45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第452話 いよいよ新たなダンジョンに入る

さて、前回来た時には、中に入らなかったわけだが・・・・

今回は違うぞ?

クィンシーは下層まで行ったらしいが・・・・あ?具体的にどこまでとか聞くの忘れた。
まあいいか。


で、ダンジョンの前にやって来たのだが。

「おう!ここが入り口か?えれえ賑やかじゃねえか!」

皇帝がそう言うが・・・そうなのだ、賑やかなんだよ。

何かね、既に小さな町になってるんだよ。

元々は、領地の館がある街の外れだったから、何もなかったんだよ?

それなのに、いつの間にか飲食店があるし、宿もある。ああ、酒場もあるな。

それに・・・・出張ギルド?なるものがある。
何じゃそりゃ?というか、この前なかったよね?

「なあシラカワ・・・・何でこんなにガキが多いんだ?」

「そんな事言われてもな・・・・」

前回もそうだけど、子供が多いんだよね。

何人もの子供が、走ってダンジョンに入っていく。

そして、それと同じぐらいの人数がダンジョンから出てきた。

カバンに色々入れているのか、とにかくすごい荷物。収穫したのかな?
で・・・ギルドの中へ入っていく。

あ、そうか。ここで買取してるのか?

「ねえ旦那さま、何だか沢山の子供がいるけど、安全なのかしら?」

ああ、ウェンディはここ初めてだっけ?

「あれ?ウェンディは中に入った事ない?」

「ないわよ。結局前回は別のダンジョンに向かったじゃない。」

ああそうでした。

「シラカワ公爵、此処は人が多いですが、ダンジョン内はどうなのでしょうね?」

リューク君が聞いてきます。

「ああ、そうだね・・・・まだ入った事ないから、分からないね。皆安全にダンジョン内を探索できているといいのだけどね。」

まああの前回、子供から収穫物を巻き上げていた阿呆な輩がいたからね・・・・ああいった類の輩がもうこれ以上でない事を願うのみだね。

そして、まあ一度ダンジョンに入ろうかという事になって、向かおうとしたら・・・・

「あ!」

うん?何か声が聞こえた?

そう思ったら、何やら派手な格好をしている子供の一団が、ダンジョンに入って行ったよ。

あれ?何か見た事のあるような衣装だったような・・・・?

気のせいだったのかな?うーん・・・・?
歳を取るとなかなか見え難くなるんですよ。記憶もあやふやになっちゃうし。

まあいいでしょう・・・・その内思い出すだろうし。

で・・・ダンジョンに入ると・・・広い!広いぞこれ?

何せ目の前に広がる空間は、奥行きが分からないほどあり、無数の木が生えている・・・・果樹園?

そのうちの一つに近づくと・・・・

上の方に、果物が生っていた。

成る程・・・・ここは果樹園ですか?

で・・・・気が付けば女性陣が居なくなっていた・・・・


見ると、もっと奥で果物?を採取して居る女性陣の姿が・・・・

いつの間に?

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