45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第287話 メーネアとの話し合い
さて、メーネアとウェンディを別室に連れてったんだけど・・・・
何をどう言おうか・・・・
おっさんがそう思って思案してたんだけどね、それはメーネアも同じだったのか、しばらく沈黙してね・・・・
勿論ウェンディも何も言わなくてね・・・・
気まずい・・・・
そんな微妙な空気が漂ってたんだけど、そんな時にドアがノックされてね。
「旦那様、お飲み物をお持ちいたしました。」
そう言ってマルスリーヌが入ってきたよ。
いやー正直助かったよ。
このまま沈黙のまま押し黙った空気感が漂いそうだったからね。
「お、気が利くね!ありがとうマルスリーヌ。」
「いえ、正直なところ、旦那様とメーネアさまの表情を見ましたところ、おそらく気まずい感じになるのではと思い、少し空気を変えようかと思いまして。」
「流石はメイドの鑑。よく気が付くねえ。」
「勿論です。いかに主人に快適に過ごしていただけるか、これがメイドの・・・この場合メイド長ですね、の役割ですから。」
ちょっと話のきっかけができそうだよ。まだ頭の中では考えがまとまってないけど。
「マルスリーヌ、ありがとう。相変わらずのメイドぶりですね。しかし、貴女もメイドとはいえ側室。侯爵である旦那様の妻なのですから、メイドは別の者に任せてもよいのですよ?」
「メーネア様それはいけません。私は旦那様とはメイドの立場で知り合ったのですし、このような立場になれたのも、メイドとして旦那様と接したからなのですから、今後もメイドとしてお仕えしたいと思ってます。」
「そうですか・・・・それでは、仕事中はメイドとして、それ以外は妻として接して下さいね。」
「畏まりました、メーネアさま。」
そう言ってマルスリーヌは引き下がっていったよ。
そして折角持ってきてもらったコーヒーを飲みながら少し落ち着いてね。
やっと落ち着いてきたからメーネアに声をかけたよ。
「色々すまないね、メーネア。君の国の事とはいえ、おっさんインダルチャンス王国に対しては全くもっていい印象ないからさ、どうしても対応雑になるんだよ。」
「仕方ありませんわ、旦那様。私も旦那様の立場なら、きっともっとひどい対応をしたと思いますわ。」
「よく耐えたと思うわ、旦那様。私もインダルチャンス王国の出身だけど、あそこの国王酷かったからね。あ、メーネアさま、御父上を酷く言って申し訳ないのだけれど、悪女にそそのかされて国を傾けてしまうなんて言語道断だし!しかも傾国の美女って感じならいいけど、ちょっと顔が良いだけの性格悪すぎる女に引っかかるなんて、国王としての自覚なさ過ぎたのよ!!」
どうやらウェンディ嬢は元国王のガーベージ3世だっけ?にご立腹のようだ。
まあおっさんもそう思うけどね。
もっとましな女だったらよかったのに、あの女。もう二度と会うことも無いからいいんだけどさ。
しかし、あんなのに国を任せっきりにしてしまった家臣も、それを許した国民もどうかと思うけど、先ず家臣も腐りきってたからなあ。
それに国民がどれだけ意見を言える国だったかは、おっさん知らないから無責任な事は言えないんだけどさ。
兎に角元国王夫妻は酷すぎた。
「まああんな奴もう忘れよう。それよりも今後どうするかだよ。」
「はい、旦那様。私はレティシア達にインダルチャンス王国の女王になってほしいと言われましたが、正直もう国に未練はありません。あの時私は旦那様に助けられなければ死んでいました。なのでインダルチャンス王国の王女であるメーネアはあの時死に、今はセアリアス帝国侯爵のシラカワさまの妻という別の人物だと思っております。」
・・・・うーん、あれを助けたというのだろうか、正直疑問に思う事もあるけどね。あの時メーネアがいなければおっさん脱出できたか疑問だしね。
それにしても、メーネアは出身国に対して未練がないか・・・・どうすっかな・・・
「じゃあ断るのかい?メーネアの気持ちはわかるし、ここまでの道のりを考えれば理解できるけど、インダルチャンス王国の国民はどう思うかだよね・・・・」
「国民は確かに私が唯一の王族の生き残りですから女王として国を治めて欲しいのかもしれません。しかし、メーネア王女はもう死んだのです。」
「そうだね、たしかにあの時メーネアの気持ちとしては王女の立場は殺されたんだろう。けど、本当にそれでいいのかい?」
