45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第466話 クィンシー、切れる?

おっさんクィンシーに別にどうこうというつもりはないんだけどさ、何だかね、何を隠してるんだ?って気になってね。

そう思ってたら・・・・あ!あの休憩所から子供が数人出てきたぞ?しかもあれ?何やら見た事あるような装備?

「なあ、あれ、子供だよな、何でこんな所にいるんだ?」

そう呟いたんだけど、意外な事にクィンシーが反応してね。
「そ・・・・そういやあ、何処が間違ってたんだっけ?」

「あ、ああ、ちょっと待ってくれ・・・・あの子供が気になる・・・」

「あ、そうそう、思い出したんだけどな!報告入れた後にだな・・・」

何だ?えらくクィンシーが話してくるぞ・・・ってああ!どっか行ったじゃないか!
見失ったぞ・・・・

「・・・・何だよいきなり。それと、どういう事だ?」

「あ・・・ああ・・・ちょっと思い出してな、俺もほら、色々忙しいんだよ。だからな、報告を間違えると言うか、訂正するの忘れるってよくあるだろ?」

「いや、よくないな。こんな新たなダンジョンなんだ、報告はしっかりしないと、低レベル冒険者にとっては特に死活問題だと思うぞ。自分が行ける限界まで行きたいだろうが、見極めを、この報告のせいで見誤れば、命に係わるからな。それが分からないクィンシーじゃないだろ?」

おっさんは、思う所をクィンシーに語ったよ。
いつの間にか妻’Sや皇帝なんかも何事だ?
と周りに集まってるし。

だがそこで・・・・ナターリヤがげろった。

「なんだクィンシー、あの子らの事だろ?あいつ等なら問題ないだろ?」

「あ!内緒なんだから黙ってろよナターリヤ!」

「そうだったのか?クィンシー、奴らに色々教えてたじゃないか、私まで巻き込んで。」

・・・・なんだ?
ナターリヤも関わってるのか?
この2人と以前パーティを組んでいたウェンディ、エルヴィーラに確認してみるが・・・・
「なあ、何の事言ってるか2人は知ってる?」

「いえ・・・糞兄貴の事は存じませんわ。」

相変わらずクィンシーの事に関しては、エルヴィーラは対応が雑だな。

「そういえば、ダンジョンの外で子供が出入りしてるって噂があったけど、あの子たちかしら?」

ウェンディもあまり知らないようだな。

「あ・・・・あいつらああ見えてもう15なんだ!」

・・・クィンシーが切れた。

「はあ?どう見ても10歳ぐらいだろ?」

どう見ても小学生だぞ?中学生というか、高校生?に見えなかったからね。
男の子でも、大きくて150センチ無かったぞ?女の子は120センチぐらい?そう見えたんだけど?おっさんが・・・ああ、カバンだ!あの子らにカバン渡したんだよな?
その時だよな・・・あの子らと接触したのって?あ、カバンどうしたんだっけ?渡したんだったか?
だが気になるな・・・あれで15歳?

          

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