45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第363話 招かざる何者かの襲来

ここでひとつ、この場の皆が見落としていた事があったのだが・・・・
突然の異常事態に誰も気が付かないまま事は進んでいく。
・・・・
・・・
・・




大塚さんが無事に向こうへ戻れたので、大塚さんと共に救出した2人も順次送っていく。
しかし・・・・
何が起こってるんだ?こうも建物が揺れると心配するな。

そして・・・・
”二人とも無事だよ。親御さんが泣いて抱きしめてる。”
と返事が。
ふー無事に到着したか。
そう思いながら香苗ちゃんを見ると、娘に言い聞かせているようなんだけど・・・・
まだ小さいから理解できてないようで
「かーちゃん行かないで―」
と言って香苗ちゃんに抱きついて泣いてる。
下の子供はそもそも訳が分かってないようで、楽しそうに笑ってるよ。
さてどうするか・・・

「だん・・・・白河さん、ゲートはやっぱり一人ずつ?」
「うーん・・・・大きさ的には数人同時でもいいんだけどね・・・やった事ないから、どうなるか分からないんだよね。以前ゲートの向こうから化け物が数匹同時にやってきた事はあるんだけど・・・・」
「子供、どうしようかって。私から離れたくないみたいなの。」
そう香苗ちゃんが言うと、カトリーンが
「主よ、ゲートは意識がなくてもよいのであろう?なら任せてほしいのじゃ。」
「うん、それはいいんだけど・・・・何するの?」
そう言ったんだけど、カトリーンが何やら唱えたら、2人の子供・・・・幼児はその場でぐたっとしちゃったよ。
「少し眠ってもらったのじゃ!香苗殿、すぐに起きる故安心してたもれ。単に眠っておるだけじゃ。」
「あ・・・・ありがとう?じゃあ一人ずつ寝かせればいいのかしら?」

香苗ちゃんがそう言い終わった途端、書斎の扉が吹き飛んでね。
あ、これやばい奴や。咄嗟に間に合わないと思ったおっさん、危険があるけど思い切って3人同時に送る事に。
「香苗ちゃん悪いけど今すぐ転送するよ。そのままゲートに!一応危険はないと思うけど、時間がない!後で向こうで!」
「う・・・・うん・・・・」

兎に角時間がないから、すぐに操作をしたよ。

香苗ちゃん達を送る操作をしたら、招かざる客?がおっさんに話しかけてきたよ。

「お主がここの主か!お主さえおらねば、我がこんな所まで来る必要がなかったものを・・・・」

えーどちらさん?とか思ったら、おっさんの方に誰かを投げ飛ばしてきたよ。
あー死んでる?
そう思ったけどまだ息がある。あーエルヴィーラごめんよ。投げ飛ばされたのはエルヴィーラだったよ。
「うっ・・・・旦那さま・・・・守る事かなわず・・・・申し訳・・・・」
「今回復させるから・・・・」
あ、スキルがない。仕方ない・・・・スキルを元に戻そうか。
そう思ってたら、カトリーンが対峙してくれて。

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