閉じる

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第488話 クィンシー今更ながら浄化魔法を覚える

おっさんとクィンシーがクラーケンを仕留めた頃、他のメンツが現れた。

「うわ!きも!」

「何ですかこの吸盤・・・・」

女性陣には不評なようだ。

そういえば、たこって日本では当たり前に食するけど、ヨーロッパって、今は知らんけど、昔は悪魔って言われるほど嫌われてたって記憶してるんだけど、どうだったかな?

そして・・・・

「うわ、何で真っ黒なの?」

・・・仕方ないじゃないか!クィンシーが助けを求めてきたから、スパッと足をね、切ったら・・・・

おっさんとクィンシー目掛けて、このたこ君は墨を吐いたんだよ!

おっさんこれはやばいと思い、咄嗟にゴーグル装着したけど・・・万が一墨吐かれると困るなと思ったからね・・・・用意はしてたんだよ。自分が助かった後。

で・・・・この後、剣でスパッと仕留め・・・・

丁度その頃、他のメンツが現れたんだよ。

これ中々凶悪だよな・・・・

墨で視界をやられ、吸盤で拘束され、足で締め付けられたら・・・・

さらに周りはマグロが高速回遊してるし、それにぶつかっても・・・・

これはあれだな、この階層からは絶対上級者以外立ち入り禁止・・・・
そもそも65層のボスを突破できるか怪しいけど。

何やらオーク以外もいた気がしたけど、ウェンディとエルヴィーラが瞬殺してくれてたからね・・・・

おっさん浄化で綺麗にしたよ。
元々黒い服着てるんだけどね。

「俺にも浄化してくれよ!」

「自分でしろ!」

「・・・・俺は魔法苦手なんだよ!」

・・・・あれ?そういえば・・・クィンシーが魔法使ってるの見ないな?

今まで剣で戦ってる姿以外・・・・見てないな?そうか・・・・あいつは魔法がねえ・・・・

「浄化ぐらい覚えておいた方がいいぞ?何だったら教えようか?」

おっさんクィンシーがどういう反応するか見て見たら・・・・
「うーん・・・・俺、覚えられっかなあ?」

自信がなさそうだった・・・・

「あ、浄化な、風魔法と水魔法が無いと使えんのだよ。どっちも扱えないのか?」

「いや・・・水魔法は使えるな。万が一飲み水が無いと困るから、そこは取得した。」

「じゃあ風魔法は?」

「俺はウェンディ達とパーティ組んでただろ?ウェンディが絶対に風魔法覚える状況にしてくれなかったんだよ!」

「・・・・とことんウェンディと相性悪いな!まあいい・・・・ほれ、短時間で覚える事ができると思うぞ?」

おっさんクィンシーが風魔法を扱えるまで教えたよ・・・・

まあ、低レベルならあっという間に扱えるようになったんだよな。

「おお!これでスカートふわっと捲れるんじゃね?」

それ止めといたほうがいいぞ?

「だからクィンシーに教えたくなかったのよ!このけだものが!」

・・・・言わんこっちゃない・・・・

まあ、暫くして、クィンシーは自分で浄化の魔法使ってたよ。

「おお!すげえな浄化!これで風呂入らなくっても・・・・」

「うがあ!ちゃんと綺麗になっときなさいよ!」

ウェンディにはたかれてるクィンシーだった・・・・

「45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く