45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第465話 なんだかおかしいぞ?
肉に満足したので、次の階層へ。
何だっけ?また鉱物?
3層は鉄だったけど、今度は何が出るのか?
で、28層・・・・わからん・・・・
見た目ただの岩。だけど、やっぱり鉄が含まれてるっぽい。
この階層の方がいいのがドロップするはずなんだけど、どうなんだ?
鉄の含有量が多いとかそんなのかな?
まあ、適当にサンプルだけとって、さっさと上に行こう。
ま、サクッと進まないと。で、29層、またゴブリン。
ただ、数が多いな。6匹ぐらいで行動してる?それと・・・うーん、何か違うような・・・・
おっさん、何が違うのか見極めようとしたんだけど、気が付けば、ゴブリンはいなくなっていた。あれ?
「こんなのどうでもいいから、さっさと行こ?」
ウェンディ・・・・こんなのって・・・・
「何か強かったよ、とか無かったのかい?」
「え?こんなの雑魚よ雑魚。」
・・・そりゃあウェンディほどのレベルならそうなるか。
仕方ないので、ゴブリンは無視してボス部屋へ。
ゴブリンがわんさかと思ったら・・・・ええと何だっけ?一つ目の巨人。
サイクロプス?あれが・・・5体と、一回り大きなのが1体。
見た目強そうだなあ?こん棒とか装備しちゃってるし。
あれで殴られたら痛いだろうなあと思いながら見ていると・・・
「少しはましなのが出てきたじゃねえか!よっしゃあ!」
とか言いながら、皇帝が向かって行っちゃったよ。
まあ・・・・おっさんソード(仮)装備しているし、服も凄い防御力なはずだから、放っておいてもいいだろう?
おっさんじっと見てたけど、あ!やりやがった・・・・
「うりゃああ!」
武器の力を思いっきり使いやがった・・・・
「おおお!すげえな相変わらず。」
サイクロプスは跡形もなく消し飛んだよ。
「なあ・・・・何かドロップするかもだから、自重しろよ!」
「いいじゃねえか、少しぐらい。」
そう思うなら武器の力に頼らず、普通に攻撃しろよ!
まあいいか・・・・ぼちぼち進むか?
そして進んで、また建物か。
この辺りにも休んでいる冒険者がいる。
うーん・・・・話と違うな?
もっと低い階層しか活動していないんじゃなかったのか?冒険者。
元々報告してくれたのは、クィンシーなんだよな・・・・
「なあクィンシーさんや。」
「へ?ええとな・・・・何かなシラカワさんや。」
「何か隠してない?」
おっさんがそう聞いたら、一瞬ビクッとしたね?
「ナンノコトカナ?」
何故カタカナに・・・・
「なあ・・・・もっと低層しか冒険者入り込んでなかったんじゃなかったか?どう見てもそこで休んでるよな・・・・」
「ああ?そうみたいだな・・・・きっと誰かが先陣切ってるんだろ?」
「そう?それと・・・何だかこの報告、間違いが多いんだけどな・・・・?」
「ソウデスカスイマセンナオシマス」
怪しい・・・・別に何か隠しててもいいんだけどさ・・・・
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