事になったよ。

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