・・・・あれ?おっさん何言ってるんだ?メーネアがああ言ってるんだからいいじゃないかって思ってるんだけど、いざ口に出すと反対の事を言ってしまった・・・・
何をどう言おうか・・・・
おっさんがそう思って思案してたんだけどね、それはメーネアも同じだったのか、しばらく沈黙してね・・・・
勿論ウェンディも何も言わなくてね・・・・
気まずい・・・・
そんな微妙な空気が漂ってたんだけど、そんな時にドアがノックされてね。
「旦那様、お飲み物をお持ちいたしました。」
そう言ってマルスリーヌが入ってきたよ。
いやー正直助かったよ。
このまま沈黙のまま押し黙った空気感が漂いそうだったからね。
「お、気が利くね!ありがとうマルスリーヌ。」
「いえ、正直なところ、旦那様とメーネアさまの表情を見ましたところ、おそらく気まずい感じになるのではと思い、少し空気を変えようかと思いまして。」
「流石はメイドの鑑。よく気が付くねえ。」
「勿論です。いかに主人に快適に過ごしていただけるか、これがメイドの・・・この場合メイド長ですね、の役割ですから。」
ちょっと話のきっかけができそうだよ。まだ頭の中では考えがまとまってないけど。
「マルスリーヌ、ありがとう。相変わらずのメイドぶりですね。しかし、貴女もメイドとはいえ側室。侯爵である旦那様の妻なのですから、メイドは別の者に任せてもよいのですよ?」
「メーネア様それはいけません。私は旦那様とはメイドの立場で知り合ったのですし、このような立場になれたのも、メイドとして旦那様と接したからなのですから、今後もメイドとしてお仕えしたいと思ってます。」
「そうですか・・・・それでは、仕事中はメイドとして、それ以外は妻として接して下さいね。」
「畏まりました、メーネアさま。」
そう言ってマルスリーヌは引き下がっていったよ。
そして折角持ってきてもらったコーヒーを飲みながら少し落ち着いてね。
やっと落ち着いてきたからメーネアに声をかけたよ。
「色々すまないね、メーネア。君の国の事とはいえ、おっさんインダルチャンス王国に対しては全くもっていい印象ないからさ、どうしても対応雑になるんだよ。」
「仕方ありませんわ、旦那様。私も旦那様の立場なら、きっともっとひどい対応をしたと思いますわ。」
「よく耐えたと思うわ、旦那様。私もインダルチャンス王国の出身だけど、あそこの国王酷かったからね。あ、メーネアさま、御父上を酷く言って申し訳ないのだけれど、悪女にそそのかされて国を傾けてしまうなんて言語道断だし!しかも傾国の美女って感じならいいけど、ちょっと顔が良いだけの性格悪すぎる女に引っかかるなんて、国王としての自覚なさ過ぎたのよ!!」
どうやらウェンディ嬢は元国王のガーベージ3世だっけ?にご立腹のようだ。
まあおっさんもそう思うけどね。
もっとましな女だったらよかったのに、あの女。もう二度と会うことも無いからいいんだけどさ。
しかし、あんなのに国を任せっきりにしてしまった家臣も、それを許した国民もどうかと思うけど、先ず家臣も腐りきってたからなあ。
それに国民がどれだけ意見を言える国だったかは、おっさん知らないから無責任な事は言えないんだけどさ。
兎に角元国王夫妻は酷すぎた。
「まああんな奴もう忘れよう。それよりも今後どうするかだよ。」
「はい、旦那様。私はレティシア達にインダルチャンス王国の女王になってほしいと言われましたが、正直もう国に未練はありません。あの時私は旦那様に助けられなければ死んでいました。なのでインダルチャンス王国の王女であるメーネアはあの時死に、今はセアリアス帝国侯爵のシラカワさまの妻という別の人物だと思っております。」
・・・・うーん、あれを助けたというのだろうか、正直疑問に思う事もあるけどね。あの時メーネアがいなければおっさん脱出できたか疑問だしね。
それにしても、メーネアは出身国に対して未練がないか・・・・どうすっかな・・・
「じゃあ断るのかい?メーネアの気持ちはわかるし、ここまでの道のりを考えれば理解できるけど、インダルチャンス王国の国民はどう思うかだよね・・・・」
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「そうだね、たしかにあの時メーネアの気持ちとしては王女の立場は殺されたんだろう。けど、本当にそれでいいのかい?」
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