45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第461話 皇帝が、色々説明してくれる?

皇帝が大量と言っても、実際おっさん的には、そんなにあるようには思えないんだよね。
何故って?皇帝はこういった希少な鉱物に関して、独占する立場なので、よく分かっているんだけど、おっさんはそんな事知らないからね。

ぶっちゃけ、この岩を切り取って、1メートル四方の立方体に、どれだけのミスリルが含まれているのか?それが多いのかどうか知らない訳で。何かで見て皇帝は気が付いたらしい。

「そうなのか?」

「ああ・・・お前の所にミスリル出るだろ?あれの5倍ほどの密度で埋蔵されてるぞ、多分。」

5倍って・・・・じゃあここで沢山掘ってしまえば、あっちは掘らなくても?

「それだがな、此処はダンジョンだろう?しかも・・・・23層だっけか?収納カバンがりゃあ問題ねえが、そうでなければ外の山のミスリルの方が、儲かるぞ。」

「あ・・・運搬の手間か・・・・」

「そういうこった。結局ミスリルを取り出す工程は、密度に関係なく発生するからな。そこにはさほど費用に差は出ねえ。出るのは・・・・そこまで運ぶ手間だ。確かにここのダンジョンの方が、ミスリルのインゴット1本分当たりの運ぶ総量は少ないだろう。だが・・・・工場へ運ぶ手間がな・・・何せ、山のなら、すぐ近くに建物を用意すれば済む話だが、此処はそうはいかねえ。」

珍しく皇帝がまともな事を言ってる・・・・

だがまあ、言いたい事はわかる。

「ま、サンプルで少し取ったら、下に行くんだろう?」

「ああ、そうなるな・・・」

で、結局皇帝は何もしてくれないんだよな・・・
後ろでふんぞり返ってやがる・・・少しはやれよ!

ま・・・・魔法でスパッと岩切って、適当にカバンに放り込むだけ。

大した手間じゃないんだけどな。

しかし・・・・結局ダンジョン産の鉱物と、山とかから出る鉱物の差って、こう言った含有量の違い?

ま・・・それを検討する、確認するのはおっさんじゃないから、深く考えるのは止めとこう。

で、暫くしてから24層に降りた・・・・

すると、何と女性陣が凄い勢いで魔物を仕留めていく。

「てめえなんざ!とっととくたばりやがれ!」

・・・・久しぶりに?見たエルヴィーラの普段の猫をかぶってない戦闘。

すげえ勢いだ・・・・

「男も嫌だけど、 貴女方サキュバスの方がもっと嫌!くるなあばずれがあ!」

ウェンディ、男が嫌いなんだよな?相手は女・・・・?メス・・・・?

「何かすげーな・・・・」
「ああ・・・色々凄いんだけど・・・・あれ何?」

おっさん、皇帝と、ただただ女性陣の戦う姿を眺めていたよ。

ちなみにリューク君の良い人、エリザヴェータは、おっさん達の近くで、近づくその魔物を蹴散らしてくれてる。

で、女性陣が仕留めているのは、サキュバス。所謂女性の淫魔だな。
服着ているけど・・・・すんごいスケベなの着てるんだよ。なまじ見えそうなので・・・大事な部分が。常に見えるのよりも、かえって男心をくすぐると言うか・・・・
なので女性陣は凄かった・・・・

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